「福山市民劇場」という演劇鑑賞の会に入って初めての公演です。
平日の、しかも18:30開演というのは、定時に仕事が終わらない私としてはとてもキツいのですが、なんとか間に合いました。
でも、一緒にいくはずだった同僚の子がどうしても行けなくなって、タクシー使ったら880円も取られてしまいました(T^T) しかも運転手さん愛想悪いし〜
相方のせっきーkunとも無事逢えて、会場内へ。今回初参加ということで、かなり前の方の良い席を取ってくださってありがとうございますって感じでした。舞台がとても近くに感じられました。
この度の公演は、文学座という割と大きな劇団で、その中の内野聖陽さん(ふたりっ子、ラブ・ジェネレーションなどでもおなじみ)という役者さんが主役で、内野さんファンのせっきーkunは大喜びです。
ストーリーはと言うと、日本では「厳窟王」として有名なアレクサンドル・デュマ原作のとっても重た〜いお話です。と言っても私は原作も読んだことなかったのですが(^_^;)
主人公のエドモン・ダンテスは、とても性格の良い青年で、仕事も出来て、乗っている船の船長にも任命されました。おまけに可愛い彼女との結婚も決まってまさに幸せの絶頂にいました。ところが彼の成功を妬んだ同僚と、彼女に振られてしまった男、そして自分の立場を守ることばかりを考えている男の3人の罠にはまり、無実の罪をきせられ、投獄されてしまいます。それから14年・・・
脱獄を果たしたエドモンは、牢の中で知り合った司祭から受け継いだ隠し財産を手に、モンテ・クリスト伯として、かつて自分を罠にはめた男達に復讐を始めるのですが。。。
観終わった感想は、「難しかった〜」の一言でしょうか?(笑)
なにしろ原作は文庫にして全7巻の大作です。それをわずか3時間ほどにまとめてあるわけです。時代背景も複雑、セリフ回しも複雑で、もうストーリーを追うだけで精一杯という感じでした。おまけに登場人物は多いし、同じ人物でも最初と最後では24年も経っていて、もう誰が誰だか分かんないよ〜という感じでした。私はそれでなくても登場人物を覚えるのが苦手なのです。みんな外国人だし(あたりまえ(^_^;))
それでも、さすがみなさん上手い方ばかりだし、舞台装置なども凝っていて(メイン装置がグルグル回ります)、観ている間は引き込まれちゃってたのですけど。
今回の登場人物の中では、私はエデという、伯爵に助けられて伯爵のことが好きになり、最後は伯爵の心の支えになるという役が一番のお気に入りでした。
元はお姫様なのに、両親を殺されて奴隷として売られて、でもピュアな心は失ってない。そして仇と対峙したときの凛々しさ。とてもカッコ良かったです。
腰は痛くなったけど(笑)、観て良かったと思えるお芝居でした。
あとで聞いた話。
主演の内野さんは、移動の時、駅前をうろうろされてたらしいです。でも全然気づかれなかったみたい。。。うぅもったいない(笑)
そして皆さん在来線で移動されたとか。すごく意外。でも好感持てますよね。
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