北九州芸術劇場Presents
『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
〜THEじゃなくてAなのが素敵〜』

原作/W.シェイクスピア
翻訳・演出/G2
出演/山内圭哉 竹下宏太郎
   神田沙也加 樹里咲穂
   菜月チョビ 藤田記子 小松利昌
   出口結美子 権藤昌弘 新谷真弓
   植本潤 コング桑田 陰山泰

2008年6月14日(土)14:00開演
大阪/シアタードラマシティ

アテネの公爵(コング)とアマゾンの女王(樹里)の結婚式を間近に控えたある夜。
貴族のハーミア(神田)は許婚ディミートリアス(山内)との結婚を拒絶し、
相愛のライサンダー(竹下)と共に妖精の住む森へと駆け落ちする。
ハーミアを追いかけるディミートリアスと
彼に片想いするヘレナ(出口)も2人の後を追う。
一方、妖精の住むアテネ近郊の森では妖精の王(コング)と女王(樹里)が
小姓をめぐり喧嘩の真っ最中。
そこにいたずら好きの妖精パック(植本)が登場し、
王の命令で「惚れ薬」を手に女王にいたずらを仕掛ける。
女王はロバの頭をした職人ボトム(小松)との不思議な一夜を過ごす。
アテネからハーミアたち若者4人も森へとやってくる…。
妖精と人間、男と女、日常と夢の世界、
一夜の楽しい恋の大騒動の結末はいかに。

演劇好きと言いつつも
今までシェィクスピアはあまり観たことがありません。
あるのもN川さんのだけで
興味はあるけど敷居が高そう、みたいな感じでした。
しかし、今回G2さんが新しいシェイクスピア作品を創ると聞き
プロットとか読んだりチラシのデザイン見たりして
とても面白そうだと行くことにしました。
この「夏の夜の夢」はタイトルしか知らなくて
大昔、「ガラスの仮面」でマヤがパックを演じてたのが
印象に残ってるくらいだったので(笑)
こんなストーリーだったのか、と新鮮な感動でした。
「なるほどそれで夏の夜の夢ね」みたいな(笑)

劇場に入って、まず、ステージに感動しました。
シンプルなセット。そして深いブルーの照明。
このブルーな色が、なんともG2さんらしく(わたし的に)
あぁ、久々にG2さんらしい作品観られるかも
ていうワクワク感に包まれました。
最近のG2さん作演の作品は、なんとなく微妙だったので(^_^;

実際始まってからも、笑いがいっぱいで
関西弁とか出てきても全然違和感なく
長台詞も心地よく
楽しく観ることができました♪

山内圭哉さん。
今回座長さんだったそうですね。
ディミートリアスなんて名前なのに関西弁(笑)
途中ギター弾きながら歌ったり
いっぱい見せ場がありました。
カーテンコールでのお決まりの悪態(笑)もあり。
けどこれもういいのに…て実は思っています(^_^;

竹下宏太郎さん。
Pipe作品以外での僧正との共演は初めてとのこと。
今回はダンス的な動きはあまりありませんでしたね。
ライサンダーって凄い名前(笑)

神田沙也加さん。
すっっごく良かったです。
去年観た「夢のひと」も良かったけど
やっぱ良い女優さんだなと思います。
可愛いのにハジけっぷりもすごくて好きです♪

出口結美子さん。
すごく可愛かったです。
NHKでやってる「わたしのきもち」の中の
池鉄さんが出てるコント(笑)でママやってる方ですよね?
全然違っててビックリでした(笑)

植本潤さん。
一人走り回ってた印象。
よく動くなぁ〜て感じです。
今まで沢山のシェイクスピア作品に出られてるそうですが
今回のはどーだったのかなって気になります。

コング桑田さん。
相変わらず歌声サイコー♪
今回たくさん歌も歌われるのですが
みなさんマイク使うところ
コングさんだけ生声でカッコ良かったですvv
けど台詞は…(^_^;
かみかみしそうでドキドキしました(笑)

陰山泰さん。
G2作品ではお馴染みな感じですが
今回はあんまり目立つ役でなくて残念でした。
「痛くなるまで目に入れろ」の時みたく
強烈に妖しげな役、またやって欲しいですw

今回チラシもとてもPopでお洒落で素敵でしたが
衣装も替わらずPopで素敵でした☆
話も分かりやすかったし。
G2さんもN川さんみたく
今後もシリーズで色々やるのも良いのにな
って思いました。
けど、他の方の演出とかの正統派(笑)な
「夏の夜の夢」も観たみたくなりました。