ウィーン版
『エリザベート』

脚本・作詞/ミヒャエル・クンツェ
作曲/シルベスター・リーヴァイ
出演/マヤ・ハクフォート
   ブルーノ・グラッシーニ
   マテ・カマラス 他

2007年4月8日(日)13:00 開演
大阪/梅田芸術劇場メインホール 

1898年、ジュネーブ、レマン湖ほとりで、
オーストリア=ハンガリー帝国王妃エリザベートが暗殺された。
暗殺者は、イタリア人無政府主義者ルイジ・ルキーニ。
ルキーニは独房で首を吊り自殺するが、
死してもなお、黄泉の国の法廷で暗殺者ルキーニに対し
「なぜ、エリザベートを殺したのか?」と裁判長がせまる。
ルキーニは「皇后自ら望んだんだ!」と言い、
彼女の生涯について話し始めた…。

噂の(?)ウイーン版「エリザベート」を観てきました。
東宝版も宝塚版もまったく観たことなく
初めてがドイツ語版ってどうよって感じですが(^_^;
曲が良いって話だったので、それなら大丈夫かなと。

東京ではセットの関係?でコンサート形式で
オリジナルどおりなのは大阪だけ、
だからきっとチケ取りは激戦なはず!
と煽られて、焦ってチケット取ったのだけれど
意外とというか、やっぱ16000円は高すぎ?のため
なんか割とチケ残ってたみたいです(^_^;

今回の席は1番前の端っこ。
オケピも目の前で迫力は満点。
ただ、字幕が舞台の両サイドに縦に表示されるので
字幕見てたら舞台が観れないし
舞台観てたら字幕見れないし
ってことで、イマイチ集中出来ませんでした。

ストーリーはあらかじめ少しだけ予習してたので
なんとなくは分かったのですけど
なんせ長い長い年月のお話を
まぁ3時間半?くらいでやっちゃうので、
なんかこう、さら〜と進んじゃって
あっと言う間に終わっちゃったって感じでした。
これは大抵のミュージカルがそうなんじゃないかと思うのですが
私の苦手な部分です。。
歌ごとに拍手があるのも、
分かるんですけど集中力切れるので好きじゃないです。
今回ヒューヒューみたいに言う人もいたし。
もちろんすごく盛り上がる曲とかだと当然だろうと思うんですが。

曲は意外とロックでカッコ良くて素敵でした。
歌も皆さん流石に上手かったです。
エリザベート役のマテさんって凄い人らしいですね。
私にはあまりよく分からなかったですけど(^_^;
トートが、日本版ではなんか紫の長髪で
メイクも濃くて妖艶?な感じなのに
オリジナル版では結構普通の人間っぽくて面白かったです(笑)
けど、何故か武田真治くん版がすごく観たくなりました。
日本版で、歴代のキャストと武田くんはイメージが違いすぎて
どーなんだろうって思ったんですが
今回のを観て、なんか「トート」のイメージには合うな〜
なんて思ったりしたのです。

あと「キッチュ」って曲?のとき、
ルキーニが客席から登場して、客席に何か撒くのですが
一番前の席だからもしかしてもらえるかも?と思ったら
ちょっと離れたところの席にばかり撒いててGETできず残念でした。
けど目の前の階段を上って舞台に上がられたので
それはちょっとドキドキしました(笑)

セットも本当に大きくて凝っていて
遊園地の乗り物みたいなのもあったりして
(目がピカピカ光るウサギ型のカートとか)
すごいなぁ〜と思いました。
書き割り(?)もめちゃ大きくて
あれを全部ウィーンから持ってきたなんて
ホント大変そうだなと思いました。

カーテンコールもわりと盛り上がって
スタンディングオベーションでしたけど
私は立てませんでした。
一番前だから立たなくても見えるってのもあるしbb
そこまで自分の中で盛り上がって無かったので。。。

ストーリーにはあまり共感できず。
正直凄いとは思うものの感動はできなくて
やっぱり私はミュージカルには向いてないかも
ってなことを再認識したのですが(^_^;
まぁ経験としては観に行って良かったと思います。
日本版も一度は観てみたくなりました。

けど、ミュージカル好きな人って
同じ作品を何度も何度もリピートしたりして
めちゃのめり込む人多いじゃないですか。
そこまでできる魅力ってのが解らない自分が
ちょっと悔しくもあります(笑)

んで次こそはってまた行っちゃったりするんでしょうね(^_^;