「 ナズナ  撫菜、薺 」


アブラナ科・二年草  分布:日本全土
別名(ペンペングサ−ペンペン草)
     漢名は「薺」で、中国では古くから薬食(やくじき)として珍重された。
    日本でも古くから食用にし、室町時代から七草(種)がゆに入れるようになった。
    愛(め)ずる菜という意味の撫菜がナズナになったという説や、朝鮮で古くは
    ナジといい、日本では「ナジの菜」からナズナになったという説などがある。
    果実の形を三味線のバチに例えて、ぺんぺん草ともいう。
    道端や畑などに多い。高さ10〜40センチ。根生葉はロゼット状で、羽状に深裂する。
    花は白色で直径約3ミリ。果実は長さ6〜7ミリの倒三角形で、先端がへこむ。
    花期3〜6月。
(参照:園芸大百科)