『レ・ミゼラブル』

潤色・演出/ジョン・ケアード  トレバー・ナン
翻訳/酒井洋子
訳詞/岩谷時子
出演/今井清隆 岡幸二郎
   坂本真綾 シルビア・グラブ 河野由佳
   泉見洋平 コング桑田 田中利花 岸祐二 ほか

2005/12/18 大阪/梅田芸術劇場・メインホール

とても有名な作品だけど、
タイトルだけは知っているって感じの状態だった私(^_^;
会社の後輩の子がずっと「観たい」と言っていたし、
やっとの大阪公演、
出演者の坂本真綾さんのFC先行予約があったこともあって
チケットを取りました。
ミュージカルはどうも苦手な私ですが、
席もとても良かったし、感動できるかも?!
ととても楽しみにしていました。

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あまりにもストーリーの記憶がウロなので、
事前に予習しておこう
と公式サイトに載っていたあらすじを読んだのですがよく分からず(^_^;
まぁでもなんとかなるだろうと思っていたのですが…
流れは分かるのですが、
やはり疑問点というかよく分からない部分は残りました。
ジャン・バルジャンが主役なんだろうとは思うのですけど、
途中は学生運動?がメインだし、
結局何の話なの?って思ってしまいました。。
元々とっても長いお話を、3時間くらいに凝縮してあるので、
どうしてもダイジェストみたいになってるのが残念だったです。
まったくの初見だったのですけれど、
歌は聴いたことのあるものもあってとても良かったです。
音楽がとてもカッコ良いと思いました。
やっぱ生演奏は迫力あって良いですね♪
群衆がみんなで立ち上がる時の歌が好きです。
なんとなく流してしまうストーリー展開の中では、
やはりエポニーヌの話が可哀想で泣けました。
真綾さんがやっているからというだけでなく、
唯一感情移入できたと思います。
もう可哀想すぎ(>_<)っっ
マリウスなんて脳天気で全然ダメダメくんです!!
コゼットがいまいち個性無いので、
ドコがいいんだっって思ってしまいました(笑)
真綾さんのエポニーヌはとても可愛くて良かったと思います。
あと泣けたのは学生達がみんな死んじゃうところでしょうか。
子役の子もすごく良かったです。

最後の方は、正直意識が遠のきそうでヤバかったです(^_^;
後の人にはバレてたかも…bb
照明が全体的に暗いし、
静かな曲になっちゃうとどうしても眠気が襲ってくるんですよね〜(笑)
やっぱりミュージカルは向いてないかもと思いました。
台詞にも節が付いてるのもどうも苦手なんですよね。
同じミュージカルでも、
台詞は台詞、歌は歌っていう方が良いです。
どうも間が抜けて聞こえちゃうんですよ。

あとは、コング桑田さんが思った以上に大活躍で嬉しかったです。
役としてはそんなに重要な人物では無いと思うのですけど、
誰よりも目立ってました(笑)
最初、公演が決まった時にコングさんもご出演と聞いて嬉しくて、
チケを取る時もコングさんがご出演の日で嬉しかったはずなのに、
すっかり忘れていて…(^_^;
お顔を見て「あ、コングさん出てたんだった」と思ってしまいました(笑)

シルビア・グラブさんも、
私が知ってるのはすっごくコメディエンヌな姿だったので、
あとでキャスト表見るまで全然気が付きませんでした(^_^;

大阪のお客さんだから?なのか、いまいち反応が悪いのも微妙でした。
慣れてないからなのかなんなのか、
拍手するのもパラパラだったり、
私も初めてで様子見なところあったのですけど、
もっとリピーターの人に頑張って欲しかったです(笑)
カーテンコールはわりと長かったですけどね。

あとビックリだったことといえば、
ロビーで演目に関係ない、手作りバッグみたいのとか、
京都の和菓子?みたいのとかの出店が出てたことです(笑)
なんかお祭りみたいで楽しいですね(笑)
普段観に行くお芝居とはあきらかに違う客層も新鮮でした。
ほぼ90%ぐらい女性客だったですね。
休憩30分は長すぎだろうと思ってましたけど、
トイレの行列とか30分でも足りないくらいで、
あっという間だったです(笑)

結論から言うと、
やっぱりミュージカルには向いてないかもしれないのですが、
世界的に有名な作品だし、観に行って良かったと思います。
他のキャストのも、ちょっと観てみたいかもです。