AGAPE store #11
『BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン川を越えろ〜』

作/後藤ひろひと
演出/G2
出演/松尾貴史 三上市朗 八十田勇一 松永玲子
   坂田聡 菅原永二 篠原ともえ
   粟根まこと 後藤ひろひと

2006/02/12 大阪/シアター・ドラマシティ

フランク・シナトラをこよなく愛する男・神崎(後藤)が経営する
雑貨&カフェに、ワケありの強盗・摩耶と潤一(篠原、菅原)
がやってくる。
レジの金目当ての簡単な仕事のはずが、
勘違いの達人・木太郎(八十田)、現社長・加賀(坂田)の勘違い、
そして出会ってはいけなかった男・健三(松尾)と
出会ってしまったために当然のように事態は悪化。
本人たちの思惑とは裏腹に世界的規模の大事件に!?

さらに、後を追うように天才ハッカー・皿袋(松永)そして、
かつての宿敵・川島(三上)も加わって、
さらにさらに、健三に恨みを抱く前社長・結城(粟根まこと)も現れ
事態は爆発寸前、
BIZシリーズ史上最大のピンチを迎える!!

果たして、強盗と復讐と巨大ビジネス・ゲームの行く末は?
シナトラVSトム・ジョーンズの勝負の決着は?
破天荒すぎるサラの奇策とは? そしてその衣裳は?
6年越しのシリーズの幕を降ろす、奇想天外なお話の行方は?
BIG、BIGGER、BIGGESTの全てがいまここに集結!
堂々の完結編!

「BIG BIZ」のカーテンコールで、
後藤大王がつい冗談で「これは3部作の1作目です」
と言ってしまったために実現したこのシリーズ(笑)ですが、
いよいよ完結です。
あのはちゃめちゃぶりがどのように集結するのかとても楽しみでした。
今までとは劇場も大きくなり、人数も増えたけれど、
1シチュエーションでの勘違い、すれ違いによる
ドタバタコメディーには変わりなく
最初から最後まで大笑いで楽しめました。

ただ、やはり人数が増えたために、
どうしても一人一人の出番が少なくなってしまって残念でした。
せっかく今回粟根さんがご出演だったのに少ししか登場しなくて
坂田さんもホント少なくて、勿体ないなぁ〜と思いました。
あと物語の前半のドタバタがちょっと長すぎたかなぁとも思います。
このシリーズの面白いところは
後半、もう絶体絶命だと思われたところから
奇跡の大逆転をするところだと思うのですけど
その部分があっさり描かれすぎてた気がします。
前作、前々作を観ていない人にとっては
ちょっとついていけなかったかなぁ〜と思います。
後藤大王も言われてましたが、
やはり1作目を越える続編は無いのかな〜て感じでしょうか。

松尾さんは、相変わらず自由に楽しまれてた気がします(笑)
でも、得意の声芸やパントマイムなどが
あまり観られなかったのが残念です。
カーテンコールのお喋りも楽しかったです。

三上艦長、今回私はこの方に一番ときめきました(笑)
前からカッコいいとは思ってたんですけど、
今日は出てきた瞬間に「うわぁ〜カッコいいvvv」と思ってしまって(笑)
後半の豹変ぶりがまた可愛くて、「素敵すぎ☆」と思いました。
まさか艦長が「萌え〜」とか言うとは思いませんでした(^_^;
2/15の広島公演の日は、40歳のお誕生日だそうです。
行って一緒にお祝いしたかったです(>_<)//

八十田さんも相変わらずほのぼのな木太郎ちゃんで
松永さんの露出はさらにエスカレートしててセクシーでした。
でもやっぱり出番が、
特に松永さん演じる皿袋(サラ)さんの活躍が少なくて
かなり残念だったです。
この二人だけになる、最初と最後のシーンはとても好きです。

坂田さんは前作ではほぼ出ずっぱりだったのに
今回はもう殆ど出番無くて残念でした。
あと、加賀があんなに健三さんを嫌ってるのも意外でした。

菅原永二さんと篠原ともえちゃんは初参加でしたが良かったです。
菅原さんは猫のホテルの役者さんとのことですが
初めて観ました。
でも、最近あちこちでお名前拝見して
色んな所に客演されてるみたいで凄いなと思います。
喋り方が、同じく猫ホテの池田鉄洋さんに少しだけ似てました。
今回の苛められパート担当の役でしたけど
潤ちゃんはそれを楽しんでる風だったのが今までと違うかなと思います。
最後の告白はじ〜んときました。
篠原ともえちゃんは可愛かったですね〜
顔ちっちゃくてびっくりです(笑)

粟根さんは、結構早い段階で出てきて「おぉvv」と思ったのですが
その後ちょこちょこっとしか出てこないし
殆ど訳分かんないこと叫んだりしてて
あんまりじっくりお芝居観られなかったのが残念です(^_^;
初めて観た人には、結城がどうしてああなっちゃったのか分からないから
「何アレ?」みたく思われたんじゃないかなぁ〜とちと心配ですbb
ショットガンを構える姿はカッコ良かったですけどね。

後藤大王は、まぁいつも通り。ラストの歌は素敵でした。

大王の作品は、カーテンコールまで含めてひとつの作品って感じで
最後の最後まで楽しめるところが好きです。
今回もワクワクしてスッキリして、とても楽しかった。
少々強引でありえない展開があっても
受け入れられちゃうのが不思議です(笑)

BIZシリーズはこれで終わりということですが
またこの「ドリームチーム」でぜひお芝居やって欲しいです(^_^)vv

…あと一個ムカついたこと(^_^;)
前の席の男の人が、
ものすんごく大きな声で笑ってたこと。
そりゃね、面白いんだから笑って当然なんですけど、
その人の声はでかすぎて、
しかもひとりタイミング外したトコでもバカ笑い、
なんか退いちゃって集中できなかったんです。。
自分浮いてるの気付けよ(>_<)っっ
て言いたかったです。
隣の人も迷惑だったろうなぁ〜
てか連れなら注意しろって感じ?
やっぱり、たくさんの人が一緒に観てるわけだから
場の空気読むってのも必要だと思います。