舞台にはテーブルと二脚の椅子。
並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。
幼馴染みのアンディとメリッサ。
自由奔放で感覚人間のメリッサ、
真面目でいつも何かを書いているアンディ…。
思春期を迎えて彼等は一番親しい異性として互いを十分意識し合う。
しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、
二人は友達以上にはどうしてもなれない自分たちを発見する。
大学を出た二人はそれぞれ結婚し、全く別の道を歩き始める。
海軍を経て法曹界に入り上院議員にまで上りつめるアンディ。
アートの道に進んだものの行き詰って精神的に破綻をきすメリッサ。
久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのように、
お互いを激しく求め合う。
しかし、結ばれるには、それは余りにも遅すぎた…。
行ってきました!初めてのPARCO劇場。
この公演の為だけに上京しましたよ(笑)
でも、行って良かったです〜
今回のカップリングでは1回限りの上演。
なかなか観られるもんでは無いですもんね。
まず驚いたのは、PARCO劇場てこんな小さいんだぁってこと(笑)
今までここで上演されつつ、地方でも演ってた作品は沢山ありますが
他の劇場はみなもっと広かったですから。
こんな狭い空間で観られるなんて、なんとも贅沢な気がしました。
「LOVE LETTERS」を観るのも初めて。
今まで色々噂だけは聞いていましたが、やっぱ朗読劇って良いですね。
こちらの想像力がめいっぱい発揮されると言いますか…
読み手によって全く違った印象になるのだろうなぁと思いました。
ぜひ別の組み合わせも観てみたくなりました。
今回のカップル。長塚圭史さんと小島聖さん。
今までも何度も共演されていましたが、
とってもお似合いだと思いました。
雰囲気がとても良いです。
長塚さんは普段あまり見ることのできないダークなスーツ姿で
それがまたとても素敵でしたvvv
最後、小島さんをエスコートする姿もカッコ良かったです♪
長塚さんの声が好きな私は
この心地よい声をたくさん聴けてしあわせでした(笑)
長塚さんの朗読は、
感情が込もり過ぎることもなく、棒読みでもなく、
時々は台詞調になったりもしたりするところがいいと思います。
小島さんも黒のワンピースでカッコ良かったです。
途中結構噛み噛みだったのが残念ではありましたけど…
でも感情も込もっていて良かったと思います。
最後の最後の「ありがとう」は泣けました(T_T)
お二人とも、
相手が朗読している間も、本当に手紙を読んでいるかのように、
楽しい文面の時は顔がほころび、
悲しい内容の時は険しい顔になっているのが印象的でした。
最初、朗読劇と言うことで、
目をつぶって聞いた方がいいかなと思ったのですが
ずっとお二人の表情にも注目してしまいました。
まったく予習もしていかなかったし
昔のアメリカのお話と言うこともあって、
正直ついて行けてない部分があったのも残念です。
原作本を買ったので
それをしっかり読み込んで、
また機会があれば行ってみたいなと思います。
で、自分も朗読、やってみたいと思いました(笑)
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