谷山浩子ソロライブ
【京都/アートコンプレックス1928】
2003/02/22

《 曲 目 》

01.窓

〜MC〜

02.アーク〜きみの夢をみた〜

03.すずかけ通り三丁目

〜MC〜

04.猫のみた夢

05.ねこ曜日

06.ねこの森には帰れない

〜MC〜
*リクエストコーナー1*

07.会いたくて

08.冬の果実

〜MC〜
*リクエストコーナー2*

09.はみがき・しゅしゅしゅ

10.森へおいで

〜MC〜

11.恋するニワトリ

12.まっくら森の歌

13.そっくりハウス

〜MC〜

14.仇

15.SORAMIMI

16.約束の海

〜MC〜

17.カントリーガール

〜アンコール〜

18.DOOR

〜スペシャルアンコール〜

19.学びの雨

 私にとって、初めての京都でのコンサート♪は生憎の雨模様。会場のビルの入り口が思った以上に目立たなく、危うく見逃すところでした(^_^;)
 中に入ると、かなり狭くてびっくり。洞窟みたいな感じもあって、まるで教会か講堂のように丸い天井に石造りみたいな壁。すごく不思議な感じのところでした。普段は小劇場系のお芝居もやってるみたいで、ちょっと観てみたいなと思いました。
 開演前、ネットでのお知り合い、あすかさんにご挨拶。某サイトの掲示板などでお話しさせていただいたことのある方達に紹介していただいたり、ドキドキなひとときでした。後オフにも参加させていただくことになっているのでそっちもドキドキです(^_^;

 会場全体が暗くなり、いよいよ開演。ステージの後ろに張ってあったカーテンがするするっと開いて、後ろから浩子さんの登場ですvv今日の浩子さんの衣装は、ふわふわ白くて胸と裾に植物っぽい模様の入ったセーターに、赤い、これまた植物柄(?)のロングスカート。うー今日も素敵です(>o<)vvv

 深々とお辞儀をしてピアノの前に。
 一曲目は『窓』。歌い出したところいきなりのハプニング!! 空調の風がふわっとピアノの上の歌詞カードを飛ばしてしまいましたっっあっと思ったけれど浩子さんはそのまま歌い続けます。オレンジ色の照明がとても綺麗で暖かくて、一気に浩子さんワールドに引き込まれていくようです。
 歌い終わって一言「『窓』で良かった(笑)」「窓はね、けっこう何度も歌ってるから。後の曲だと(と本日の曲目を確認しつつ)ちょっと大変」ここで初めて知ったのですけど、浩子さんはいつも歌詞のみを見て歌われてたのですね。私はてっきり楽譜を見て歌われてるんだと思ってました。ということは、曲は全部覚えてるってことですよね!なんか凄いですっっ

 「あらためまして、こんばんは、谷山浩子です。」「ここでちょっと業務連絡です。何か歌詞カードの重しになるものをください」と会場後方のスタッフに向かってお願い。するとステージの後ろからこそ〜っとおじさんがファイルのようなものを持って出て来られました。が、浩子さんは全然気付かない(笑)お客さんに「うしろ、うしろ」と言われて振り返って驚く浩子さんはいきなり可愛かったです(笑)

 今回のツアーは、石井AQさんもいない、浩子さんONLYの弾き語りということで融通も利くらしく、曲目も各会場に入ってから決められたそうです。京都での一曲目に「窓」を選んだ理由。「私は私立の高校に通っていたのだけれど、この会場は、その大学部の講堂とかに雰囲気が似ていて、高校時代を思い出したから」なるほどやっぱそうなのですね。
 初めてのソロコンサート、でも本当はデビュー当時に一度だけやったことがあるそうです。でもその時は、他のアーティストのコンサートも観たことが無く、どんな風にやればいいのか全然分からなくて「○○という曲を歌います」と言って歌い始め、終わったら「次は●●という曲を歌います」と言ってただ歌う。それの繰り返しで終わってしまったそうです(笑)なんか初々しくて可愛いエピソードだなと思いました。

 ツアーならでは!ご当地ソングのコーナー(笑)
 「アートコンプレックス1928から…『アーク』ってTアーUしか合ってない…(^_^;)」「あと、ここは三条だから…『すずかけ通り三丁目』」最後だんだん声がちっちゃくなるのに笑いました(笑) 三条→三丁目っていうのはなんとなく予想できましたが、アークは予想外だったので思わず「おぉ!」と声が出てしまいました。この曲は、私が高校生の頃、浩子さんを知ったばかりの頃に聞いてとても好きだった、笠原弘子さんの「いつかきみと…」という歌の歌詞違いで、いつか生で聴けたらいいなと思っていたのです!久々に、そして初めて生で聴くこの曲はやっぱりとても綺麗で、うっとりと聴き入ってしまいましたvvv

 「昨日の神戸のアンケートに書かれていたのですが、今日はT猫の日Uだそうです。2月22日で、にゃ−にゃ−にゃー……って違うよね。それなら28月2828日じゃないと。。2/22だったらにーにーにーだよね。。」とブツブツ言いつつも(笑)、猫にちなんだ曲を3曲。「猫の曲は沢山あるからね〜♪」と言われて選んだ曲は『猫のみた夢』『ねこ曜日』『ねこの森には帰れない』でした。この中で、私は特に「猫のみた夢」にものすごく反応してしまいました(笑)だって、この曲も先程の「アーク」同様、私が浩子さんを知ったばかりの頃、友達から借りてハマったアルバム「お昼寝宮・お散歩宮」の中で特に好きだった曲だからです。でもすごく昔の曲だし、まさかライブで聴けるとは思ってなかったのでめちゃ感激でしたvvそしてやっぱり可愛かったです♪
 今回一緒に行ったナルちゃんは、高校の時の同級生で、そのナルちゃんと一緒の時に、自分が高校生の時に好きだった曲を聴けるなんてなんだかとても不思議で、また懐かしい気持ちになりました。

 「ねこの森には帰れない」は「今回のチャレンジコーナーその1」で「できるところまでやってみよう。な曲」だったそうです(笑)というのも、普段この曲を弾き語りする時、作った時そのままの(デモテープ通りの)アレンジで演奏していたのだけど、今回は折角だからとちょっと難しいアレンジに挑戦されたのだそうです。いっぱい練習されたみたいですが、結局最後の方でトチってました(笑)でも、ミスタッチして思わず「あぁ〜っっ」と声を上げられたのも可愛かったりして(笑)こおいうの、普通のコンサートでは観られないですよね(笑)もっともっと練習して、次回はもっと素敵な演奏を聴かせてくださるそうですvv

 ここで恒例(?)のリクエストコーナー♪
 「五十音順で…やっぱりTねこUに名前の近い人(笑)」で何人か候補が出ました(TかねこUさんがいたのに条件上では外れで可哀想でした)が2人に決定。そのうちの1人のリクエストが、昔「はみだしっ子」という漫画のイメージアルバムの中で小山茉美さんが歌った曲『冬の果実』で、とてもレアな曲(笑)なので、「もし歌詞がなかったら、さっきのTかねこUさんにリクエスト権を譲っても良い?」と言われてたのには笑いました。結局歌詞はあってそのままだったのですけど(^_^; でもやっぱり昔の曲なので「どんな曲だったっけ」としばしピアノの前で曲を思い出す浩子さん。「小山さんって色んなTモノUが見える人だったのよね〜スタジオで「あそこに何かいる」とか(汗)今でもそうなのかなぁ」と言われてて、へぇそうなんだぁとか思ってしまいました(笑) 歌い終わって一言「だいたいこんな曲だと思うけど細かくは違うかも(^_^;)でも本物はCDで聴いてって言えないんだよね」CDになってないんですね。とても残念です。やはりセルフカバー集出して欲しいっって感じですね。
 もう一曲のリクエスト『会いたくて』これもすごく好きな曲ですvv「この曲すごく好きなんだけど、ピアノだけになると寂しくなるからこの前もリストから外したんだよね〜」「でもリクエストをいただいたからって言い訳ができるからいっか」って……(^_^; でもとっても良かったです。

 リクエストコーナーその2♪
 「今日ここに来るまでにとても大変だった人」で、遠方(たしか千葉と……もう一箇所忘れました・汗)から来られてる人と、風邪で前日まで寝込んでたって人が現れたのですが、風邪の人はその風邪を旦那さんに移してきたからダメで(笑)、遠方の人は他にも同じ地域の人がいたからだったかでダメで(^_^;)、結局「名前が千葉(ともう一箇所・笑)に近い人」になってました。名前が近いとか遠いとか、いまいちパッと判断できません。。浩子さんもそうらしく、自分で振っておいて判断はお客さん任せなところにまた苦笑です(笑)
 なんだかんだですごく時間が掛かりましたが、なんとか曲も決まりました。1人目のリクエストが「はみがきしましょ」…これには浩子さんも苦笑い。これは『はみがき・しゅしゅしゅ』と「おひるねしましょう」が混ざってますね(笑)「この曲は乳幼児向け番組のために作った曲です。小さい子がはみがきを楽しくできるように。という注文で作りました。小さい子も一緒に歌える歌という指定もありました」もう1人のリクエストは『森へおいで』でした。「「森へおいで」は言い訳できないので間違えないようにしないとね」という前置きでしたが、この曲も大好きなので嬉しかったです。「はみがき〜」はすっごく短い曲でちょっと拍子抜けでしたけど。

 「「はみがきしゅしゅしゅ」も入っている「そっくりハウス」というアルバムが発売中です。NHKみんなのうたのために書いた曲他10曲と、全ての曲のカラオケも入って2000円。プレゼントにも最適です」と宣伝(笑)のあとはその「そっくりハウス」の中から3曲。『恋するニワトリ』『まっくら森の歌』『そっくりハウス』。「またかと思われるかも知れないけど」と言われたけどそんなこと無いです〜(>o<)//どれも可愛くて大好きな曲で、何度聴いても和みますvv

 「というところで、そろそろお別れの時間も近づいてきました」えぇっっもう?!という感じ。。「ここで大作系の曲を」「まずは一番京都らしい曲」この言葉を聴いてもしかして!と思った曲はズバリ当たりで『仇』でした。「この曲、自分のイメージでは、T縄文人の所に攻めてきた弥生人Uなんだけど…」って浩子さん、、、それはかなり「???」なイメージですよ〜(^_^;)「アンケートとかメールを見ると、平安貴族なイメージみたいなんですけどなんで平安なんだろ?どうやらT光る車UっていうのがT牛車Uのイメージみたいですね」私もそう思ってました。なんか、和風のイメージがある曲ですよね。以前聴いた倉田さんのピアノにはかないませんが(¨;)これも大好きな曲なので聴けて良かったです♪
 その次は『SORAMIMI』この曲も人気曲ですよね。「元々は倉田さんのゴージャスなピアノの曲ですが、今回はシンプルバージョンで」
 そしてもう一曲『約束の海』この曲の名前が出た時、会場でどよめきがおきました。私も聴きたかったのでまたまた「おぉvv」と思っちゃいました(笑)この曲は「チャレンジコーナーその2」だったみたいです(笑)「だって♭が6コもあるから…ってお客さんには関係ないですよね(^_^;)」

 今回、ソロでコンサートをやってみて、浩子さん自身も意外な程、すごく楽しかったそうです。「ピアノもいっぱい練習するようになったし(笑)」ってことで、「これからもいっぱい練習して上手くなりますのでまた聴いてくださいね」と言われてました。とりあえずの目標は倉田信雄さん。そして最終的な目標はもう亡くなってる外国のピアニストの方(お名前忘れました(汗)だそうです。この方は、その存在自体が音楽といっても良いような方だったらしく、浩子さんはとても尊敬されてるようでした。名前は忘れちゃったけど(¨;)、そんなにすばらしいピアノなら、私も聴いてみたいです。

 最後の曲は、会場ごとに違うプログラムの中でも、歌う確率の高かった曲『カントリーガール』です。この曲も初期の好きな曲で。今回ホント懐かしい曲多くて嬉しかったです〜

 深々とお辞儀をされ、浩子さんは一旦退場。拍手は鳴りやまず、だんだん手拍子に変わります。この手拍子、実はちょっと苦手(¨;)拍手で良いじゃんって思っちゃうのですが。。

 そして再び浩子さん登場!この会場、拍手がすごく響いて、気持ちよく歌うことができたそうです。会場によっては音が響かず、テンションが下がってしまうこともあるとか。でもここはそんなことなく歌えたと言うことで、そんな会場で聴くことが出来て本当に良かったなと思いました。

 アンコールは『DOOR』手塚治虫さん原作の映画「ガラスの脳」のエンディングテーマでした。この映画、浩子さんも泣いたそうですが私も泣きましたっっすごく綺麗な映画で、この曲もピッタリだったと思います。

 普通ならこれで本当に終わり。になるはずが、拍手(手拍子)は鳴りやみません!私はまさかなぁ〜と思ってアンケート書いたりしてたのですが(^_^;)、なんと!浩子さんはまたまた出てきてくださったんですvvvv
 「本当にありがとうございます」「お時間大丈夫ですか?電車とか、時間が危なかったら遠慮せず帰ってくださいね」って帰れませんよぉ(>_<)//「えーっと何にしようかな?ここでもう一回「はみがきしゅしゅしゅ」にしたら顰蹙だよね(笑)今回「翼」からの曲が少なかったから「翼」からで良いですか?でも「ウミガメスープ」はだめですよね〜(笑)『学びの雨』と『星より遠い』だったらどっちが良いですか?」と客席にアンケート(笑)「若干「学びの雨」の方が多いかな?」ってことで、アンコール2曲目は『学びの雨』に。歌詞カードを探す時、間違って「翼」のTつUのページを見てる浩子さんに最後まで笑わせていただきました(笑)

 最後の方はなんかすごく寒くてちょっと辛かったのですが、浩子さんのピアノ&曲にどっぷり浸れて、いつもは聴けない懐かしい曲もたくさん聴けて、本当にしあわせでした。


 ダラダラと長い文章を読んでくださってありがとうございました。今回曲順もメモして無く、記憶だけを頼りに書いたので、もしかしたら曲順やMCの順番も間違ってるかも知れませんがご了承くださいっっ

 その後参加させていただいたオフ会では、人見知り爆発で全然お喋りできませんでした(T_T)私ももういい大人だし、もっと色んな人と自由にお話できるようにならなきゃなぁと反省。。今後皆さんにお逢いする機会がありましたらぜひ仲良くしてやってください。