『Shuffle』

作・演出/後藤ひろひと
出演/伊原剛志 奥菜恵
   山内圭哉 三上市朗 風花舞
   平田敦子 松谷賢示 澤田育子
   鹿内孝 後藤ひろひと
   石野真子

2005/05/22 大阪/シアター・ドラマシティ

後藤大王のパルコ劇場初作・演出作品☆

イケメンで優秀なのだが女癖が悪く、次から次へ女を捨てる様から「シャッフル」というあだ名で呼ばれる刑事、乾登志貴(伊原)。次に担当することになった事件は、通称「ハート(風花)」なる女に率いられた窃盗団「チップス」の起こした宝石強盗。事件を調べ始めた乾の前に現れたのは博多弁をしゃべり、髪の毛はボサボサ、全くイケテナイ女、三つ葉幸子(奥菜)。三つ葉はチップスが宝石を盗んだ宝石店の警備員をしていたが、事件後警備会社をクビにされ、それを乾の所為として、責任をとれと押し掛けてきたのだ。迷惑がるシャッフルだが、彼女が唯一ハートの顔を見た人間と知って共に捜査をすることに。つきとめたチップスのアジトの倉庫に忍び込むが、見つかってしまい撃たれるシャッフル。。重傷を負いながらも一命を取り留めるが、頭を強く打ったためにある障害が!それは、記憶の中の人の顔が全てバラバラになっていること。ハートの顔をした同僚、同僚の顔をした上司、上司の顔をしたナースetc..もう誰が誰やら分からない!しかし、同僚梶野(三上)がチップスに殺されたと聞き、街へ飛び出す…

カラフルなアメコミ調のイラストが描かれたセット。これが場面によってくるくる回る。登場人物の衣装もカラフルで、見ているだけでワクワクしてきます。
伊原剛志さんは、実はあんまり好きじゃ無かったのですが(^_^;スラッとしていてやはりカッコ良いですね。千秋楽なのにのっけからセリフ間違えて、みんな笑いが堪えられずにクスクス笑っていてどうなることかと思いました(笑)
奥菜恵さんは、本当に小さくて細くて目が大きくて可愛かったです。今回、結婚休業後の初仕事ということでしたが、そういえば私彼女の初舞台「アンネの日記」観たなぁ〜と思うと感慨深いものがありました(笑)博多弁も初ってことでしたが、とっても可愛かったです(^_^)
あと、今回一番ツボだったのは、平田(あっち)敦子さんでしたvvvこの方を私が認識したのは前回のPiper本公演「スプーキー・ハウス」だったのですが、本当に良いキャラしてますね☆見た目もそうですが(笑)まるでぬいぐるみみたいで(笑)とっても可愛かったです。特にシャッフルされて山内さん演じるラミーになってるときの関西弁は最高に可愛かった♪秋の「ダブリンの鐘つきカビ人間」にも出演されるということで、とても楽しみですvv
今回なんだか出演者が多くて、正直覚えられなかった人もいるのですが(^_^;みなさんとても楽しかったです。風花さんとかとっても美人さんなのに、股を広げて中腰で歩いたり(奥菜さんもですが)「すげーっっ」と思いました(笑)
あと!石野真子さんが石野真子役で出られてたのも凄いです☆途中はそんなに目立って無かったですけども、最後カーテンコールの時にキラキラ紙吹雪が舞う中登場され、ヒット曲に乗せて出演者紹介された時はマジで感動しました(笑)スタンディングで盛り上がりたかったです(>o<)☆

千秋楽ならではの、スタッフさんのサプライズ、バズーカによるキラキラ発射もあり、それ以上にもんのすごい量のキラキラが天井から降ってきたり、元自衛官の松谷さんによる超スピードの匍匐前進観れたり、くるくる回るセットは実は人力で回していたということで、中に入っていたスタッフさんも登場したり、もうとっても楽しいひとときでしたvvv

…ただひとつだけ。登場人物が結構死んじゃったのは残念だったです。。特にシャッフルの同僚の梶野さんとか、すっごく悲しかった(>_<)せっかくドタバタ楽しいお話なので、人が死んだりは無い方が良かったなぁと思います。