舞台は「エリートが書いたもんをヤクザが売る」
とからかわれる、とある町の新聞販売所。
慎太郎(梶原)の留守中に、
彼の愛人を名乗る得体の知れない女・明里(永作)が突然現れる。
もともと慎太郎の女癖の悪さは病的とも言えたため、
妻(広岡)と子供たち(近藤・前田)はその話を信じ込んでしまう。
が、家族は一丸となって
明里の存在を無かったことにしようとする。
嫉妬でおかしくなったように家に上がりこもうとする明里を、
妻と息子と娘は協力して阻止。
明里は道に放り出されるが、
住み込みバイト・えいみ(吉本)の手引きによって、
なぜか敷地内のプレハブ小屋に密かにかくまわれることに。
こうして、誰にも予想できない復讐劇の幕は上がった・・・。
1回目。
この公演も、初めて知った時、テンション上がりましたね(笑)
本谷さんの作品は映像では観たことあったけど生は無かったし
永作さんで本谷さん、映画ではあったけど舞台なんて。
しかも地方公演もあるってことで、
絶対観に行こう!と思いました。
最初は地方は大阪だけだと思ったので、
永作さん好きの同僚も一緒に大阪行くつもりでしたが
なんと倉敷でも演るというので、
同僚とはそっちに行くことにしました。
私はもちろん大阪も行く気でしたけどw(笑)
倉敷の会場は初めて行く所で。
ネットで検索すると
チケット取りなどの優先がある無料会員制度があることが判明。
ソッコー登録しました(笑)
したら、ちゃんと先行予約あってしかも席が選べる☆
なんて親切なんだーと思いながら2列目ど真ん中をGET♪
さらに楽しみになりました。
チラシのビジュアルも派手で可愛くて良い感じですvv
で、当日。
ものすごく寒い中、倉敷駅からてくてく歩いて会場へ。
とてもモダン?でカッコイイ建物。周りもキレイに整備されている。
こんなトコロがあったのかーとちょっと感動しつつ、
開場まではもう少し時間があるし
寒いので建物の中で待とうと思ったら
水曜定休日とかで全然開いてないっっっ
ホールのある建物は入れるだろうと思ったら
すっごく狭いエントランス?
みたいなとこまでしか入れなくて
もう全然人が溢れている。
それでもホストみたいな係の男子達(^_^;が
「寒いので中でお待ち下さい」とか言うので中で待ってたら
開場時間になったら今度は「外へ並んで」という。
しかも、
「全席指定なので並ばなくてもいいけど、
早く入りたい人は寒いけど並んで」
みたいな言い方。なんか感じ悪ーい
それなら最初から並ばせて、ぐるぐる折り畳んで
遅く来た人が外に並ぶようにすればいいじゃんっって感じ。
それでも結局並んだ方が早いのは分かっているので
即並んで入場しました。
そしたら!
もうめちゃめちゃ広ーいロビーがあるじゃないですかっっっ
なんか豪華でだだっ広いロビーが!!
これならロビー開場にして、
ここで待たせてくれればいいじゃん
って感じです。。
まったくまったくっっ
って開演前からぷんぷんしてしまいました(^_^;
まぁそんなことはさておき
舞台は目の前。
ホールに入ってしまえばワクワク感は増してきます♪
一緒に行った同僚はそんなに舞台とか行ってない人なので
余計にそわそわ感とか伝わってきて、
いつもよりテンション高めでした(笑)
さて。
チケ取りしてから公演までかなり時間があって
永作さん以外の出演者のことをすっかり忘れていたのですが(^_^;
結構マニアックな感じで(笑)
きっと来てる人ほとんどは
永作さんしか知らないんだろーなーと思いつつ
私は好きな役者さんばかりで嬉しかったです。
永作博美さん。明里(あかり)
【ある日突然、
慎太郎の愛人を名乗って新聞販売所に現れた、謎の女。】
めちゃめちゃ可愛かったですvv顔ちっちゃいしー細いしー
役柄はもうぶっ飛んでて、絶対遭遇したくない人なんですけど(笑)
でも、なんか嫌いにはなれない感じでした。
梶原善さん。曽根慎太郎(そね しんたろう)
【新聞販売所の主。生来の女好き。】
久しぶりです。好きなんですよねー善さん。
なんでこんな男がもてるのかって感じの役でしたけど(^_^;
広岡由里子さん。曽根美十理(そね みどり)
【慎太郎の後妻。
あらゆることを一万回許してきた女。再婚は4度目。】
この方も久々でした。
セリフまわしが独特で飄々としてて面白いです。
近藤公園さん。曽根功一(そね こういち)
【慎太郎の息子。学生時代は猛勉強したが、
どうにもならない知能の低さで、結局家業を継いだ。】
若い役?
気持ち悪い感が出てて良かったです(笑)
最後もっと酷いことになるかと思ったけど・・・
前田亜季さん。曽根紗登子(そね さとこ)
【美十理の連れ子。ダンサー志望の短大生。】
子役時代を知ってるのですけど
まだこんな歳なのかーって感じでした(笑)
紗登子のキャラはいまいちよく掴めませんでした。
小悪魔っぽいのかと思えばそうでもないし。。
吉本菜穂子さん。山里えいみ(やまさと えいみ)
【新聞販売所の住み込みバイト。】
本谷作品の常連さん。
やっぱ世界観に合ってる感じはします。
声が特徴的で面白かったです。
今まで少しですが観てきた本谷作品は
なんていうか、嫌ぁーな感じの後味なものが多かったのですが
今回はPARCO作品だからか
弱冠ソフトな感じがしました。
最後ちょっとじーんとしちゃったし(^_^;
でもさすがに舞台美術は凝っていて
2階建ての家の2階の壁が上に上がっていった時は
おぉーって思っちゃいました(笑)
話は結構とんでもないんですけど
なんかPOPでカラッとしてて
あと台詞の言葉がとても入ってきやすくて
見終わったあと、
「これ、好きだなー」
と思っちゃうような作品でした。
もっと地方公演、やって欲しいです。
今回何故倉敷公演があったのか本当に謎ですけど(笑)
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