G2プロデュース #5
天才脚本家
〜ボクらはみんな騙される〜
【作】後藤ひろひと 【演出】G2
【出演】三上市朗 腹筋善之介 久保田浩 山内圭哉
神野美紀 コング桑田 野田晋一 高倉良文 川下大洋
関秀人 後藤ひろひと
2001/12/16 大阪/シアター・ドラマシティ

 待ちに待ってたG2プロデュースの新作です♪ 去年「人間風車」を観てから、後藤&G2コンビの作品にすっかりはまっちゃった私。今回もなかなか面白そうですvvv

 毎日ニュースで流れる事件。最初は人々の関心も高く騒がれるが、いつの間にか別の話題とすり替わったりしていないだろうか・・・UFOや正体不明の生き物など、うさんくさいネタばかりを扱うテレビ番組「スーパー・サイエンス」の、やらせ専門ディレクター春木はひょんな事から、世間を騒がせている事件の裏に天才的な脚本家がいて、知らず知らずのうちに人々の目を事件の核心から遠ざけ、消しているのでは?と疑い始める。政府の指令で実際にあった事件を人々の記憶から消してしまう国家情報保全工作員「イレイサー」。その仕事は実在した。普段は広告代理店に勤める地味なサラリーマンの安藤は、天才的なイレイサー・コードネーム=ローズである。
 自分の身を守るため、自分のスキャンダルを使って事件をイレイスしようとしているローズを消そうとする防衛庁長官・海藤。真相に近づきすぎたため番組から降ろされた春木と、命まで狙われた安藤は手を組み、海藤に挑む。

 ドキドキしました。お話の中に出てくる事件はどこかで聞いたことがあるものばかりで、実際もこういうことが起こってたりして・・・と思うと少し怖かったです。が、全体的にはめちゃめちゃ面白かったです(>o<)//台詞のテンポとかすごく良いし、ノリも良かったです。特に腹筋善之介さんと久保田浩さんの対決シーンはお腹が痛くなるくらい笑えました。たぶんアドリブだと思うのですが、どこまでいっちゃうのぉーって感じでした(笑)
 今回演出もすごくお洒落でクールでカッコ良かったです。衣装も皆さんレザーを着られてて、ビシッと決まってましたvvv特にカッコ良かったのはローズ役の関さんです(^_^)v知的な感じで素敵でした♪「ラブハンター」って言われるの分かります(笑)

 クールでお洒落なお芝居の中、変な生き物登場。頭が犬で体がガマガエルという「イヌガマ」です(笑)これは春木の番組で作られた架空の生き物なのですが、実は今回めっちゃ大事な役割を担っているのです(笑)ちょっと気持ち悪かったですが可愛かったです♪

 ホントの天才脚本家は、やっぱり後藤さんだなと思った作品でした。