7人の劇作家による7人の役者のためのオムニバスストーリー。
■長塚圭史作:素晴らしい愛をもう一度
妻がテロ事件に巻き込まれたと聞いて駆け付ける男。そこには変わり果てた妻の遺体が…悲しみにくれる男だったが、突然死んだはずの妻が起きだして…
今回の作品達の中で、やはり私はこれが一番好きでした。可笑しさと切なさが共にある、実に長塚さんらしい作品でした。いっぱい笑わせられて、最後の台詞でガツンとやられました。
■倉持裕作:MEAT DOLL
怪しげな自己啓発セミナー。そこでは肉体は単なるミートドールで、感情と切り離すことで自在に操れようになると、日々訓練が行われていた…
役者さん達がスゴい!たとえばAさんが右足を動かそうとすればBさんの左足が動き、Bさんが左手を動かそうとすればCさんの右足が動く…というように、見ているこちらも頭がこんがらがっちゃいそうでした(^_^;)最後少ぉ〜し恐い感じで終わるのは、倉持さんらしさかなぁと思いました。
■土田英生作:潜入
主君の命を受け敵城へ忍び込もうとしている忍者たち。いざ、作戦開始!と言うとき…
もろコント、でした。途中で展開読めちゃうんですけど面白かったです。途中ハプニングあってみんな笑いが止まらなくなる場面も(^w^)
■千葉雅子作:危険がいっぱい
だらだらと仕事するおっさん清掃員二人の元に、やけに礼儀正しい新人がやってきた。からかう二人だったが…
転球さんが渋かったですvvこちらも最後はじわっと恐かったです…がちょい難しかったですね(^_^;)
■故林広志作:理想の部屋
世界中がシェルターで生活している近未来。とある国のシェルター内では総理大臣を中心とした緊急会議が開かれていた。そこでは会話はすべて暗号となっていたが…
すいません。あんま印象無いです(^_^;)昇太さんの総理大臣がいい味出してたなぁ〜と思います。
■後藤ひろひと作:ONE ARMED FORCES
一人の兵士は腕一本で爆弾の落下を食い止めていた。そこへ片腕を負傷した上官がやってきて…
昔のドリフを彷彿とさせられる作品でした(笑)台詞の端々で大王らしさを感じました(^ー^)
■ケラリーノ・サンドロビッチ作:スポンサー
とある旅館の一室。カップルが一組別れ話をしている。そこへ現われる女将。
これがケラ流ナンセンス?なんだかよく分からないんですけど(^_^;)これまた昇太さんの女将が笑えました(笑)途中から、今までやってたすべての作品がリンクしていくところはゾクゾクする程カッコ良かったですが…どこまでがケラ作品?(^_^;)
各話の間も暗転にならず、ダンスや芝居で繋ぐという演出もカッコ良く新鮮でしたが、約15分と短いながらそれぞれの作家さん達の個性溢れる作品ばかりなので、暗転で繋いではっきり分けても良かったかなぁ〜と思いました。あとAGAPE
storeにしては松尾さんが大人しかったかなぁ〜て思いました(笑)今回は八十田さんが大活躍だった気がします♪あと転球さんの渋カッコ良さに気付けて良かったですvvvでもホント、豪華作家陣の作品を一気に観れてお得な作品でした(^ー^)
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