「 タケニグサ − 竹似草 」


ケシ科・多年草  分布:本州、四国、九州
別名(チャンパギク−占城菊)
    茎が中空で竹に似ているからと言われる。
    竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなるから竹煮草だというのは誤り。
    別名のチャンパギクは、インドシナの占城から渡来したと考えられて
    いたことによる。
    茎や葉を切ると出る黄色の乳液は有毒で、害虫の駆除に用いた。
    日本では雑草だが、欧米では園芸植物として愛好されている。
    日当たりのよい荒れ地や道ばたなどに多い。
    高さ1〜2メートル。全体に粉白を帯びる。
    葉は長さ10〜30センチで菊の葉のように裂け、裏面にはふつう
    縮毛が密生する。
    茎の先に大きな円錐花序をつくり、白い花を多数つける。
    花に花弁は無く、蕚片も開花と同時に落ちる。
    刮ハは長さ約2.5センチ。花期7〜8月。
(参照:野に咲く花)




 花後


 後ろの葉は、タケニグサの葉ではありません。