立身出世劇場最終公演
黄昏のカンガルーハイツ
【作・演出】関秀人
【出演】原尚子 浜口望海 広重島典
岸本奈津枝 手塚裕美 上畑圭市 安坂英治 山本禎顕
みなみさゆり おかだまるひ 村井千恵 三浦綾乃
ぷろぱん 山田紗由香 山本雅恵 今仲ひろし
関秀人
2004/04/18 大阪/HEP HALL

 関秀人さん率いる立身出世劇場。関さんを知ってから、ぜひ一度は観たいと思っていたのですがなかなかタイミングが合わず観れてませんでした。しかし今回の公演が最終公演になると聞いて、これはなんとしても行かねばっっと思いチケットを取りました。
 HEP FIVEには何度か来た事があったけれど、HALLに来るのは初めてです。中に入るとものすごく狭くてびっくり(笑)しかも、私の席が3列目中央で、超初心者でチケット取ったのもぴあだったりする私がこんな近くの良い席で良いのかなぁ思ってしまいました(^_^;)

 学生街のメインストリートから少し外れたところにひっそりと建つ洋館「カンガルーハイツ」。元々学生の為に建てられたため、今でも住人の殆どは現役学生もしくはOBである。個性的な住人達。その一人、石毛(広重)がある夜一人の男を連れ帰ったところから物語は始まる。

 私は家から出た事無いので、色んな人がいて、ごちゃごちゃ事件が起こって、みんなそれぞれ悩みとか抱えながらも楽しく暮らしている、こういう下宿の雰囲気って、何か良いなぁと思っちゃいます。関さんの書かれたお芝居はもちろん初めて観るのですが、暖かくて良いなぁと思いました。コメディでもあり、恋愛な感じもあり、ファンタジーもあって、盛りだくさんなお話でとても面白かったです。私が今まで観た関さんは、いつもクールで渋くてカッコ良い役ばかりだったのですが、今回はちょっとムサい感じ&可愛くてびっくりでした(笑)でも世界的な登山家で、やっぱりカッコ良かったですvvv

 普段観に行くお芝居は、プロデュース公演とかが多く、小劇場の劇団の公演というのは初めてくらいでした。なんか劇団員の身内っぽいお客さんが多い気がします(^_^;)おじさんとかおばさんとか。終演後の物販にさっきまで舞台に立っていた役者さんがいると思ったら「おぉっっ来てくれたんだぁ」て感じでおそらく友達であろう人たちと盛り上がってたり、劇団公演の雰囲気て独特なものがあるなぁ〜と思いました(笑)

 とても面白かったので、これでもう観られなくなると言うのはかなり残念です。もっと早くに観に来ておけば良かったなぁと思いました。