東宝ミュージカル特別公演
『マイ・フェア・レディ』

脚本・作詞/アラン・ジェイ・ラーナー
翻訳/倉橋健
訳詞/滝弘太郎 若谷和子
音楽/フレデリック・ロウ
出演/大地真央
   石井一孝 上條恒彦 羽場裕一
   浦井健治 草村礼子 ほか

2007年6月3日(日)17:30 開演
広島/広島厚生年金会館

イライザ:大地真央
ヒギンズ教授:石井一孝
ドゥーリトル:上條恒彦
ピッカリング大佐:羽場裕一
フレディ:浦井健治
ヒギンズ夫人:草村礼子  ほか

1912年のロンドン。
スミレの花を売り歩く一人の娘、イライザ・ドゥーリトル(大地)。
フレディ(浦井)は、出会い頭にイライザとぶつかり売り物の花を台無しにする。
思わずフレディを怒鳴りつけるイライザだが、
その言葉は訛りがきつくてとても聞けたものではなかった。

そこへ一人の紳士、ピッカリング大佐(羽場)が通りかかり、
イライザに花を売りつけられて押し問答になる。
その一部始終を物陰で手帳に書き取っている男がいた。
彼はヘンリー・ヒギンズ(石井)という名の言語学者で、
イライザの話し言葉があまりにもひどいので、
研究用に書き取っていたのだ。
実はピッカリング大佐も言語学の権威で、
意気投合した二人はイライザを残して一緒にヒギンズ邸に向かってしまう。

一方、トッテナム・コート・ロードでは、
酔っ払ったアルフレッド・P・ドゥーリトル(上條)と仲間たちが、
居酒屋から叩き出されていた。
そこへ娘のイライザがやって来て、少ない稼ぎから銀貨一枚を渡していた。
翌日、ヒギンズ邸では、研究熱心なヒギンズが、
ピッカリング大佐に研究の成果を聞かせていた。
そこへイライザが「もっと上品な言葉をしゃべりたい!月謝を払うので教えてほしい!」
と訴えに来た。

最初は取り合わなかったヒギンズだが、ふとしたアイデアが浮かぶ。
半年後、大使館の舞踏会にイライザを出し、貴婦人として通るように教育するという。
このヒギンズの大言壮語につられたピッカリングは、
それまでにかかる費用を賭けにしようと持ちかける。
こうしてイライザはヒギンズ邸に引き取られることになるのだが…。

初・東宝ミュージカル、です。
当初まったく観る気無かったのですが(^_^;
モニター招待券というのが届いたので
タダなら観ても良いかなぁ〜
なんて邪な気持ちで観に行ってしまいました(笑)

当日は向かった高速バスが事故渋滞に巻き込まれ
到着がギリギリになったりと
やはりタダより怖いものはないのか?てな感じで
バタバタしたものの
席は後ろながら1Fセンターでなかなか観やすい所でした。

常々、「ミュージカルは合わない」と言っている私ですが
それでも「今度こそ」という淡い期待も持ちつつ
時々観に行ってしまうのですけど
正直今回も………イマイチでした。。ごめんなさい(苦笑)

大地真央さん。
元宝塚の大スター?なのでしょうけど、、、
私は、もう、この役は、無理があるのでは…
と思ってしまいました(ホントすみませんっっ)
遠目にも綺麗なのは分かるのですが
んー、、歌も演技も良いとは思えませんでした。。。
他の出演者さんたちより一人浮いてたというか…bb

事前情報をほぼ全く入れていなかったので
誰が出てるのかもよく分かってない状態だったのですが(^_^;
羽場裕一さんがミュージカルとか出る人だとは知りませんでした。
ピッコリーナじゃない、ピッカリング大佐とかいう
ちょっとふざけた名前でしたが(笑)
なかなかカッコ良かったです。
歌があんまり目立ってなかったのは残念でした。

石井一孝さんは、名前は聞いたことあるなぁ〜
て感じだったのですけど
歌手?活動が主なのでしょうか。
ヒギンズ教授?て超子供っぽい性格で
自分だったら絶対仲良くなれないなって思いました(笑)

イライザの父親役の上條恒彦さんはカッコ良かったです!
前にメタルマクベスの感想でも書いた気がしますが
ホントこの方が出てくると
場の空気が変わると言いますか、
声量がはんぱなくて、めちゃめちゃ凄いのです。
この方の歌の時だけ手拍子起きてましたしね。
話の流れからすると、そんな重要な役どころとも思えないのに
妙に目立ってましたし(笑)

あと浦井健治くん。
この方も名前だけで観たのは初めてだったのですが
めちゃめちゃ爽やかでしたね〜
この人も王子系ですね(笑)
最初誰だか分からなくて
けどすごく爽やか王子で歌も上手いし
誰だろうってずっと考えてて
分かった時は「あぁ〜この人が!」て感じで納得して
観れて良かったなと思いました。

草村礼子さんてよくドラマとかにも出てますよね。
ミュージカルとかする方とは思わなかったので
似てるけど、まさかね。とか思っちゃいました。

なんでしょう。
やっぱり、話が飛び飛びになるのと
歌の度に拍手とか起きて集中できないのと
んーあんまり感動できなかったです。
終わり方もなんか…もうちょっと…こう…
ホントなら、ほのぼの〜てしてにんまりして
気持ちよく終われるシーンだと思うんですけどね。

とはいえ全く楽しくなかったことはなく
最後までしっかり観られたので良かったのですけど。
(どっちやねん!て感じですか?(^_^;)

今回の客席は、
まぁタダの客ってこんなもんかなって感じ?で
途中で席立つ人も多かったし
(休憩終了直後に席立つなっちゅーのっっ)
私の前の席のおばちゃん2人は思いっきり前のめりになるし
あーあって感じでした。
けどこのおばちゃん'sは
カーテンコールになるとすぐに立ち上がって
大拍手で飛び跳ねてて
すげーあつーいって感心しました(笑)

ただ、後日偶然出演者の人のブログを発見したのですが
「広島公演はすごく盛り上がって良かった。」
と書かれていたので
出演者の皆さんにそう見えたのなら良かったかな、
と思いました(^_^;