Horiri'2000|うきゃきゃさんの思い込みふぉとしょっぷ講座|かずみんNOTE(ふぉとしょっぷ初歩の初歩講座) |
CS−70* お絵描きしてみる?2 ひな行灯 * |
サンプル画像 (提供:ほ組工房) |
工程・操作 |
お絵描き講座は冷や汗ものですが、お絵描き出来ない!と、思い込んでいる方のための講座ですので、 少しでもお役に立てれば嬉しいです。 元来 おひなさまの着物は複雑なものですが、折り紙風に簡素にして、 全体にポカポカと暖かい雰囲気が出たらいいですね。(この講座は、市販されている行灯を参考にしています。) プラスアルファーは各人の「個性」! わたしはこんな描き方しか出来ませんが、自由な描き方で個性を発揮して下さいね〜。 ↓の説明画像は、殆ど縮小画像ですのでご了承ください。 元画像は、「800×580」の大きさで書いています。 尚 修正(明暗調整や不透明度変更など)を可能にするためにも、 各工程ごとに新規レイヤーを作成しながら作業することをお勧めします。 ------------------------------------------------------------------------
【1】オビナの輪郭線を描きます。・1pxのブラシで輪郭を描きます。 ・相対なものは半分だけ描けばいいので、まずは「中央線(水色の線)」を引いておきます。 このようにして描けば、左右チグハグにならなくて済みます。 ・どちらでもイイですが、まずは片側を描きます。 ・描けたら、「レイヤーを複製」して「左右反転」します。 反対側に移動する時は、ズレないように「矢印キー」を利用しましょ。 ・左右がピッタリ合ったら、着物のレイヤーだけ「結合」して、レイヤーに名前をつけておきましょう。 (例:おびな 着物線画) ------------------------------------------------------------------------
・「中央線」を目安にして、丸い顔と適当な形の烏帽子を描きます。 ・これで、オビナの線描きは終了です。 ------------------------------------------------------------------------
【2】メビナの輪郭線を描きます。・オビナ同様の描き方で、着物部分を描きます。 ・丸い顔を描いたら、メビナの線描きは終了です。 ・ここで、小さな新規ファイルを作成し、「冠」を描きます。 小さいと形が取り難いので大きく描いてしまいましたが、縮小して「かおレイヤー」の上に乗せてしまいましょう。 ------------------------------------------------------------------------
【3】オビナの色塗り。・「描画色:オレンジ」に設定。 ・「オビナ 着物線画」レイヤーをアクティブにして、「自動選択ツール」で、オビナの胸の灯りになる部分をクリック。 ・「選択範囲→選択範囲を変更→拡張 拡張量:1px」と入力します。 (この操作は、今後繰り返し使いますので忘れないでね。) ・選択範囲をそのままにして、「新規レイヤー作成」し、「編集→塗りつぶし」と続けます。 ・次に「描画色:明るいオレンジ」に設定。 ・再び「オビナ 着物線画」レイヤーをアクティブにして、「自動選択ツール」でオビナの着物の裾の部分をクリック。 ・選択範囲を1px拡張したら、新規レイヤー作成して塗りつぶします。 (くれぐれも、線画レイヤーに塗らないように気をつけましょう) ・同様の手順で、ブラウンで上衣部分を塗り、最後に袂のめくれた部分を濃茶で塗って、着物の色塗りは終わりです。 ・次は「顔」の色塗りです。 ・上衣と同じ色を描画色とします。 ・「かお 線画」レイヤーをアクティブにしたら、自動選択ツールで線画の外側をクリック。 ・「選択範囲を反転」して、塗りつぶします。 ・「烏帽子」も外側から選択して、「選択範囲を反転」して塗りつぶします。 ・オビナの色塗り、完了! 白い背景色と赤茶の背景色では、多少感じが違います。 実際は濃い色が背景色になりますので、一息ついて確認してみます。 ------------------------------------------------------------------------
【4】メビナの色塗り。・塗り方は、オビナと同じです。 ただ、細かい部分が多いので、ちょっと大変かも。頑張ろうp(^-^)q ・色塗りの順番は、後で修正することを頭に入れて、 着物=オレンジ・ピンク・紫・えんじ・濃いえんじ の順番が良いです。 ・着物部分が塗り終わったら、顔を塗ります。 ↓ オビナとメビナのレイヤー状態です。 ------------------------------------------------------------------------
【5】修正「修正前」の画像を見ると分る通り、隅々まで塗られていない部分のあることが分ります。 この部分を、これから修正していきます。 ・「ズームツール」を指定して、「ズームイン(+)」にチェックを入れ、カンバスを一回クリックします。 ・画像が200%拡大されますので、赤い点線部分を加筆します。 ・えんじの肩先部分と、ピンクの襟元がそうですが、他にも輪郭線の先端の細い部分に塗り残しがでますから、 よく確認して修正・補足します。 ・背景をベージュや濃い色にして、目立たない程度の修正でオッケーです。 ------------------------------------------------------------------------
【6】オビナの着物に、メリハリをつけます。 ・袖の部分を選択して、「選択範囲を拡張 拡張量:1px」。
・100〜120pxの大きな「ソフト円ブラシ」を選び、黒に近い描画色で、 ブラシの中心を選択範囲から離して黒味を入れます。 ・袂の部分も、胸の部分も同じ要領で黒味を加えます。 ・それぞれを、レイヤー別で操作すれば、濃すぎた時など不透明度を下げて調整することが可能です。 ------------------------------------------------------------------------
【7】メビナの着物にも、メリハリをつけます。
・メビナは、袖の部分だけに薄めの黒味を加えます。 ------------------------------------------------------------------------
【8】「灯り」を加えます。
(描画色:白に近いオレンジ) 二度目は、ひと回り小さなソフトブラシで、一回クリック。・オビナの胸部分=(描画色:オレンジ) 胸部分を選択して、ソフトブラシで一回クリック。 ・オビナの顔=(描画色:白に近いオレンジ)顔全体を選択して、アゴから頬にかけて11pxぐらいのソフトブラシで U字に線を描き、ぼかし(ガウス)でボカします。 ・ボカすと色が薄くなるので、「レイヤーを複製」して3枚ぐらい重ねます。
・メビナの顔=オビナの顔と同様の操作で、灯りを入れます。 ・これで、オビナとメビナが完成なので、レイアウトに進みます。 ------------------------------------------------------------------------
【9】ひなの台座を描きます。
・レイアウトは、全体のバランスを確認しながら進めていきます。 ・まづ始めに、「仮背景」を本背景として使いますので、暗い色目に変えます。 「明るさとコントラスト」で暗くしてもイイですし、塗りなおしても可。 ・オビナとメビナの座る位置が決まったら、台座の下書きをして色を塗ります。 ------------------------------------------------------------------------
【10】台座にも灯りを反射させます。
・「オビナ」レイヤーの下に、新規レイヤーを作成。・「描画色:白に近いオレンジ」 「ソフト円ブラシ:100〜120pxぐらい」で、灯りを入れます。 ------------------------------------------------------------------------
【11】背景用の「屏風」を描きます。(屏風の描き方は、「CS44・扇子を描こう!」講座参照) ・台座に見合う大きさの屏風を描きます。 ・描き上がったら、上部を暗くします。 @「長方形選択ツール」を指定して、「ぼかし:15px」と入力します。 A「イメージ→色調補正→明るさとコントラスト」 明るさ:-10〜-12 で、適用します。 B選択範囲を20pxぐらい上に移動して、Aを繰り返します。 *「Shiftキー」を押しながら、「矢印キー(↑)」を一回押すと 10px 上に移動します。 C再度 選択範囲を20pxぐらい上に移動して、Aを繰り返す。 D最上部が、かなり暗くなるまで繰り返します。 ------------------------------------------------------------------------
・「屏風」を配置します。・点線あたりで屏風がはみ出すので、はみ出した分だけ切り取ります。 完成♪ ------------------------------------------------------------------------
*** おまけ ***完成した画像を、 「イメージ→画像操作」 描画モード:乗算 不透明度:70 で適用すると、こんな画像に変わります。 ------------------------------------------------------------------------ |