七人ぐらいの兵士
【作】生瀬勝久 【演出】水田伸生
【出演】明石家さんま 恵俊彰 一色紗英
深沢敦 温水洋一 八十田勇一 坪田秀雄 山西惇
中村育二 / 生瀬勝久
2001/04/29 大阪 / シアター・ドラマシティ

 行って来ました。初・大阪です。しかし新幹線で一時間、そこから普通電車で一駅、さらに歩いて七分と、思ったよりも簡単に行けてしまってびっくりです。これなら一人でも行けますね。

 戦時中の中国大陸。ここに大阪出身者ばかりの兵が集められた駐屯地があった。彼らはいつも内地に帰ることばかりを考えている、いわばダメ兵士ばかり。あまりにも役に立たない彼らは、鬼軍曹・浜田に毎日毎日しごかれていた。そのリーダーである木下は元漫才師。しかし他の隊員たちにはそのことを隠している。そんな彼がひょんなことから昔の相方・水島と再会する。水島は嘘と詭弁で日本へ帰ろうと目論んでいるが、木下と再会してしまったために彼の分隊に配属されてしまう羽目に・・・。何とか脱走をしようと計画を練る片岡。脱走などしなくても、日本に帰れる方法はあるという水島。その言葉を信じて日夜漫才の練習に明け暮れる他の隊員達。しかし木下は、事故を装って密かに水島を殺そうとしていた・・・。果たして兵士達は日本に帰ることが出来るのか?

 もう、最初からず〜っと笑いっぱなしで、マジでお腹が痛くなっちゃいそうでした。
 やはりさんまさんはすごいです。笑いの天才ですvvv アドリブかと思えるような台詞も、全部作り上げたモノというのもすごいと思いました。トチってしまった時とかも、さっと別の笑いに持っていったりして、さすがだなぁと思いました。お客さんの反応を掴むのも上手いです(^_^)
 特に兵士達に漫才を教えるシーン、そして生瀬さんとの絡みシーンは最高でした。笑って涙がでたのって久しぶりな気がします。

 生瀬さんも、さすがに上手くてカッコ良かったですvvv 声が透っていて、どんなにつぶやく台詞でもハッキリと聞き取れたりするのなんか、さすがですよね。今回のお芝居は生瀬さんの脚本と言うことで、その才能にも脱帽です。ますますファンになってしまいました。

 他の役者さんもみんな個性的な方ばかりで面白かったです。恵さんが必死で笑いを堪えているのも笑わせてもらいました(笑) 一色紗英ちゃんは、めちゃめちゃ可愛かったですね〜ちっちゃい顔に大きな目で遠くからでもバッチリ表情とか見ることが出来たし、今回は従軍看護婦の役ということで、衣装もすごく可愛くて、もう本当にお人形さんみたいでしたvvv

 ずっと大笑いのストーリーでしたが、最後は感動で涙が出てしまいました。みんなカッコ良すぎです。泣けるシーンにも笑いを忘れないのもニクイです。泣きながら笑ってました。生瀬さんや他の役者さんも、最後の方では感極まって涙されてたみたいです。
 一つの舞台を観て、こんなに笑ったり泣いたり出来るなんて幸せです。観に来て良かったなぁと心から思いました。こんな豪華なメンバーでの舞台なんてそうそうないでしょうからね。

 去年の東京公演では2時間30分だった公演時間も、今回はお客さんのノリも良かったとのことで3時間30分もかかってました(千秋楽は4時間だったらしい(^_^;))。私達が観たのはお昼の12時からだったのですが、終わって外に出ると次の公演を待つお客さんでいっぱい(次は4時からだったのです)。たった30分の休憩で、あのハードなお芝居を2回も演じるなんて、役者さんってホントすごいお仕事だなぁと思いました。しかも恵さんは、2回目の公演の後、カーテンコールにも出られずにすぐ新幹線で東京に戻り、深夜の生放送に出演されてたらしいです。すごいですよね。

 みなさん、ホントーにお疲れさまでしたっっ☆ 素敵なお芝居をありがとうございます。



☆つけたし☆

 私達が観に行った日、4/29は、一色紗英ちゃんのお誕生日だったらしいです。カーテンコールで言われてました。いくつになったのかな? おめでとうございますでした(^_^)