必勝法

 

 

(1)初めに
 ここでは必勝法を紹介するが、これを用いると作戦を考えることなく戦闘で楽勝でき、ゲームがつまらなくなる可能性が高いので、時間がなく早くエンディングを見たいというのでなければ、使用しない方が良いだろう。尚、必勝法はゲーム開始直後より準備をしなければ効果はないか小さい。また序盤では効果が小さく、対董卓戦では通常プレイよりも苦戦する可能性が高い。序盤の5~6戦を過ぎた辺りから効果が大きくなり、中盤以降は絶大な効果を発揮する。

 

(2)レベル操作
 この必勝法を思い付いたきっかけは、青シナリオの最終決戦で出陣部隊を変更したら敵部隊のレベルも変わっていたのに気付いたことであった。その後色々と試してみて、自軍出陣部隊の平均レベルと敵軍及び友軍のレベルが相関関係にあり(両者のレベルは、一流武将や一般部隊同士ではそれぞれ同じである)、前者が高ければそれに応じて後者も高くなり、前者が低ければそれに応じて後者も低くなるという現象が確認できた。ただ、両者は完全な比例関係にはなく、曹操のレベルなど他の要素も関係しているかもしれないと推測もしていたが、敵部隊のレベル決定に最大の影響を与えているのが自軍出陣部隊の平均レベルであることは確実だと思っていた。

 だが、改めて検証するとどうも違うようである。この攻略法もそのほとんどは改めて検証する前に書いたものなので、全面的に書き換えなければならないかと思ったのだが、敵部隊のレベル決定の要素を間違えて推定してしまったものの、そうも的外れな推測をしていたわけでもなかったので、出陣部隊間のレベル差を極端にし、そのために飼い殺しを行うという必勝法の基本原則は改める必要は全くないこと確認できたので、一部を修正して用いることにする。

 では、敵部隊のレベルは何を基準に決定されるのかというと、どうも出陣している自軍部隊のレベルのようである。当初私は出陣している自軍部隊の平均レベルにより敵部隊のレベルが決定されているのではないかと思ったがそうではなく、各部隊のレベルが敵部隊のレベル決定に大きな影響を与えているようである。だから、工夫すれば敵部隊のレベルをある程度自由に設定することができるわけで、ネット上ではレベル操作という言葉がよく用いられていたので、ここでもこの言葉を使用することにする。

 恐らく製作者側は、レベルを上げすぎて攻略が容易になったり、逆にレベルがなかなか上がらず攻略が不可能になったりするのを避け、誰がやっても同じような難易度にするためにこのシステムを採用したのだろう。レベル操作は製作者側の意図を逆手に取ったテクニックなのだが、勿論、私も製作者側の意図を逆手に取ろうとしてそこから必勝法を導き出したのではなく、これは必勝法に気付いた後推測できたことなのである。

 

(3)自軍出陣部隊のレベルと敵部隊のレベルの相関関係
 では、両者の具体的な関係はどうかというと、下の表に示した通りである。平は自軍出陣部隊の平均レベル、般は敵軍一般部隊のレベルを指す。出陣部隊の数字は部隊のレベル、丸囲みの数字は出陣部隊数である。一流武将は二流武将より2、一般部隊より6上のレベルとなる。尚、黄巾賊と食糧隊と青シナリオ濡須口の戦いの一部の海賊部隊は例外で、一般部隊より更にレベルが低くなる。また二流武将よりも更に2レベル下の三流武将もおり、今のところ確認しているのは劉禅だけである。言うまでもなく、私のHNはこの人に由来しているのだが、能力といい台詞といい如何にもダメ人間といった感じで、私がHNとして使用するに相応しいと言える(笑)。

自軍出陣部隊の構成

10.83

1

50① 3⑤

12.70

4

50① 35① 10① 9① 8① 3⑤

18.92

9

50③ 35① 10① 9① 8① 3⑤

21.31

14

50④ 35① 10① 9① 8① 3⑤

22.86

19

50② 48① 3④

25.13

22

50⑥ 35① 10① 9① 8① 3⑤

26.13

23

50⑦ 10① 9① 8① 3⑤

26.40

27

41① 38① 37② 36① 31① 28① 10① 3②

36.14

36

50② 48① 44① 42① 10① 9①

36.14

38

50③ 49① 48① 3②

50.00

48

同じレベルの部隊のみの出陣だと部隊数に関係なく敵部隊のレベルが決定される

 やはり、傾向として自軍出陣部隊の平均レベルが低いほど敵部隊のレベルが低いことが分かる。勿論、同じ平均レベルでも敵部隊のレベルが違うこともあるから当初の推測は間違いだったのだが、私が誤解してしまったのも無理はない(ダメ人間らしくみっともない言い訳をしておく)。私は数学が苦手なので、この結果から敵部隊のレベル決定の数式を導き出すことはできなかったが、平均の数値がほとんど同じでもレベルの高い自軍出陣部隊が多いほど敵部隊のレベルも高くなるようである。中途半端なレベルの部隊の出陣は避け、出陣部隊間のレベル差を極端にして低レベルの部隊を多めに出陣させると良いだろう。

 

(4)レベル操作の効果と準備
 レベル操作も、準備段階で誤るとほとんど効果がなくなる。これを効果的に行うには、ゲーム中で荀攸の言っていた「部隊を偏りなく鍛えろ」という曹操伝の原則とは正反対のことを行えば良い。
極端にレベルの高い部隊と低い部隊が混在するようにゲームを進め、出陣の際には両者の比率を1:2か2:3程度にして、後者は後方に待機させ、前者のみで敵を攻撃するのである。こうすれば敵部隊のレベルが低くなり、武具や防具も敵部隊のレベルに応じて決定されるので、部隊の能力はそれだけ低いものとなり、自軍の高レベル部隊と敵部隊との能力差が大きくなるので、恐ろしいくらい簡単に敵を撃破できる。建業侵攻戦も、上手くやれば6ターン程で勝てるくらいである。

 次にレベル操作の準備についてだが、レベルを高くする部隊は通常通り出陣させ、敵部隊を攻撃するなり策略を使用するなりして成長させれば良い。レベルの低い部隊に関しては、レベルを下げることはできないので、敵への攻撃や策略使用を行わせず、成長させなければ良い。これが飼い殺しである。飼い殺しにする部隊は敵に隣接させてはならない。敵に攻撃されて反撃を行い経験値を稼ぐ可能性があるからだが、攻撃や策略を受けても部隊の経験値は得られないので、反撃できないようにして敵に攻撃させたり策略をかけさせたりして防具の経験値を稼ぐというのは効果的な手法である。

 

(5)飼い殺しの具体的方法
 では具体的にはどの武将を飼い殺しにすると良いのかというと、それは序盤に登場する武将達である。その理由だが、配下となる武将の登場時点でのレベルは、自軍部隊の平均レベルか曹操のレベルにより決定されるようなので、後半に配下になる武将の登場時点でのレベルは必然的に高くなり、レベル操作の効果は序盤に登場する武将を飼い殺しにした時の方が大きいからである。

 この場合、頴川の戦いでは許子将のレベルアップの誘いを断り、曹操のレベルを3のまま留めておけば最初に配下となる6人もレベル3で登場するので、効果的なレベル操作が行える。また、ストーリー洛陽炎上では、次のストーリーで登場する荀彧のレベルを抑えるためにも董卓追撃を行わないを選択すると良いだろう。

 この6人と曹操を飼い殺しにすると大変効果的なのだが、曹操は部隊能力が全て平均して高く覇気をかけることができ移動力が高いし、夏侯惇は部隊の攻撃能力が非常に高く防御力と瞬発力も高いので、この2人は育てた方が良いだろう。それだけではなく、曹操が倒されるとゲームオーバーだし、夏侯惇も博望坡の戦いで倒されるとゲームオーバーとなるので、やはりこの2人は育てた方が無難だろう。

 そうなると、残りの5人を飼い殺しにすることになるのだが、これではまだ足りない。序盤に登場する武将では、荀彧・程昱・郭嘉・于禁・劉曄・徐晃も飼い殺しにすると良い。逆に序盤に登場する武将で育てた方が良いのは、荀攸・典韋・許褚・満寵である。荀攸と満寵は風水士系だから挙げたのだが、荀攸だけでなく満寵も育てた方が良いとした理由は、曹仁を飼い殺しにしているため赤黄シナリオの樊城救援戦で満寵が成長していないとゲームオーバーになる可能性が高いからである。典韋と許褚は、他の自軍部隊が苦手な水上と荒地・山地がそれぞれ得意で貴重な存在というのと、能力が高いため、育てるべき武将とした。

 第一章の終わり以降に登場する武将(張遼と貂蝉以降)は、登場した時点でそれなりのレベルである可能性が高い。レベル15以上で配下になった場合は素直に育てた方が良いだろうが、成長させるのが面倒なら育てなくても特に不都合はないだろう。尚、荀攸は育てやすいが張繍征討戦までは控えめに育てておいた方が良いだろう。飼い殺し対象の武将のレベルを少しでも下げられるし、張繍征討戦に出陣させて典韋に補給を行う際、敵部隊のレベルを少しでも下げることができ、典韋を救出しやすくなるからである。典韋はこの戦いの前の戦いには全て出陣させておき、気合をかけまくってできるだけレベルを上げておくと良いだろう。

 

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