月影十番勝負 第十番
『約yakusoku束』

作/千葉雅子
演出/池田成志
出演/高田聖子
   千葉雅子 伊勢志摩
   池谷のぶえ 加藤啓
   池田成志
   木野花

2006/03/12(日)13:00開演
大阪/松下IMPホール

奈美子(高田)は凶悪事件をおこしていた。
しかし、勾留後の言動に不審な点が多々あるため、
精神鑑定をうけるべく北の地の施設へ護送されることになる。
護送人に瀬川という女係官(伊勢)がつき、
列車に乗り込んだ奈美子は
同じ車両に乗り合わせた結城(加藤)という男と出会う。
奈美子と瀬川と結城の奇妙な旅がここから始まる…


当初取っていた席が、舞台配置の関係で見切れ席になる為
移動して欲しいと言われ、変わった席は一番後(泣)
中央だけどこれじゃ遠いよ〜と思ってしまいました。
(当初の席はF列、変わった席はS列)
まあ劇場自体がそんな大きくないので
遠いっていっても全然近いんですけど。
でもやっぱりちょっと残念でした。

千葉さんの作品を生で観るのはこれで2回目なのですが
前回の「たつことかつこ」の方が分かりやすくて好きですね。
今回のは、場面場面は面白いのだけど
ストーリーにイマイチ付いていけないというか
正直、よく分からないうちに終わってしまいました(^_^;

おおまかな流れはなんとなく分かるのですけど
細かいところは想像してくださいみたいな感じで
台詞もぼかしてあるというか、
なんていうかぼやぁっとしているし(笑)
途中時間や場所が飛んだりするので
これは回想なのか現実なのか、
そしてどこに繋がってるのかよく分からなくなるし
キャストも一人で何役もやられてて
今のこれは誰?て感じだし
なかなか辛かったです。

台詞がよく聞き取れないからっていうのもあるかも。。

ってこれじゃ全然だめだめじゃんって感じですが
それでも退屈って感じでは全然なく
2時間半くらいあったと思うのですが
あっという間に終わってしまいました。
そして見終わった印象も
釈然としないながらも面白かったなぁって思えて(^_^;

役者さんが皆さん個性的で良かったからかも。

高田聖子さんは、やっぱりピッとしてて素敵で可愛くて
千葉雅子さんは声の出し方とかすっごくカッコ良くて
伊勢志摩さんが意外と(笑)キュートで可愛くて
池谷のぶえさんはとっても面白く
加藤啓さんは、パンフのイケメン風写真と全然違ってビックリで(笑)
池田成志さんはちょこっとしか出てこないけど声が渋くて素敵だし
木野花さんは落ち着いてるのに面白くて
みなさん本当に面白く素敵でした。

元になった映画があるということですが
そっちの内容も気になります。

劇団☆新感線の中島かずきさんが、
新感線以外の聖子さんも見せたくて始めたという
この「月影十番勝負」ですが
結局私は最終回の今回しか観られなくて残念です。
これで終わりとかじゃなくて
形を変えてでもまたこのような企画はやって欲しいなぁと思います。

あと、千葉さんの「身も心も」シリーズの次回作も
とっても楽しみです。