ミュージカル
『ベガーズ・オペラ』

原作/ジョン・ゲイ
脚色・演出/ジョン・ケアード
音楽/イローナ・セカッチ
訳詞/モーリー・イェストン
翻訳/松田直行
出演/内野聖陽 高島政宏
   村井国夫 橋本さとし
   近藤洋介 島田歌穂
   笹本玲奈 森公美子 他

2008年2月9日(土)17:00開演
大阪/梅田芸術劇場〈メインホール〉

乞食のトム(橋本)は、老役者(近藤)のはからいで劇場を借り受け、
仲間とともに一夜限りの上演を行なう――

密告屋のピーチャムと妻(森)は、
ある日、娘ポリー(笹本)が追はぎマクヒース(内野)と結婚したと知り、
怒り心頭に達する。
マクヒースに財産を奪われることを恐れた夫妻は、
彼を密告して処刑しようと企んだ。
追われる身となったマクヒースは、
娼婦たちのいる隠れ家にこもっている最中に逮捕され、監獄に連行される。
監獄の看守長ロキット(村井)は金で動く男だ。
そして、マクヒースは
ポリーとロキットの娘ルーシー(島田)を二股にかけており、
なんとルーシーは彼の子供を宿している。
マクヒースは、ルーシーをうまくそそのかし、
まんまと脱獄に成功するのだが……。

大阪では11年ぶりの積雪!という中、行ってきました。

この作品を観るのは初めて、
あらすじなども全くチェックしていないのに
なんとなくステージサイド席というのを取ってみたのですが
本当にステージの上に客席が作ってあってビックリしました。
あんな大きな舞台の上から客席を見るなんて経験
絶対すること無いだろうから、かなり貴重な体験でした。

演技する役者さん達もとても近くて
すぐ横や目の前を通り過ぎて行きます。
私は2列目の中程だったから絡まれることは無かったけど
1列目や端っこの席の人は
開演前から荷物を運ぶのを手伝わされたり
舞台の掃除をさせられたり
話しかけられたり
そして最後には出演者みんなと踊り歌う
という
かなりお客さん参加型の舞台でした。

私の周りのお客さんも皆さん手だれてて(笑)
荷物は椅子の下に置けばいいのだとか
座布団(木の椅子に座布団でかなりお尻が痛い)は
半分に折って座ると楽だとか
いろいろ教えてもらえたりして楽しかったです(笑)
最後のダンスと歌もみんなちゃんと付いていけてるしw
やっぱここは初見の人が来るところじゃないな(^_^;
と思いました。

しかも、役者さんが絡んでくるのは
ステージ上より1階席の前の方が多い気がしました。
幕間にもウロウロされたり
劇中もかなり声掛けたり色々されてました。

もう今回は観る機会が無いのですが
ぜひもういちど、後ろでも良いから正面から観たかったです。

内野聖陽さん。
女ったらしの追いはぎリーダー役、すごく似合ってました(笑)
軽やかで素敵だったです。

橋本さとしさん。
この方のために観に行ったようなものですが(^_^;
カッコ良かったですvvv
眼鏡とか髪縛ってるのとか「萌え〜」でした(笑)
さとしさんの役は、このオペラの作演の人で
スポットライトの当たらない舞台の奥の方でも
ずっと台本(らしきもの)を持って演出家の演技されてたり
舞台上の席だからこそ観れる部分?を堪能しました(笑)
幕間に森久美子さんとかお客さんから色々貰ってて
私もさとしさんが近くに来たら渡そうと
お土産持って行ったのですが
さとしさんの役は幕間に次の準備とかされてる感じで
渡せなかったのが残念です。
東京では高島兄さん(笑)がやっていた役を演じられるそうで
それも観てみたいなぁ〜と思いました。

今まで散々ミュージカルは苦手だと言っていて
そう言いつつもちょこちょこ観てるのですが
今回のは結構楽しめたと思います。
曲もカッコ良かったし
劇中で演じられるオペラ(?)の内容は
正直そんなに面白くなかったのですけど(^_^;
最後の
「偉い人は悪いことをしてもお咎め無し、
 罰を受けるのは貧乏人だけ」
て感じの台詞とか
「ハッピーエンドにしたら伝わらないじゃないか!」
みたいな台詞とか
結構グッときました。

それからこれも全然知らずに行ってビックリしたのですが
私が行った回は終演後、出演者さんのトークショーがありました♪
しかも出演は内野さんとさとしーさんvvともう1人女優さん(^_^;
たまたま偶然この回にしたのですけど
良かった〜と思いました。
それに珍しく泊まり予定で遅くなっても平気だったし♪

今回のトークショーは、さとしさんと女優さん(スミマセン)が
関西出身と言うことで関西バージョンとか言われてました。

このお芝居は、絶対大阪で盛り上がると思うから
ぜひ大阪で演りたいと思っていて、
再演で来ることが出来て嬉しいと言われてました。
あと、幕間に客席を回っていて貰うもので多いのが
「飴ちゃん」(笑)で、
大阪のおばちゃんは必ず飴ちゃん袋を持っている、とか(笑)
大阪のお客さんはやはりノリも良くて
最後、お客さんをステージに引っ張り出す時も
東京だと手を引かれた人が1人だけ出てくるのに
大阪だとつられて他の人も出てきて
舞台上の人口密度が凄く高くなってる
とか言われてました。

あとお客さんからの
「お互い会う前に持ってたイメージと違った部分は?」
という質問に
内野さんはさとしーさんのこと、怖い人だと思ってたとか。
さとしーさんも内野さんのこと、取っつきにくい人だと思ってたそうです。
けど、実際はすごくフレンドリーで
「年下なのに、最初から『さとちゃぁ〜ん』て寄ってきた」
とか言われてました(笑)
内野さんの方がさとしさんより年下ってのにビックリです(^_^;

かなりぐだぐだな感じで纏まり無く終わってしまいましたがbb
楽しい一時でした♪
この後も何回かあるらしく
行きたいなぁ〜と思っちゃいました。
他にも抽選で役者さん案内のもと行く「バックステージツアー」
とかもあるらしく、いいなぁ〜と思いました。
さとしーさんと行ったら絶対楽しそうvv

てなんか、さとしーさんのことしか書いてないですけど(^_^;
とても楽しい舞台だったです。
ホントもう一回観たいなぁ〜

今回の残念だったこと。
隣の席のおばちゃんが、開演中もやたら話しかけて来たこと。。
開演前や幕間はいいですよ、そりゃ
けど上演中は駄目でしょ〜(>_<)っっ
内野さんファンだったらしいですが
私がさとしーさん目当てで来てると知って
「あの人でしょ」とか
「たくさん出てて良かったじゃない」とか
「村井国夫さんって出てきた?」とかとか…
家でテレビ観てるんじゃねぇっつーの!!!!!!(怒)
もうかなり迷惑おばちゃんだったです。
挙げ句に一幕観て「これつまんないわねー」とか。。。
今回、出演者がみな乞食役ってことで
衣装もボロボロ風だったのですが
「これならお金もかからなくていいわね〜」だって。
「やっぱりエリザベートみたいにキレイじゃないと」
とかもうガックシ。。です。
本人悪気は無いのでしょうが
あまり観に来て欲しく無いなぁ〜と思っちゃいました。