オペラ座の怪人
【作曲】アンドリュー・ロイド=ウェバー 【作詞】チャールズ・ハート
【台本】リチャード・スティルゴー/アンドリュー・ロイド=ウェバー
【演出】ハロルド・プリンス 【日本語台本・日本版演出】浅利慶太 
【出演】村俊英 村田恵理子 柳瀬大輔 河合和代
石倉康子 西島美子 林和男 青山明 半場俊一郎
立岡晃 川地啓友 浦田敬二
ほか
2002/04/14 京都/京都劇場

 「オペラ座の怪人」2回目です。前回は初めてで、原作も全然知らなかったので、ストーリーを追うのに精一杯って感じでしたが、今回は主役以外の人の動きを観たり、少し余裕を持って観ることができました。特に二幕目の最初、マスカレードのシーンでは、色んなキャラの動きを注意して観ました。というのも、先日スカパーの京都チャンネルで、オペラ座の怪人の特集をやっていて、このシーンにはストーリーの鍵を握るかも知れないヒントが散りばめられているかも?と言っていたのを観たからです。実際、一度見ただけでは分からないような細かい動きとかあって面白かったです。
 オペラ座地下、怪人の住処に舟で行くシーンもやっぱり綺麗でしたvvv霧と無数の蝋燭の中を、怪人とクリスティーヌを乗せた舟が静かに進んでいく・・・何度観ても幻想的で大好きなシーンです。
 ただ今回、なんとなく全体の音が小さい感じがして残念でした。前に広島で観た時は、音の振動が身体に響いてくる感じでものすごく感動したのですが、今回はそれがイマイチ感じられませんでした。せっかくカッコ良い音楽なのだから、もっとガンガン鳴らして欲しかったです。
 ファントム役の方も広島の時とは違っていて、印象がかなり違いました。前回観た時のファントム(高井さん)は、声も重低音でお腹に響く感じだったし、最後のシーンとかすごく可哀想に見せていたのですが、今回の村さんのファントムは、わりと声も高めでした。でもCDなどで歴代のファントムを聴くと、だいたい声が高い方が演じられているようなので、もともとのイメージはこんな感じだったのかも?とも思います。高井さんのファントムより声の邪悪度が増して、それはそれで良かったですけど、私のイメージでは高井さんの方が合ってるかもと思いました(^_^;)

 全体的にとても感動して良かったのですが、前日あまり寝れなかったこともあって、上演中ものすごく眠たくて眠気を堪えるのが大変でした(汗)このお話、場面が夜で、ゆったりとした綺麗な曲がかかることが多いんですもの・・・(笑)