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『春子ブックセンター』

脚本/宮藤官九郎
演出・脚色/鈴木おさむ
出演/友近
   木村明浩(バッファロー吾郎)
   福田転球
   金子さやか 平田敦子
   加藤啓 伊藤修子
   金成公信(ハローバイバイ)
   竹若元博(バッファロー吾郎)
   なだぎ武(ザ・プラン9)
   星野真里 ルー大柴

2008年6月22日(日)13:00開演
大阪/シアターBRAVA!

とあるひなびた温泉街にあるストリップ劇場の楽屋。
楽屋の世話係として働く春子のもとに、
東京からお笑いタレント「本宮ブック」が現れる。
実は二人はかつて一世を風靡したトリオ漫才「春子ブックセンター」のメンバーだった。
リーダーだった春子は、とある事件で突如芸能界から姿を消し、
その後は自らの人生自体で “ボケ”を演じ続けていたのだった。
自分の芸に自信が持てないブックと、彼のマネージャーに転身したセンターは、
「再結成でもう一花咲かせよう」と春子にもちかける。
果たして「春子ブックセンター」の復活はなるのか?

元々は官九郎さんが大人計画で作・演出をした作品。
私は大人計画版は観ていないのだけど
春子が松尾さんだった、と聞くと
ちょっとそっちが観てみたいかも、と思ってしまいました(^_^;

今回は友近さんはじめ、
沢山のお笑い芸人さんが出演されているということもあり
なんていうか、個人芸大会みたいなトコロも多々あり。
めちゃ笑ったけど、お芝居としてはどうなの?みたいな部分もありました。
特になだぎさん、かなり暴走してたっぽかったです(^_^;
反則かってくらい面白かったですけどね(笑)
なだぎさんのアドリブ?には共演者の皆さんも
笑いを堪えるのが大変そうでした。
星野さんとか結構落ちてましたね(笑)
転球さんには「長い」とか言われてたし。

友近さんは初舞台、頑張ってたと思います。
が、「実は男」という設定は無理があった気がします。
やっぱ春子は男の人が演じた方が良かったと思いました。
歌を歌う場面もたくさんあるのですが
それは流石に上手かったです。
友近オンステージ的な感じもありましたし(^_^;
どうせなら最後、カーテンコールでも
もう一曲くらい歌って盛り上がれたら良かったのにと思います。

今回私がこの作品を観に行ったのは
転球さんが出ていたからと言っても過言ではないのですが
思ったより目立って無くて残念でした。
周りが暴走しまくるから
少し控えめにされてたのかもしれないですけど。。
もっとハジける転球さん観たかったです。

同じ理由で平田あっちも残念でした。
だって殆ど絡んで無いんですもの。。。
なんであっちじゃなきゃいけなかったのかが分かりません。

星野真理さんは頑張ってましたねー(笑)
普段わりとおとなしそうなイメージなので
怒鳴ったり殴ったりガラ悪かったりな姿は新鮮でした。

ブック役の木村明浩さんて方は初めて知ったのですが
友近さんは昔からお世話になってる方だそうで
カーテンコールで二人で感極まって泣いてました(笑)
面白くないお笑い芸人、て役だったのですが
演技なのか素なのか、謎です(笑)

今回、どのくらい脚色ってされてるのか分からないのですが
下ネタとかもわりと多くて
それが、このメンバーにはあまり似合ってない感じがしました。
たぶん、大人計画でやる時には気にならないんでしょうけどw

最後の漫才も、どーせならもっとキチっとやって欲しかったかも。
そしたらもちょっと泣けるというか、しんみり出来た気がします。
ってかそんな話じゃ無いのかもだけど(^_^;

官九郎さんにしても松尾さんにしても
舞台より映像の方が好きだったりするのですが
この作品は折角なのでオリジナルも観てみたいなぁと思います。
昔テレビで録画したのがどっかにあると思うので
探してみようかなと思っています。