もうすぐ閉館されるこの劇場。私にとって初めてのNYLON100℃作品は、近鉄小劇場での最後の観劇となりました。

　「ホテル・ハルディン」そのホテルは華やかに開館した。客室は予約でいっぱい。みんな幸せそうに笑っている。その日泊まった客に配られたカードには「10年後の同じ日御来館のお客様は無料で御宿泊頂けます」と書かれていた。そして10年。あの日の宿泊者達が様々な事情を背負い再びこのホテルに集う。開館時から勤めているホテルマンは10年前の出来事を幸せそうに後輩に話す。しかしその記憶は少しずつ歪められており、現在にまで引きずられた秘密が…

　開演して、まずビックリしたのが、正面のスクリーン仕立てのブラインドに、ケラさん監督の映画「1980」の予告編が流れた事(笑)芝居を観に来て映像が流れるというのも初めてだったのでビックリしたのですが、「いきなり宣伝かよ」と思ってしまいました(^_^;)
　しかしその後の、本編のOPENINGはカッコ良かったですvvv同じく映像で、それもとてもお洒落なアニメーションに合わせて出演者の名前が出て、そこに実際の役者さんが登場。て言葉でお伝えするのはめちゃめちゃ難しいのですが(>_<)とにかくめっちゃお洒落でカッコ良かったんですvvvなんだかとても新鮮で、感動してしまいました♪

　お話は、最初の方はすごく面白くて、笑いっぱなしでした。それぞれのキャラクターの見せ場いっぱいという感じで楽しかったです。でも時間が経つに連れてだんだんと不穏な空気が流れ始め、結構悪意も感じられて、登場人物もみんなどこか歪んでるし、かなり怖かったです。最後はちょっと悲しい感じなんですけど、結局何のお話だったのか…というと「よく分からなかった」て感じでした(^_^;)

　役者さんではみのすけさんが一番怖かったかも(笑)。OPEN当時からホテルハルディンに勤めているホテルマンで、このホテルの事をとても愛している。愛しているが故にホテルを守るために恐ろしい事になっていくんですよね。にこやかに怖い事を語ってたりするのが恐かったですbb

　犬山イヌコさんは、「ポケモン」のニャースとか「TRICK」でぐらいしか知らなくて、初めてご本人を拝見したのですけど、小さくて可愛い方でした。

　大倉さんは、やっぱ大きいなぁ〜て思いました(笑)迫力あってドキドキでした。

　カーテンコールのとき。ケラさん登場されて嬉しかったです。こういうのが小劇場の良いところだよなぁと思います♪来年も大阪での公演が決まっているのに、この劇場が無くなってしまって、次から何処でやれば良いんでしょうと言われてました(笑)オススメ劇場があったらアンケートに書いておいてとも言われてましたが、どこか良いトコあったでしょうか…(^_^;)