樹高６メートルほどで、樹皮は若木は灰褐色、太くなると黒褐色になり
白くかすれたような模様がある。
葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は５〜１１枚、側小葉は卵形または長楕円形。
長さ５〜９センチ、幅２〜５センチ。小葉の表面は濃緑色でやや光沢があり、
裏面は淡緑色。葉縁は鋸歯がある。
枝の先に長さ１５〜２０センチの円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。
花弁とガク片は５枚。果実は袋果で長さ１センチの半月形。
果皮は肉質で厚く赤く熟し、熟すと裂開し、中から黒い光沢のある種子が
１〜２個顔を出す。別名クロクサギと呼ばれるほどクサギに良く似てるが、
クマツヅラ科のクサギと違い、ミツバウツギ科の樹木である。
花期５〜６月　　果期９〜１１月