『殺人者』

作・演出/赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)
出演/三宅健
   石田ひかり MEGUMI
   中山祐一朗 野中隆光 日比大介
   黒田大輔 赤堀雅秋 みのすけ
   松本紀保 大谷直子 秋野太作

2007年3月18日(日)14:00 開演
大阪/大阪厚生年金会館芸術ホール 

千葉県郊外のごく平凡な住宅街で鮮魚店を営む松田家。
長男が9年前に失踪したため、次男の勝(三宅)が家業を手伝っている。
妹の真理(MEGUMI)は、大学をやめて長く家に引きこもっている。
問題を抱えながらも、なんとか均衡を保っていた松田家の凡庸な日々が、
近所で起こった殺人事件をきっかけに崩れ落ちていく・・・・。

えーと、かなり難しい、というか
分かりづらい話でした。
それぞれ微妙に病んだ人たちの話、かな。
こおいう精神的に追いつめられる感じの話は
それぞれがそれぞれにバラバラのことを喋ったりして
よく分からないまま終わるってことがよくあると思うのですが
この作品も少しそんな感じの作品でした。
分かって見ないと解らない、みたいな。

THE SHAMPOO HAT という劇団の作品は観たこと無いので
今回がそれに近いのか全然違うのか分かりませんが
嫌いではないけど…て感じでしたね。

三宅健くんは、まぁ頑張ってたんだとは思うのですか
正直演技が上手いとは思えませんでした。
一言目から「え、、、」て思っちゃったし(^_^;
全然伝わって来なかった。
ただ、他の作品を見ていないので
これが演出によるものなのか地なのか分からないのですが。
主役で殆ど出ずっぱりで、大変難しい役だったとは思いますけど。
だからこそ、もう少し違った演技して欲しかったです。

石田ひかりさんの舞台も初めて観ましたが
この人も…ちょっと…
う〜ん、、て感じの演技でした。

MEGUMIは、誰か分からなかった!(笑)
たしか公演が決まった時は名前を見てたと思うのですが
その後全く情報を入れて無くて忘れてて
今回席も2階で舞台からも遠かったのもあり
顔が全然分からず、
普通に劇団員の人とかだと思ってました(^_^;
あとでパンフ見てびっくりです(笑)
それほど上手いとも思わなかったけど
上手かったのかな(笑)
初舞台というのにもビックリです。

中山祐一朗さんは、やっぱ良かったです。
いつもの中山さんって感じでしたけど
ギスギスした空気の中で、唯一の癒し系でしたvv
眼鏡はなかったけれどおかっぱ頭で
南海キャンディーズの山ちゃんみたいだったです(笑)
ジャニファンの人にもかなり印象付いたんじゃないでしょうか。

みのすけさんは、怖くなかったです(^_^;
先日の「ニコラス・マクファーソン」の時も全然怖く無かったので
やっぱケラ作品における役が怖いんだなと分かりました。

あと松本紀保さんもパンフ見るまで分かりませんでした。
この方の演技、初めて観ましたけど、
やっぱ上手いですね。

あと、大谷直子さんと秋野太作さんが出てたのにビックリ。
三宅くんの舞台ってぐらいしか認識なかったけど
なにげに豪華キャストといいますか
映像っぽい役者さんばかりだったんですね〜

行けたのはやっぱりラッキーだったのかも。

他の人はたぶんSHMPOO HATの役者さん?ですよね。
お兄さん役の人は違うのかな。

結局、
わたし的にはかなりビミョーな作品だったわけですが
終演後、トイレに並んでいると
後ろにいた女子がめちゃめちゃ泣いていてビックリしました。
「健くん、めちゃ演技上手いー」
とか「めちゃカンドーしたー、やばいー」とか言ってて
申し訳ないけど「え、どこが?!」て思っちゃいましたbb
だって、「話はワカランかったー」とか言ってるし(^_^;
んじゃ何に感動したんですかって感じですよ(笑)
まぁ、ラストの台詞とか良かったみたいなんですけどね。

あとパンフが2000円なのが高いなぁ〜て思いました。
写真はキレイだったけど、
セロファンみたいな紙とか製本に凝っていて
これはいらないなーみたいな(笑)
男性キャストと女性キャストに別れての対談は面白かったです。

あと、ジャニサイトでチケ取った人にはプレゼントがあって
今回は「殺人者」デザインのポストカードだったのですが
裏にメッセージのハンコが押してあって
どうやら三宅くん直筆のものをハンコにして
みずから押したってものだったみたいです。
けど本人の名前が入って無くて
これだと誰からだか分かんないじゃ〜ん
て感じでした。
ロビーで実際ハンコ付いてる時の映像が流れてたらしいんですが
会場に着いたのが開演15分前で
かなりバタバタしてたので全然気が付きませんでした。

セットとかとても丁寧に作ってあって
でもあんまり動きの無い話だったので勿体なかったです。
もっと小さい劇場で、もっと違う役者さんで
もっかい観てみたいなって気はすごくしました。

あとそうそう、すごく「演技者。」みたいだ!と思いました。
演技者。自体が、そおいう小劇団系のお芝居をドラマにしてるんだから
そう思うのも変なんですけどね(^_^;
なんとなく映像的な感じがしました。