in→dependent theatre PRODUCE #10-2nd
『ファイティング ブロードキャスト』

プロデューサー・原案/相内唯史
脚本/山内直哉(隕石少年トースター)
演出/横山拓也(売込隊ビーム)
出演/西田政彦 宮都謹次 石原正一
   佐藤あい ともさかけん 中西邦子
   谷屋俊輔 松田ジョニー 西田和輝
   山口いずみ 永津真奈 山本英輝
   寿寿 宇野伸茂 林裕介
   嶌田忠士 松枝巧 田渕法明
   濱本直樹 笠江遼子
日替わりゲスト/藤沢俊一郎

2007年7月15日(日)17:00 開演
大阪/インディペンデントシアター 2nd

日本橋4丁目には、日本橋の街ネタを中心に扱い、
地元に愛されているケーブルテレビ局
「日本橋ケーブルビジョン」がある。
ただし愛されていることと経営は別問題。
スタッフたちは知らない事だが経営状況は芳しくない・・・。
その日突如、大手不動産屋「木村興産」の
時任真人(西田政彦)と津守雅人(宮都)が現れ、
土地の買収と立ち退きを要求された。
編成部長の大河内門司(石原)は断固反対。
強気な交渉で有名な木村興産は強引に取引を提案。
この日、本来放送日ではない看板番組
「あぶらかたぶら」を1時間後に通常通り放送し、
無事に生放送できれば、立ち退きの話は白紙にするという。
背水の陣の大河内は取引を承諾せざるをえない。

こうして、スタジオは混乱の戦場と化す。
揉め事をおこす人、他人を責める人、自分と戦う人。
その場しのぎの緊急公開生放送の行く末はいかに・・・。

さっき観てきた作品の裏で起こっていたできごと。
そーいうことだったのね〜
ということもあれこれあって楽しい。

入口でうまい棒をもらったのだけれど
サービス良いなと思ったら(笑)
今回の客席が、そのまま芝居中の公録番組の客席という設定で
急な生番組の為に、うまい棒で集められた客にされちゃったのです(笑)
なのでどうせなら、簡単な拍手の練習とか
そういうシーンもあるとより面白かったのにと思います。

あと、1stでやってる方のお話を知らないと「?」な部分が
2ndでやってるお話を知らずに1stを観るよりも多かった気がして
2ndから観た人はどうだったのかな〜と思いました。

こっちの方がぐだぐだ感が強いしキャストも多いからか
どっちかっていうと1stの方が私は好きでした(^_^;

役者さんは、特に「これ」って思った人いなかったんですが
日替わりゲストで出ていた藤沢俊一郎さんが
ふつうに喋ってる時はふつーな感じで
ラジオDJされてるって聞いてもピンと来なかったのに
お天気お兄さん(笑)としてテレビの前で喋ってると
たしかにDJだ!て声&話し方でビックリしました(笑)
あと、プロレスネタばかりで全然分からない占い(笑)を
カメラマン役の人(♂)が
すごく楽しそうに聞いていたのも印象的でした(笑)

日常はいつでも何かと同時進行で
それで全然うまく流れているはずだけれど
それをお芝居でやろうとするのも凄いなと思います。
役者さん達はみんな衣装のまま、あの道を走られたのでしょうか(笑)
そんな裏側も見たくて
DVDを予約してしまいましたw

関西小劇場界は低迷してるって感じですけれど
こうやって頑張ってる人たちもいて
どんどん盛り上がって面白い劇団とか役者さんとか作家さんとか
どんどん出てくるといいなと思います。