PARCO presents
『幸せ最高ありがとうマジで!』

作・演出/本谷有希子
出演/永作博美
   近藤公園 前田亜季
   吉本菜穂子 広岡由里子 梶原善

2008年11月19日(水)19:00開演
倉敷/倉敷芸文館ホール

舞台は「エリートが書いたもんをヤクザが売る」
とからかわれる、とある町の新聞販売所。
慎太郎(梶原)の留守中に、
彼の愛人を名乗る得体の知れない女・明里(永作)が突然現れる。
もともと慎太郎の女癖の悪さは病的とも言えたため、
妻(広岡)と子供たち(近藤・前田)はその話を信じ込んでしまう。
が、家族は一丸となって
明里の存在を無かったことにしようとする。
嫉妬でおかしくなったように家に上がりこもうとする明里を、
妻と息子と娘は協力して阻止。
明里は道に放り出されるが、
住み込みバイト・えいみ(吉本)の手引きによって、
なぜか敷地内のプレハブ小屋に密かにかくまわれることに。
こうして、誰にも予想できない復讐劇の幕は上がった・・・。

1回目。

この公演も、初めて知った時、テンション上がりましたね(笑)
本谷さんの作品は映像では観たことあったけど生は無かったし
永作さんで本谷さん、映画ではあったけど舞台なんて。
しかも地方公演もあるってことで、
絶対観に行こう!と思いました。
最初は地方は大阪だけだと思ったので、
永作さん好きの同僚も一緒に大阪行くつもりでしたが
なんと倉敷でも演るというので、
同僚とはそっちに行くことにしました。
私はもちろん大阪も行く気でしたけどw(笑)
倉敷の会場は初めて行く所で。
ネットで検索すると
チケット取りなどの優先がある無料会員制度があることが判明。
ソッコー登録しました(笑)
したら、ちゃんと先行予約あってしかも席が選べる☆
なんて親切なんだーと思いながら2列目ど真ん中をGET♪
さらに楽しみになりました。
チラシのビジュアルも派手で可愛くて良い感じですvv

で、当日。
ものすごく寒い中、倉敷駅からてくてく歩いて会場へ。
とてもモダン?でカッコイイ建物。周りもキレイに整備されている。
こんなトコロがあったのかーとちょっと感動しつつ、
開場まではもう少し時間があるし
寒いので建物の中で待とうと思ったら
水曜定休日とかで全然開いてないっっっ
ホールのある建物は入れるだろうと思ったら
すっごく狭いエントランス?
みたいなとこまでしか入れなくて
もう全然人が溢れている。
それでもホストみたいな係の男子達(^_^;が
「寒いので中でお待ち下さい」とか言うので中で待ってたら
開場時間になったら今度は「外へ並んで」という。
しかも、
「全席指定なので並ばなくてもいいけど、
早く入りたい人は寒いけど並んで」
みたいな言い方。なんか感じ悪ーい
それなら最初から並ばせて、ぐるぐる折り畳んで
遅く来た人が外に並ぶようにすればいいじゃんっって感じ。
それでも結局並んだ方が早いのは分かっているので
即並んで入場しました。
そしたら!
もうめちゃめちゃ広ーいロビーがあるじゃないですかっっっ
なんか豪華でだだっ広いロビーが!!
これならロビー開場にして、
ここで待たせてくれればいいじゃん
って感じです。。
まったくまったくっっ
って開演前からぷんぷんしてしまいました(^_^;

まぁそんなことはさておき
舞台は目の前。
ホールに入ってしまえばワクワク感は増してきます♪
一緒に行った同僚はそんなに舞台とか行ってない人なので
余計にそわそわ感とか伝わってきて、
いつもよりテンション高めでした(笑)

さて。
チケ取りしてから公演までかなり時間があって
永作さん以外の出演者のことをすっかり忘れていたのですが(^_^;
結構マニアックな感じで(笑)
きっと来てる人ほとんどは
永作さんしか知らないんだろーなーと思いつつ
私は好きな役者さんばかりで嬉しかったです。

永作博美さん。明里(あかり)
【ある日突然、
 慎太郎の愛人を名乗って新聞販売所に現れた、謎の女。】
めちゃめちゃ可愛かったですvv顔ちっちゃいしー細いしー
役柄はもうぶっ飛んでて、絶対遭遇したくない人なんですけど(笑)
でも、なんか嫌いにはなれない感じでした。

梶原善さん。曽根慎太郎(そね しんたろう)
【新聞販売所の主。生来の女好き。】
久しぶりです。好きなんですよねー善さん。
なんでこんな男がもてるのかって感じの役でしたけど(^_^;

広岡由里子さん。曽根美十理(そね みどり)
【慎太郎の後妻。
 あらゆることを一万回許してきた女。再婚は4度目。】
この方も久々でした。
セリフまわしが独特で飄々としてて面白いです。

近藤公園さん。曽根功一(そね こういち)
【慎太郎の息子。学生時代は猛勉強したが、
 どうにもならない知能の低さで、結局家業を継いだ。】
若い役?
気持ち悪い感が出てて良かったです(笑)
最後もっと酷いことになるかと思ったけど・・・

前田亜季さん。曽根紗登子(そね さとこ)
【美十理の連れ子。ダンサー志望の短大生。】
子役時代を知ってるのですけど
まだこんな歳なのかーって感じでした(笑)
紗登子のキャラはいまいちよく掴めませんでした。
小悪魔っぽいのかと思えばそうでもないし。。

吉本菜穂子さん。山里えいみ(やまさと えいみ)
【新聞販売所の住み込みバイト。】
本谷作品の常連さん。
やっぱ世界観に合ってる感じはします。
声が特徴的で面白かったです。

今まで少しですが観てきた本谷作品は
なんていうか、嫌ぁーな感じの後味なものが多かったのですが
今回はPARCO作品だからか
弱冠ソフトな感じがしました。
最後ちょっとじーんとしちゃったし(^_^;
でもさすがに舞台美術は凝っていて
2階建ての家の2階の壁が上に上がっていった時は
おぉーって思っちゃいました(笑)

話は結構とんでもないんですけど
なんかPOPでカラッとしてて
あと台詞の言葉がとても入ってきやすくて
見終わったあと、
「これ、好きだなー」
と思っちゃうような作品でした。

もっと地方公演、やって欲しいです。

今回何故倉敷公演があったのか本当に謎ですけど(笑)