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森が囁くとき、滅びが始まる。
野良犬のようにギラギラとした目の男が、
シャレコウベを踏みつけ歩いていく。
そこは累々たる屍に埋まる深い森。
「王の座を欲しくないか、おまえの命と引き替えに」
突然現れた森の魔物《オボロ》の声が、その男の運命を変えた。
……「おもしれえ」。
男の武器は、魔物にもらった「オボロの剣」。
そしてありとあらゆる嘘を生み出す、赤い舌。
放たれる無数の言葉は果たして正か邪か、善か悪か。
そして告げる想いは、愛か、それとも憎しみか。
嘘で染まった真っ赤な舌が、裏切りと憎悪の無間地獄を作り出し、
そして「オボロの剣」が、緑の森に赤い血を降らしていく―――。
『血よ。オボロの森を真っ赤な嘘に染め上げろ！
それが俺の、生きる証だ―――。』
新感線のお芝居を劇場で観るのは5回目くらい?ですが
市川染五郎さんとの、新感「染」は初めて。
実は、染さまは苦手な俳優さんで…(^_^;
今回は、阿部サダヲさんと古田新太さんの共演が魅力的だったのと
真木よう子ちゃんも出るので行こうと思ったのでした(笑)
でも、やっぱ凄いですねーっっ
舞台上で雨とか滝とか、
水が使われるとビックリしちゃいますよ！
今回、新感線のFCでチケ取れたので、席もすごく良くて
迫力満点でした。
いつもはどうしても途中で眠気が襲ってきたりするのですがbb
今回はもう全然そんなことなく話に入り込めて、
3時間半以上があっという間でした。
染五郎さんもカッコ良かったです。
ときめきはしなかったけど…(笑)
初の悪役ということでしたが、
完全ヒーローより絶対似合ってて良かったと思います。
しかしなんといっても阿部さんですよ♪はい☆(笑)
阿部さんの演じるキンタは、
染五郎さん演じるライの子分というか
弟分みたいな存在で
いつもライと一緒に行動しているのだけれど
途中で裏切られ…という運命が待っていて
最初の方は可愛くて笑わせられて、
最後はせつなくて泣かされました。。
途中客席から歌いながら登場って場面があるのですが
私の席のすぐ近くを通られて、ドキドキでした♪
中島さんの作品に出演するのは初めて
というのが意外だったのですが
(以前観た「〜忍法帖」はいのうえさん作だったのですね)
ピッタリというか、ハジけてて素晴らしかったです。
古田さんは、さすがの貫禄といいますか。
渋カッコ良かったです。
もちろん面白部分もたくさんありましたし
殺陣も素敵でした♪
なんかとても余裕を感じました(笑)
真木よう子さんは、女頭領?みたいな役でしたが
すごく凛としてカッコ良かったし可愛かったです。
衣装がとても素敵でした。
今まで、わりと「静」なイメージだったのですけど
実はアクションとか大好きなんだそうです。
次回はぜひもっといっぱい殺陣のある役をやって欲しいです。
あと、高田聖子さんも良かったですね〜
すごく可愛らしかったvv
ホントはちょっと性格が…な役だったんですけど(^_^;
女の哀しさって部分もあって。
でもやはり全体的にチャーミングだったです。
それと、秋山菜津子さんも好きな女優さんなのですが
今回の役もピリッとしてて素敵でした。
しかしこのツナという役も可哀想でしたね。
夫は将軍で尊敬し愛していたけれど
実は自分の友達と不倫されていて
しかも勝手にひとりで敵に寝返られそうになり
結局(ライに)殺されて
そうとも知らずにライを信頼して裏切られ
なんだか踏んだり蹴ったりだなぁ〜と思いました(^_^;
あとは…
粟根さんが相変わらずなちょい役で
あんまり目立ってなかったのが残念で、
小須田さんが途中まで誰だか気付かずビックリしたり(笑)
田山さんの役はのほほんとしながら実は全てを知っていて
愛した側室に裏切られながらも信じたふりをして死んでいく、
とっても切ない役で。
でもみんなよいキャラだったと思います。
今回のストーリーは、
リチャードIII世と、酒呑童子のお話?がベースになってるとか?
両方よく知らないのですが楽しめました(^_^;
ただ、なんだろな、三つ巴(四つ巴？)な関係になっていて
人がたくさん居すぎて
それぞれが薄まっちゃったっていうか
それぞれの出番が少なくなっちゃう感じがするので
ちょっと勿体ないかなって思いました。
私はやっぱりMAX8人くらいまでのお芝居が好き(笑)
それからそれから
新感線のお芝居は、音楽もカッコ良くて大好きです。
岡崎さんサイコー♪♪(笑)
今回もサントラ買いました♪
大阪松竹座には、今回初めて入ったのですが
新橋演舞場よりかは狭い感じなんでしょうかね。
あの席でお弁当を食べるのはちとキツいなぁ〜と思いました(^_^;
あと客席で飲食できるのはやっぱり不思議(笑)
美術も照明もとても良かったので
2階席とかから全体を観てみたいなとも思いました。
DVD、たぶん買っちゃうと思いますｗ
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