待ちに待ってたPiper本公演！昨年の公演も大変楽しかったので、とても楽しみにしてました♪そして今回は、観劇初めての友達を誘ったので、気に入ってもらえるか、そちらもドキドキです。

　とある屋敷に入ってくる淳二(竹下)と彩華(楠見)。彼らはある求人広告を見てやってきたのだ。その広告とは「親を亡くした3人の兄弟を、群馬の屋敷から博多の親戚まで送り届けてくれたら報酬200万円」というもの。元々詐欺や窃盗で生きてきた二人。そんな簡単な仕事で200万ももらえるならと、元々決まっている人間がいたにもかかわらず、その人物になりすまし仕事を引き受けた。ところが、てっきり小さな子供だと思っていた兄弟というのは、なんとみな30過ぎのおっさんで、長男・佐平衛(川下)と三男・茂蔵(山内)は屋敷にいるが、次男・金五郎(後藤)は家出し、今は大阪にいるという。その次男も見つけだし、三人揃えて博多へ連れて行く、というのが依頼された仕事だった。彼らはその歳になるまで屋敷の外には一切出ず、外部との接触を全く無くした状況で育ってきていた。しかも彼らの母親は「大事な事は全て歌で伝える」という特殊な教育を行っていたため、彼らは歌で伝えなければまっすぐ歩く事もできないというありさま。。前途は多難だが、何はともあれ一路博多を目指し旅立った一行。しかし彼らを狙って追ってくる謎の男・兵藤(原田)。自称茂蔵のフィアンセで常識など全く通用しないぶっ飛びお嬢様・麗子(大路)、執事の熊野前(内場)も兄弟達を追う事になり、みな入り乱れての大騒ぎ。果たして無事に彼らを博多まで送り届ける事ができるのか…

　いやぁ〜面白かったです！テンポの良いセリフと次々と出てくる笑い。楽しい歌♪。じ〜んホロリとさせられるシーンもあり、最初から最後まで楽しめました♪

　後藤ひろひとさん。次男、金五郎。前説?から笑わせていただきました。実はこの金五郎、前回のPiper本公演「ホセ中村とギャッフンボーイズ」に出てきた金五郎ちゃんその人だったんですよね。前回ギャッフンボーイズの中で一人だけ語られなかった金五郎ちゃんの過去を、今回考えてくださったそうです。歌もまたまたとても上手で素敵でした☆

　川下大洋さん。長男、佐平衛。前にも言いましたけど、観る芝居事に違ったキャラクターを全く違った雰囲気で演じてくださるので凄いなぁと思ってしまいます。今回も、学者風なのに社会の事何も知らなくて些細な事にはしゃいだり、ポンポンちゃん(巨大なイカのぬいぐるみ)がないと眠れない佐平衛を可愛く演じてくださいました♪そしてやっぱり「ええ声」ですvv

　山内圭哉さん。三男、茂蔵。凶暴な三男(笑)でも母を捜して泣くところとか、うるうるっと来ちゃいました(^_^;)相変わらずカッコ良いですね♪

　原田修一さん。三兄弟の相続する予定の遺産を狙う男、兵藤。渋いです！そして可愛い♪歌があまり無かったのが残念でした。

　竹下宏太郎さん。淳二。悪役素敵vv竹下さんってホント悪役似合いますよね(笑)そして何と言ってもさすがダンサー！動きがとても滑らかで綺麗でしたvv

　楠見薫さん。彩華。個性的！でもやっぱり素敵♪楠見さんの歌う「僕を見ててね」の曲は良かったです〜じーんとしましたvvv

　大路恵美さん。究極のお嬢様、麗子。真っ赤な衣装にくるくる縦ロール、人の言う事なんて全く聞いて無く超マイペース、しかも頭の中もぶっ飛んでいて…(^_^;)今回の登場人物の中で、もう最高ピカイチに大好きなキャラです！めっちゃ可愛かった(>o<)vvv名前を聞かれて、「あははは♪あててごら〜ん♪」と言いながらスキップで去って行ったり、蟻を見て「まぁvv可愛い蟻さんたちvvでもぉ、そんなに甘い物ばかり食べてると天罰がくだるわよ。はい！天罰♪」と言って踏みつぶしたり、道行くサラリーマン達に向かって「おーい社会の歯車達ぃ〜しっかり回るのよぉ〜」とかにこやかに手を振ったり…最高です！(笑)ちょっと高橋留美子さんの漫画に出てくるキャラクターのような感じでもあり♪大路さんの新たな一面を見ました(笑)ぜひこういうハジケた演技、また見せて欲しいものです♪

　内場勝則さん。三兄弟の産まれた家に仕える執事、熊野前。言わずと知れた吉本新喜劇の座長さん♪さすがに面白かったです！声も大きいし(笑)ラストのオチも最高でした♪

　カーテンコールは客席全員総立ち！出演者全員の歌で盛り上がりました♪こういうノリの良いところもPiperの好きなところですo(^o^)o一緒に行った友達も楽しかったって言ってくれて嬉しかったです♪