谷山浩子ライブ'99〜アナタ 最高 LUKY! TOUR〜 in 広島
【広島ナミキジャンクション】
1999/11/06

《 曲 目 》

01.僕は帰る きっと帰る

〜MC〜

02.DESERT MOON

03.まっくら森の歌

04.カントリーガール

〜MC〜

05.MAY

06.てんぷら★さんらいず

〜MC〜

07.笛吹き

08.僕は鳥じゃない

09.キャンディーヌ

〜MC〜

10.王国

11.海の時間

12.約束

〜MC〜

13.あかり

〜アンコール〜
14.ドッペル玄関

15.月見て跳ねる

 谷山浩子さんのライブに行って来ました。浩子さんが広島でコンサートをされるのは、なんと12年ぶりだとかっっ

 今回は全席自由ということで、早く行って並ばなきゃと思い、6時30分開場のところ5時くらいに着くように行きました。初めての場所なので、不安だったのですが、事前に他のファンの方がHPの掲示板に場所の目印を書いてくださっていたので、すぐ分かりました。(ありがとうございましたっっ)

 無事会場に着くと張り紙がしてあって、「チケットに書いてある整理番号順に並んでもらいます」と書かれていてびっくりっっ だって私達の番号は3番と4番だったんですもんっっ チケットが届いたとき、「この順番で入れたらいいのにね」とは言っていたものの、まさか本当になるとは思ってなかったので、とても嬉しかったです。おかげで浩子さんの真ん前の席をGETすることができましたヘ(^.^)/
 今回の会場は、ライブハウスで、想像していたよりもずっと狭く、しかもイスが丸イスだったので、ちょっと疲れました。男の人にはきつかったんじゃないかな。。と思います。

 7時になっていよいよ開演。浩子さんとシンセの石井AQさん、ギター他の田代耕一郎さんが出てこられます。
 今回の浩子さんの衣装は、白のTシャツみたいなのの上に、紫に銀の花柄が入ったようなカーディガンを着て、スカートは下を少し絞ったようなふんわりしたベージュのロングスカートで、とてもかわいらしかったです。(色はライトの関係で実際は違ってたかもしれませんが(^_^;)) AQさんは人民服みたいな服を着てらっしゃいました。
 田代さんは、私の席からだとちょうどピアノの影になってお顔が見えなくて残念でした。服は黒いものを着ていらっしゃったようで、浩子さんに「背景にとけ込んでて顔と手元しか分からない」と言われてました(笑)

 まずは NEWアルバムより『僕は帰るきっと帰る』。そしていきなり80年代の曲が3曲続いてこれまたびっくり。今回のツアーは、てっきりNEWアルバムの曲ばかりかと思っていたからです。

 今回のMCでは、何故か食べ物の話題が多かったです。「広島といえばお好み焼きだと思っちゃうのですが、広島の人はお好み焼きを週にどのくらい食べるのですか?」とか聞かれてました。大阪の人はしょっちゅうお好み焼きを食べるそうですけど、私は年に何回かくらいしか食べないです。しかも関西風の方が好き(^_^;)
 まぁ、私は広島県でも福山市という広島市とはちょっと離れたところに住んでいるので、広島市在住の人とはまた違うでしょうけどね。

 あと、浩子さんは並木通りという所にある「なかま」という洋食屋さんで、何故か「さわらの醤油焼き」を2日連続で食べられたそうです。AQさんは宮島に行く途中にある、牡蛎を捕ってる浜へ行って来られたそうです。私達は晩ご飯を食べずに来ていたので、聞いてる内にお腹がすごくすいてきてしまいました(笑)

 その後再び80年代の曲から『MAY』と『てんぷら★さんらいず』の2曲を歌われました。
 「『てんぷら★さんらいず』を歌った後はいつも「作らなきゃ良かった」と思う。だって難しいんだもん」「こんなの人間が歌う曲じゃないよね」とまで言われてピアノで音を確認される浩子さんが、とってもかわいかったです(*^_^*)

 それからいよいよNEWアルバムからの曲。今回広島へもキャンペーンで来られて、色々ラジオとか雑誌のインタビューを受けたけど、そのほとんどの人から「今度のアルバムのコンセプトは何ですか?」と聞かれて困ったそうです。何故なら浩子さんはいつもアルバムのコンセプトとか考えずに、「前のアルバムから今度のアルバムの間に出来た曲で良かったものから入れていく」という作り方をしているからとか。「だから強いて言えば、コンセプトは【良かった順】です」だそうです(^_^;)

 浩子さんも言われてましたが、今回のアルバムは、曲のイメージがバラバラで、色んな「谷山浩子」を聴けるものになっていると思います。浩子さんのどんなタイプの曲が好きな人でも、最低1曲はヒットする曲があるという・・・でも私は全部好きですけどね(^^)

 『キャンディーヌ』を歌い終わってからのMCでは『キャンディーヌ』誕生秘話(?)から浩子さんの曲作りについての話、そして何故か恋の話へ・・・
 好きになった人を追っかけて、札幌まで行って一緒に暮らしたけど、その人が東京に行くことになって帰ってくると、なんだか気持ちが冷めてしまったという知り合いの女性のお話をしてくださいました。「恋っていうのは、過去とか、未来とか、宇宙とか・・・そおいう何か手の届かないモノを求めて、手が届かないから、それを近くにいた人に投影して、その人が好きだと錯覚している場合がある」「だからそれに気付かないと、下手をすると何人も何人も相手を取り替えちゃうって事にもなりかねません」「今そおいう恋をしてる人も、いつかは気付くときがくるからね」と、何かあったのかなぁと思わせるくらい熱心に話してくださいました(笑)

 その後、“究極の愛の歌”との前置きで始まったのが、『王国』っっ私はこの曲が、大・大・大好きで、「この曲を聴くまではコンサートに行き続けるぞ」とまで思っていたのですが、まさか今回聴けるとは思ってもいなかったので、びっくりしました。。続く『海の時間』も『約束』もまたまた大好きな曲なので、 めっちゃ感動してしまいました。

 そして次のコンサート「雪の女王」の宣伝など(笑)があって、最後の曲は「雪の女王」でも歌われた『あかり』。この曲も歌詞がすごくいいんですよね〜 はげまされるというか、泣けてしまいます。

 アンコールは『ドッペル玄関』と『月見て跳ねる』の2曲。『ドッペル玄関』は今回のツアーのタイトルにもなっているTあなた最高LUKY!Uの歌詞が入ってる曲で、かなり変わってるなと思ってたのですが、作曲は初の石井AQさんで、「曲はPOPなのに詞が変なんだよ」と浩子さんに言って、浩子さんは「歌詞は最高だよ。覚えやすいし歌いやすいし。ねぇ〜」と客席に同意を求めたりして、面白かったです。

 これでホントにライブ終了。今回お客さんの顔がすごくよく見えて、浩子さんはとてもうれしかったそうです。他よりいっぱい喋られたみたいで、私もうれしかったです。2時間が夢のように過ぎていきました。

 今回のツアーの中で、広島だけが発売日初日にチケットが完売したそうです。広島近郊のファンの人って、実は多かったのですね。。
 いつか私の住んでいる街でもコンサートやって欲しいなぁと思いました。