Piper結成10周年記念公演第2弾
第7回本公演
『ベントラー・ベントラー・ベントラー』

作・演出/後藤ひろひと
出演/川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 
   竹下宏太郎 腹筋善之介(以上Piper)
   楠見薫 平田敦子
   鈴木蘭々 松尾貴史
※当初、出演予定だった平山あやは体調不良のため降板しました。

2008年10月29日(水)19:00 開演
広島/アステールプラザ 大ホール

どこかの地下深くに作られた何かの研究所跡。
宇宙人の実験施設だとか妖しげな噂はあるが
今は使われていない。
そこに住み着いたある親子、
ひろゆき(山内)、みずほ(楠見)、たま子(平田)の3人。
誰にも知られることもなく、ひっそりと暮らしていたのだが
ある日、この建物で「宇宙会議」が開かれるという看板が立てられる。
バカにしているみずほやたま子をよそに、
ひろゆきはそれは凄い!と息巻く。
そんな時、
この施設に迷い込んできた1組の男女。
たつや(竹下)と、しいな(鈴木)。
しいなは舞台女優。
セクハラした「監督」を誘拐し、逃走中に誤って迷い込んだらしい。
なんとか脱出しようとするが、
開かないドアや下にしか行かないエレベーターなどで
なかなか抜け出せない。
そして、この「宇宙会議」を企てた
妖しげな男ロバート(松尾)と
彼に騙されて宇宙会議のホスト役を務めに来た榊(川下)
そしてロバートの車の運転者となった元木(腹筋)
もやってくる。
元木は戦場で地雷を踏み、過去の記憶をなくしていた。
それぞれに宇宙人達を迎えようと宇宙服もどきなコスプレ(笑)をした
ひろゆきと榊。
お互いにお互いのことを宇宙人と思い込み、
舞い上がる二人。
その他にもあらゆる事柄が交錯し
三度目のすれ違い、勘違いのドタバタ喜劇が始まる。

「ベントラー・ベントラー・ベントラー」
というのは、UFOを呼ぶときに言う呪文?
みたいなものです(笑)

1回目。

川下(Doc)大洋さん。
今回も勘違いな、ちょい鬱陶しい(笑)人、を演じられてました。
途中僧正にいじられるところが可愛かったです(笑)
カーテンコールのぐだぐだ感もお約束ですねw

後藤(大王)ひろひとさん。
今回の作家役も素敵でした☆
最初と最後の作家が出てくるシーン、かなり好きです。
あとから出てくる軍曹?はあんまり好きじゃないんですけど(^_^;

山内(僧正)圭哉さん。
あいかわらず素晴らしいひろゆきでしたvv
もうやりたい放題ですね(笑)
バカの役は大変(本人談)だそうですけど
たしかにテンション高くて大変そうです(^_^;
けどやっぱ、嬉しそうなひろゆきを見てると
こちらまで嬉しくなります(笑)
途中のDocをいじるコーナーも楽しかったし
もじゃきSong2もおかしかったです♪

竹下(Sal)宏太郎さん。
ダンスシーンとか少し押さえ気味?な気がしました。
相手役の蘭々ちゃんが急遽参加だったから
そんな影響もあるのでしょうか。。
やはり「スプーキーハウス」での
石丸謙二郎さんとのダンスが素晴らしかったですね。
キレてからのたつやが弱冠怖かったです(^_^;

腹筋(Denjin)善之介さん。
最近パワーマイムが見られないと思ったら
大王に封印されていたんですねっっ
腹筋さんのソロ舞台とか観に行けないので
とても残念です。
大王作品でもたまには披露して欲しいです(笑)

楠見薫さん。
どんな状況でもわりと冷静で
知らない人でも叱りつけちゃったり出来る
そんなみずほさんが好きです(笑)
銀色髪のかつら、似合ってました♪

平田(あっち)敦子さん。
ひろゆきとのやりとりが好きvv
でも今回あんまり出番無かったような気が。
なんだか少し痩せられたような気がしました。

鈴木蘭々さん。
初日ギリギリでの平山あやさんの降板、代役で
ほんっと大変だったろうと思うのですが
まるで最初から蘭々ちゃんの役だったかのように
ピッタリでした♪
すごく可愛かったですvv
大王とも息ピッタリだそうですので
ぜひ今後は最初からキャスティングしてあげて欲しいな
と思いました。

松尾貴史さん。
やっぱ好きですキッチュさん(^_^)
でもちょっとおとなしめだったような気も・・・
もっと色々自由にやって欲しかったなーと思います(笑)

前回の「ひーはー」も、劇場に入った瞬間から
テーマパークのような仕掛けがしてありましたが
今回も、場内を宇宙服を着た人がうろうろしていたり
開演前のステージ上で物が勝手に動いたり
色々工夫してあって、楽しかったです。
グッズはまた色々あって、やっぱり吉本、商魂逞しい!
と思いました(笑)

ストーリーは、前作・前々作にワザと揃えてあって
ワンパターンなんだけど
予測できるおもしろさ、みたいのはあって
やっぱり終始笑っていました。
Docがカーテンコールの時
「平成のドリフターズ」と言ってましたが
まさにそんな感じだなーと思いました。

ただ、もうこのパターンはいいかな
って感じはあります(^_^;
最初の「スプーキーハウス」が
やっぱ一番面白かったと思うし。
あと、ちょっと劇場が大きすぎる気がしました。
なんていうか、後ろまで声ちゃんと聞こえるのかな
っていうか。
ちょっと響いてる感じがしたし。
話の内容からも、
小さな劇場で見たいなと思ってしまいます。
人気から言ったら難しくなってくるんでしょうけどね。
私が観た最初は近鉄小劇場だったもんなー

次回はまた前々違うPiperを見せて欲しいな
とも思います。