CHIHIRO ONITSUKA ‘LIVE VIBE 2002’〜 in 広島
【広島厚生年金会館】
2002/04/04

《 曲 目 》

01. ROLLIN'
02. 眩暈
03. 流星群
04. ??? (新曲)
05. シャドウ
06. LITTLE BEAT REFLE
07. Our Song
08. ??? (JEWEL COVER)
09. angels would fall
  (Melissa Etheridge COVER)
10. 茨の海
11. 月光
12. Cage
13. シャイン
14. CROW

〜アンコール〜
15. infection

 鬼束ちひろさんのコンサートに会社休んで行ってきました(^_^;)最初は仕事終わってからダッシュで新幹線に乗って行こうかとも思っていたのですが、広島駅に着いてから開演までの時間が30分しかなく、駅から会場までどのくらいで行けるのか分からなかったので止めました(休日出勤の代休もいっぱい溜まってるので良いのです・笑)
 今回の会場は、平和記念公園をもう少し南に行ったところにある厚生年金会館というホールでした。隣のアステールプラザには一度行ったことがあったので、行きは何の問題もなく辿り着けました。事前に調べたアクセス案内では、駅からだとタクシーか市電に乗っていくようになっていたのですが、市電の最寄り駅からも結構距離があって、帰りはタクシーかなぁと思っていました。でも行ってみると目の前にバス停が。広島駅行きのバスも結構止まるみたいで、一安心です。(帰りの新幹線もあんまり無いんです(T^T))

 建物に入ろうとすると案の定、ダフ屋のおじさんが「チケット持ってる〜? 余ってな〜い?」などと聞いてきます(^_^;)それを軽くかわして中へ。開場時間の15分くらい前だったのですが、ちらほらとお客さんが集まりつつあるという感じ。ホール入り口でグッズを売っていたので、とりあえずパンフレットを買いました。ライブ終了後はたぶんダッシュで帰らないといけないので、先に買えたのはラッキーでした♪ただ、あのめっちゃ大きなパンフ(B4版)を袋無しで売るのはどうかと思います(T^T)他のグッズ買っても袋くれなかったみたいなのですが、持ってた鞄が小さくて大変でした。。

 しばらく待った後、いよいよ開場。色々なチラシと一緒にFRISKもらっちゃいました(笑)
 今回の席は2階のB列51番。B列ということで2階だけど前の方だろうとは思っていたのですが、51番というときっとかなり端の方だとも思っていました。ところがこのホール、変わったことに席が17番とか27番とか、そんな番号から始まっていて、私の席は丁度真ん中ぐらいで超ラッキーでした。想像していた以上にステージにも近く、1階の後ろに比べたら絶対良い席だったです♪

 開演まではまだまだ30分近くあり、クラシック(?)のピアノ曲が流れる中、友達にメール打ったり本を読んだりしながら待ちました。座席の左右の幅がわりと狭かったので、大きな男の人が隣に来たら嫌だなぁとか密かに思っていたのですが、幸い両隣とも女性でホッとしました(笑) 鬼束さんのファン層って、なんとなく男性が多いのかと思っていたのですが、老若男女様々って感じでした。年齢も中学生くらいから中年のおじさんまで色々で面白かったです。やはり「癒し系」とか言われてるだけあって、サラリーマンのおじさんとかも聴いているんですね(笑)男女比も半々って感じでした。

 さて、予定時間を10分ほど過ぎた頃、会場の照明が落とされ、いよいよ開演です♪まずはバンドのメンバー、そして鬼束さんの登場です!!
 今日の鬼束さんは胸のところに紅い刺繍(花?)のしてある白いタンクトップにベージュ(白?)のスカートの重ね着(下に履いていたロングスカートは少し透ける素材で裾はレースになっていたようです)でめっちゃ可愛いかったです。

 「ROLLIN'」「眩暈」「流星群」と続きます。が、最初の方どうもマイクというかスピーカというかの調子が悪いのか、イマイチ音が良くない気がして正直「あれ?」って感じでした。バンドの方が音が大きくて鬼束さんの声があまり聞こえないのです(>_<) 2階席から観ているせいか少し退いて観ちゃってたのかもしれませんが、大好きな曲ばかりだったのでちょっと残念でした。あっでも、「流星群」他の渡辺等さんのチェロは素敵だったですvvv

 あと、色んなところで論争になってましたが、広島でもやはり誰も立たず、ノリの良い曲も全部お行儀良く座って聴いていたのも意外でした。いつも行く谷山浩子さんのコンサートなどは、アコースティックだし、曲調も静かなものばかりなので、座って聴くのもおかしくないと思うのですが、鬼束さんの曲調だと立って聴いても全然OKだと思ったんですけど・・・ロックっぽい曲多いし。むしろライブハウスなどキャパの小さい会場で、オールスタンディングで聴きたいくらいです。

 このツアーで初披露(?)の新曲は、今までに無いくらいのアップテンポな曲でめっちゃカッコ良かったです♪照明も、赤や青や黄色や緑のライトがフラッシュのように光ってカッコ良かったですvvvただ拍手で曲名が聞き取れなかったのは残念でした。発売が楽しみです。

 「シャドウ」では後ろのスクリーンに歩く人の影が映し出されたのが印象的でした。今回のセットというか舞台装置は、スクリーンを利用したものが多かったみたいです。

 それまで立って歌っていたのですが、次の2曲「LITTLE BEAT REFLE」と「Our Song」は椅子に座って。ピアノとアコギだけのアコースティックな伴奏でしっとりと聴かせてくれました。椅子の準備などをしている時、MCの時間という感じなのですがなかなか上手く喋れなくて、後ろの羽毛田さんとかに助けを求めるような姿がとても可愛かったです。今回鬼束さんはとても緊張されてたのか、殆どMCがありませんでした。客席からかかる声に答えるだけという感じ。羽毛田さん共々、「広島は好き」とは言ってもらえたので良かったのですが、もっといっぱい広島の印象とか話して欲しかったです。「ちーちゃん、カッコ良い」の声に小さくピース。「だってどう反応して良いか分からない」と照れてみたり、「お花見はしましたか?」の質問に「毛虫が出るじゃん。怖いからヤダ」と言われてたのには笑っちゃいましたけど(#^.^#)

 続いての2曲は、鬼束さんが大好きな海外アーティストのカバー曲でした。全然知らない曲でしたが、どちらもとても良かったです。特に2曲目の方はみんなノリノリで、渡辺等さんなんか飛び跳ねていて(笑)すごくカッコ良かったです。渡辺さんは、谷山浩子さんのコンサートにもよく参加されているのですが、その時はさすがに飛び跳ねたりしないので「ノリノリ等くん」が観られてラッキーでした(笑)羽毛田さんもギターを弾かれててカッコ良かったです。今回とてもみなさん仲が良さそうで、すごくアットホームな雰囲気があって良かったと思います。

 この辺から、鬼束さん自身のテンションも上がってきた感じがしました。その後の曲はどれもすごく感情がこもっていて良かったです♪「茨の海」も声がとても伸びて、会場中に響いて気持ちよかったです。
 そして「月光」。あきらかにこの曲から声が変わったと感じました。以前NHKのゴールドディスク大賞の授賞式の時もこの曲を歌われていて、涙が出るくらいすごかったのですが、今回も最後の方はしゃがみ込んで歌っていて鳥肌モノでした。やはり鬼束さんはこうでなくちゃっって感じです。
 そしてシングル曲2曲。「シャイン」のアレンジがアルバムとかとは全然変わっていて別の曲のようでした。もちろんすごくカッコ良かったですvv

 いよいよ最後の曲「CROW」 やっと鬼束ワールドに入り込んできて、もっともっと聴きたいという感じになってきたところだったので、もう最後?って感じでとても残念でした。でもこの曲もすごく感動的だったです。優しく包まれている感じでした。もともと好きな曲だったのですが、聴くごとに好きになっていく気がします。

 アンコールは「infection」これもすごかったですっっホントに涙出てきました。鬼束さんの歌は何て言うか、心にぐぐーっと迫ってくるものがあると思うのですが、この曲は特にそれを感じます。最後にこの曲を聴くことが出来て、本当に幸せでした。

 あんなに入り込んで歌ったあとなのに、最後はサッパリと(笑)みんなでステージ中央に並んで、鬼束さんの「きょーつけっれいっっ」の掛け声で礼をして、去って行く姿がまたまたとても可愛かったです。

 帰りはすぐにバスも来て、予定していたより早い新幹線にも乗れて無事家に帰ることができました。
 今回平日ということで、行くのを迷ったりしたのですが、行って本当に良かったと思います。次回も絶対行きたいですっっ♪