「コメツブウマゴヤシ − 米粒馬肥やし」


マメ科・1〜2年草  原産:ヨーロッパ

腎形の小さな豆果を米粒に見立てたもの。江戸時代に渡来し、各地に
広く帰化している。茎は基部から分岐し地を這うかまたは斜上して、高さ
30〜60センチになる。小葉は長さ0.7〜1.7センチ、幅0.6〜1.5
センチの倒卵形〜円形。上部には細かい鋸歯がある。葉脇からのびた花
柄に20〜30個の花が集まってつく。花は黄色で長さ3〜4ミリ。豆果は
熟すと黒くなり、中に種子が一個入っている。 花期5〜7月。

コメツブウマゴヤシは豆果に刺がなく、中の種子は一個だけなのが特徴。
ウマゴヤシやコウマゴヤシの豆果には種子が数個入っている。また托葉が
ほぼ全緑という点でも、ウマゴヤシと区別できる。
(参照:野に咲く花)



↑ 花序と若い豆果。
 豆果は熟すと黒くなる。