ノイズ・オフ
【作】マイケル・フレイン 【翻訳】常田景子
【演出】宮田慶子
【出演】榊原郁恵 近藤芳正 加藤貴子 相島一之
筒井真理子 鶴田忍
吉田鋼太郎 福本伸一 宮地雅子
2002/09/22 大阪/シアター・ドラマシティ

 三幕構成の舞台。
 一幕。。喜劇「ナッシング・オン」の初日前日舞台稽古。明日が初日だというにもかかわらず、稽古不足で全くスムーズに進まない。あげくに出演者の一人が行方不明なったりして、演出家のイライラは頂点に・・・
 二幕。。なんとか幕は開き、公演を続けていたが、ある日、開演5分前にもかかわらず、主演の二人がいっこうに舞台上に現れない。どうやら二人は痴話げんかの末楽屋に閉じこもってしまったらしい。そこへ他の公演もあってここにはこないはずの演出家が現れる。彼は訳あってお忍びでやってきていた・・・
 三幕。。千秋楽。開演の音楽が流れるが、幕裏での出演女優二人による口論の声が客席まで響き渡る。他の出演者がなんとかごまかし開演となるが・・・

 とにかく、忙しい舞台だったです。出演者の方々はホントーにすごい!! なにしろ本来の芝居と劇中劇の2つの芝居を同時にやってるようなものなんですから。そのどちらもがドタバタストーリーだし。沢山あるドアを出たり入ったり、少しでもタイミングがずれるとおかしな事になっちゃう(実際それを使ったドタバタシーンもありましたが)。テンポもめちゃくちゃ速いし、実際の世界でも劇中劇の中でも、人間関係がぐちゃぐちゃでよくこんがらがらないなぁと思いました。もともと外国の作品なので役名も全部カタカナで、外国名前の覚えられない私は、付いていけない〜っって感じだったです(^_^;)
 演出も面白くて、最初一幕の稽古場シーンの時、演出家役の人は本当に客席に座っていて、そこから舞台の役者さん達に指示を出してました。手元を照らすライトとか、水が置いてあったので何かあるなとは思っていたのですが、ちょっとドッキリです。他にも役者さんが客席に降りてくるシーンもあって面白かったです。セットの、最初は正面、二幕では裏を向いて舞台裏を見せるというのも面白いなと思いました。
 早い展開に「うわぁ〜(>_<)」と思っているうち、あっっと言う間に終わってたので(^_^;)、できればもう一度観たいかもと思いました。テレビとかでやらないかな〜
 あと榊原郁恵さんのメイド姿はめっちゃ可愛かったですvvv(笑)