泪目銀座第9回公演 LOVER SOUL
【脚本・演出】福島三郎 
【出演】渡辺いっけい 相島一之 小林正寛 佐藤誓 森若香織 柴山智加
2001/11/11 大阪/近鉄小劇場

 ナミギン初体験です。泪目銀座というのは、劇団ではなくて、作・演出の福島さんが、そのお芝居にあった役者さんをその都度集めるという形態を取っているそうですが、今回のはなかなか豪華出演者でした。私は渡辺いっけいさんのファンなので、とても楽しみにしていました。

 とある病院の癌病棟、夜の喫煙所。もちろん禁止されているけれど、消灯時間後の喫煙所は患者達の語らいの場だった。今夜も長期入院患者片桐は院内を徘徊し、最近入院したばかりの内藤は彼女に電話をかけたりしていた。そこに2週間も危篤状態だった我妻が現れる。何もなかったように元気に振る舞う我妻だが実は・・・

 開演前の注意事項アナウンスから笑わせてもらいました。ここに色々趣向を凝らすのって最近多いみたいなのですが、実際観るのは初めて。開演前から気が抜けません(笑)
 お芝居自体は、笑えて泣けてで満足いっぱいでした。
 末期癌という重い病にかかって、死と隣り合わせの毎日を病院で過ごしている患者達。でもみんな、せいいっぱい恋をして生きている。なんか切なくなってしまいました。
 「死」という重いテーマを扱っているのだけれど、ところどころに笑いが散りばめられていて、全然暗くなく、ほんわかあったかな気分にさせてもらえました。

 渡辺いっけいさんはやっぱり素敵でしたvvv台詞のひとつひとつに重みがあるというか、ドキドキしながら観てました。いやこれはその役のシチュエーションのせいもあるんですけど。

 タウンページのCMなどでもお馴染みの相島さん。テレビで観る時と何となく声が違ってて、やはり舞台では発声方法が違うのかなぁとか思いながら観てました。あと今年40歳には全然見えないです(笑)いっけいさんの方が年下なんですよね〜(笑)

 小林さんは、最近「踊るさんま御殿」にもよく出演されてるみたいですね。私はこの前初めて見たのですが、すっごく性格良さそうですよね(笑)今回の役も、その人柄ピッタリな感じで面白かったです。今回なかなか美味しい役だったかも。

 佐藤さんは、もうめっちゃ面白かったです。サイコーです。シリアスな場面の後ろの方で面白いことやっていて、ついついそっちに目が行ってしまいました。あれでは他の役者さん達もやりにくかったのではないかなぁって感じです。

 森若さんは元ロックバンドGO-BANG'Sのヴォーカルをされてた方だと後で知ってびっくりしました。でもお芝居も全然上手で、すっごく可愛かったですvvv

 柴山さんは、今回のお話と繋がっている前作「SOULFUL SOUL」と同じ役での出演でした。この方もとっても可愛い方です(^^)

 なんだか何が書きたかったのか分からなくなって来ちゃいましたが(^_^;)、とにかく心が温かくなって、観終わった後元気が出てくるようなお芝居でした。明日からも頑張って生きていこうって思います。