ヴィレッヂプロデュース
Vol.3 阿佐ヶ谷スパイダースPREMIUM 真昼のビッチ〜The Bitch Shouts in the Midday.〜 |
【作・演出】長塚圭史 【出演】高橋由美子 馬渕英里何 千葉雅子 橋本じゅん 小林高鹿 玉置孝匡 長塚圭史(富岡晃一郎) 吉本菜穂子 前田悟 中山祐一朗 伊達暁 高田聖子 渡辺いっけい |
2004/07/31 大阪/大阪国際交流センター 大ホール |
阿佐ヶ谷スパイダースと、劇団☆新感線のコラボ的作品と言うことで、最初は観に行くつもりは無かったのです(ガマザリと1日しか違わないから)がどうしても観たくなって行ってしまいました(^_^;)だって橋本じゅんさんとか、新感線の濃い演技しか観た事無いし、聖子さんやいっけいさんは上手い役者さんだし、それが長塚作品でどんな演技見せてくれるのか、となったらやっぱり観てみたいですよね(笑) とある寂れた歓楽街。その街には、球子(高橋)と美磨(馬渕)という姉妹が暮らしていた。姉・球子は気がふれた妹・美磨の面倒をみるために、昼間はハンバーガーショップでバイト、夜は娼婦として街角に立つのであった。しかし、過去にその街の娼婦に夫を奪われ、その街を恨む女・高柳悦代(高田)は街を買い上げ、大型ショッピングセンターを建てようとしていた。殆どの店が立ち退いた後も街に残り、悦代と対決しようとする娼婦、鳩子(千葉)とルリナ(吉本)。悦代の夫の弟で、どんな手を使ってでも街を潰そうとする男・高柳真彦(小林)。街のチンピラ、大河原鬼丸(玉置)と高倉欣二(伊達)。会社をサボって娼婦を買いに来た二人のサラリーマン、森脇(渡辺)と桜田淳治(橋本)。球子の昼間のバイト先の店長で球子の事が好きな男・清原(中山)。急速に転がり落ちてゆく、人々の運命。。 ●高橋由美子さん。もうすっかり“大人の女優”さんですね。鉄パイプ振り回す姿は迫力ありました(^_^;) でもバーガーショップの制服姿はとても可愛かったです(笑) ●馬渕英里何さん。可愛かったです。狂った演技は凄かったですね。猫の死体(のぬいぐるみ)を嬉しそうに振り回す姿は結構ぞぞっとしました。 ●千葉雅子さん。さすがの貫禄。カッコ良かったです。今回の女性陣の中では一番カッコ良かったです。 ●橋本じゅんさん。普通に良い人の役(笑)じゅんさんというと、新感線のめっちゃ濃い役しか知らなかったのですけど、とても可愛くて良い感じでした。桜田のその後は気になります。 ●小林高鹿さん。シュッとしてますよね(笑)ソフトで、にっこり微笑みながら人殺しとかできちゃう真彦が、とてもイメージあってました(^_^;) この方を知ったのはAGAPE storeの「しかたがない穴」だったのですが、その後とても気になっています。 ●玉置孝匡さん。可愛かったです(笑)やくざなんだけどボケていて憎めない、そんなキャラでした。本当の玉置さんも良い人っぽくて、そんなところがにじみ出てた気がします。 ●吉本菜穂子さん。色っぽくて、可愛かったです(そればっか/(^_^;))。ルリナみたいな娘は幸せになって欲しかったです。。 ●前田悟さん。球子のバイト先の同僚と悪徳警官役(^_^;)アクションクラブの方だそうですね。出演時間短いとはいえ、まったく違ったタイプの二役で大変だなぁと思いました。 ●中山祐一朗さん。もう言うことなく素敵でしたvvさすがですね(笑)インパクトありありでした。いつもの長塚作品だと、最後死んじゃったりしそうな役でしたけど、今回は大丈夫で良かったです。 ●伊達暁さん。前回の「はたらくおとこ」の時はツンツン金髪でしたが今回は坊主頭になっていてびっくりしました。でもとても似合ってました。この方のテンションもなんか好きです。 ●高田聖子さん。この方もカッコ良かったです。でも悦代は可哀想なんだけれど、結局どうしたかったのか分からない人でしたね。聖子さんににももっとハジけて欲しかったです(笑) ●渡辺いっけいさん。素晴らしいですvv暗〜い話をいっきに盛り上げてくれました。でもすごく疲れそう…(^_^;) ●長塚圭史さん。そうです。今回ご出演の予定ではなかったのですが、富岡晃一郎さんが急病で入院されたため、急遽代役に立たれたのでした。前田さんと同じく球子のバイト先の同僚と悪徳警官役だったのですけど、バイト役はすごく可愛くて、警官役はめちゃ怖かったです。長塚さんは背が高いので、暴力振るうと怖いんですよね(^_^;) いつも通り、ドロドロで悲しいお話でした。阿佐スパの公演と違って、トコトンどん底に落ちる事もなかったと思うのですが、最後にある希望みたいなモノも無く、ちょっと違うなぁという感じ。でもとても面白かったです。富岡さんは心配ですが、長塚さんに逢えたのは嬉しかったです♪ 今回はビックリした事がいくつかありました。 |