『魔界転生』

原作/山田風太郎
脚本・演出/G2
出演/中村橋之助 成宮寛貴
   藤谷美紀 馬渕英俚可 遠藤久美子
   六平直政 山本亨 千葉哲也
   升毅 西岡徳馬
   蛍雪次朗 笠原浩夫
   陰山泰 関 秀人 中村橋弥
   山雄介  内田滋 及川直紀
   大月秀幸 坂田聡 福田転球
   田尻茂一 園岡新太郎 ほか

2006/09/17(日)11:30開演
東京/新橋演舞場

キリシタンの反逆者・森宗意軒が編み出した秘術「魔界転生」。
この世に悔いを残している者が、
いまわの際に仕掛けを施した女体と交わることで
力漲る肉体に転生を果たす術。
この転生の術に心惹かれ、宗意軒の家来となり、
次々と転生を果たしてゆく名だたるかつての剣豪達。
田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、天草四郎、柳生如雲斎、柳生宗矩、
荒木又右衛門、宮本武蔵の7人の魔界衆が誕生する。
宗意軒はこの剣豪達を武器に幕府への復讐を企むのだが、
ひとり、なんとしても仲間に引き入れたい剣豪がいた…。

その男、柳生十兵衛三厳は柳生の里で異変を感じ取る。
名君として知られる紀州藩主・徳川頼宣の突然の乱行、
そしてその背後でうごめく魔界衆の存在。
国の危機と悟った十兵衛は魔界衆と戦う道を選ぶが、
事が事だけに表立って動くことが出来ない。
そこで弟子の柳生衆を同行させ、
巡礼の一行を装い紀州領地内を移動することを思いつく。

しかし、一方、この奇策は魔界衆にとっても好都合であった。
十兵衛を仲間に引き入れんと巡礼の行く先々で待ち受ける魔界衆。
転生を果たし魔界の力を手に入れた剣豪達は
想像を絶する剣技を以て十兵衛一行に襲いかかるのであった……。


実際は↑のあらすじと微妙に違ってた気もしますが…(^_^;

面白かったです。
事前に聞いた感想がイマイチ良くないものが多かったので
どうかなぁ〜と思っていたのですが、
充分楽しめました。
歴史とか原作とかほとんど知らないので
登場人物とかは正直誰が誰やらって人もいましたが(^_^;
それでも大まかな流れは掴めたし
わくわくして、泣けて、笑えて、良かったと思います。

イヤホンガイドというのも借りてたのですが
本編中聞いちゃうと、台詞が聞こえなくなるので
休憩中しか使いませんでした(^_^;
できることならもう一回、解説付で観たいです。
DVDの副音声に入れてくれないかな〜(笑)

中村橋之助さん。柳生十兵衛
渋かったですね。
私は花道のすぐ際の席だったのですが
最後目の前に来られた時、汗がだらだら流れていて迫力でした。
ただ、どうも私はあの「歌舞伎喋り」みたいのが苦手で…bb
周りが小劇場系の役者さんだったりしたので
ちょっと浮いて感じちゃいました。

成宮寛貴さん。天草四郎
ピッタリでしたね。美しかったです。
この方も花道で、私の目の前で沈んでいって(笑)
すごく綺麗でドキドキしました☆
最期はとても可哀想だったです。

藤谷美紀さん。お縫
馬渕英俚可さん。お品
遠藤久美子さん。お銭
この紅三点、あんまり個性が無かったような…
特に藤谷さんはあんまり目立って無くて
この方じゃなくても良かったような…bb
馬渕さんは難しい役?だったけれど
敵と味方で揺れ動く様がもう少し強く出てるといいなと思いました。
エンクミちゃんは、なんかすごく大人っぽくなってて
最初誰だか分かりませんでした(^_^;
声で分かってビックリです。
この役も、最後なんで裏切るのかが微妙でしたね。

六平直政さん。柳生但馬守
山本亨さん。荒木又右衛門
田尻茂一さん。宝蔵院胤舜
西岡徳馬さん。宮本武蔵
魔界衆。
六平さんを「むさか」さんと読むのを最近知りました(^_^;
柳生但馬守がいつ死んだか(2回目)覚えてませんでしたbb
山本亨さんはやっぱカッコ良かったです♪
やっとちゃんとした(?)殺陣が見れて嬉しかったですvv
最期はなんか切なかった。。
田尻さんは後でパンフ見て田尻さんと気付きました。。
西岡さんの武蔵は渋かったです。

陰山泰さん。金丸内匠
関秀人さん。三枝麻右衛門
坂田聡さん。伊達佐十郎
福田転球さん。逸見瀬兵衛
柳生衆。
私にとってはお馴染みのみなさん。
今回この方達のの為にチケ取ったと言っても過言ではありません(笑)
特にラブハンター(笑)関さんを久々に見れて嬉しかったです♪
今回はちょっとラブハンター度は低かったけど(笑)
でもなかなか良い役でした。
最期は切なくて泣けました。
転球さんと坂田さんのコンビも良かったです。
新橋演舞場という会場で
お客さんもおじさんおばさんが多い中
結構ウケてて嬉しかったです(笑)

あとは
徳川頼宣役の升毅さんが
普段と声違って聞こえるなぁ〜と思ったり
Studio Lifeの看板役者、由比正雪役の笠原浩夫さんが
思ったより出て来られなくて残念だったり(笑)
子役の子も可愛かったし上手かったです。

話柄、みんな次々に死んでいって、切なかったです。
でも、途中で亡くなった人が
別のちょい役でまた出てこられたりもして嬉しかったです(笑)

G2さんが演出だからか
小劇場系の役者さんもたくさん出演されてましたが
みなさんにちゃんと見せ場があって良かったと思います。

初めての新橋演舞場。
劇場内で飲食が出来る、というのもなかなかにビックリでした。
お弁当の予約とか取ってますもんね〜
休憩が途中で2回、10分と30分入るのですが
10分の休憩でもお弁当広げてる人がいたのにも驚きました(笑)
私は休憩中はイヤホンガイドをずっと聞いてました。
橋之助さんへのインタビューとか
柳生衆のみなさんの今後の予定宣伝タイムとか
まぁまぁ面白かったです。

花道を役者さんが走り抜けていくのも
風がぶわっと来たりして迫力でした。
ちょっと近すぎ感はありましたけど(^_^;

休憩含め、3時間以上ありましたが
長さは全然感じませんでした。
でも、1幕と2幕の休憩は無くても良かったかなと思います。
色々事情があるのかもですが(笑)

正直どーしても観たいという作品ではありませんでしたが(^_^;
観に行って良かったなと思います。

DVDの予約受付をやっていて
劇場で予約すると、
抽選で出演者のサイン入りジャケットが当たるかも
というので申し込みました。
第2希望まで書けるようになっていたので、
第1希望を転球さん、第2希望を関さんにしました。
競争率低いかなぁ〜なんて(^_^;
届くのは来年の3月以降らしいのですが楽しみです♪