『冬の絵空』

作/小松純也
演出・上演台本/鈴木勝秀
出演/藤木直人 橋本じゅん 中越典子
   中村まこと 片桐仁 伊達暁
   新谷真弓 六角慎司 内田滋
   小松利昌 前田悟 武田浩二
   八十田勇一 松尾貴史 加藤貴子
   生瀬勝久

2008年12月23日(火)17:00開演
広島/アステールプラザ大ホール

3回目。

昼公演から続けての観劇。

だんだんハマってきました(笑)

今回は、藤木くん演じる宋十郎の立ち回りの時の台詞
「本物ってなんなんでしょうね」
みたいのにグっときちゃいました。
作品のテーマとして、本物と偽物っていうのがあると思うのですが
(宋十郎は大石の振りをしているし、浅野も影武者を使ったりしているし)
ホント、本物ってなんだろう、、とは私も思っちゃいました。
堀部が「私にとっての大石様は我々を見捨てず導いてくれる方です」
と言って、宋十郎を本物の大石だと言い張ったり
浅野も影武者を使って生き延びたけど、結局影武者扱いされて殺されたし。
結局は、最後まで言い通した方が本物、というか。
なかなか難しいです。

3回観て、どんどん面白くなってきて
まだまだ観たいな、とか思ってしまっているのですが(笑)
1回目から「面白い!」と言わせられなければやはりいけないだろうし
もう少しなんとかすれば、もっと面白くなったような気がするので
その点やっぱりちょっと残念ではあります。
20年前、小松さんが20歳の時に書いた脚本を
ほとんど変えていないとのことでしたが
劇場も大きくなっているし、
やっぱも少し変えても良かったんじゃないのかなぁと思います。
前半もっと軽い感じにしたら後半のシリアスが生きると思うし。
やっぱシリアスと笑いのバランスがいまいちだったのかな、、
分かってみると気にならないんですけどね(^_^;

そとばこまち版も観てみたいです。

今回のカーテンコールでは1回目から立っている人も何人かいました。
私は2回目から立ちました。
4回くらいあったと思います。
立つ時に、役者さんが再登場してからじゃなく
引っ込んでる間に立ってお迎えするのはいいなと思いました。
挨拶とか期待したんですけどそれは無かったです。

これから東京に行って
もっともっと良くなるといいなと思います。

普段、だいたい東京公演のあと地方なので
東京の人のが先に観れていいなーってのが多少あるのですが
今回地方からスタートで
東京の人はまだ観てないんだよなーと思うと
なんかちょっと優越感、だったり(笑)