テレビドラマの脚本家・原田英雄(椎名)は
40半ば過ぎにして妻子と別れ、
仕事場だったマンションで一人暮らしを始めた。
ある日、仕事仲間でプロデューサーの間宮(羽場)に、
原田の元妻・綾子と付き合っていると告げられる。
空疎な気持ちを持て余す原田を、
ある夜、一人の女(内田)が尋ねてくる。
同じマンションの住人だというその女の、
一緒にシャンパンを飲もうという誘いを断る原田。
女の名はケイと言った。
数日後、ある夏の日。
誕生日を迎えた原田は、ふらりと浅草の地を訪れる。
浅草は、原田が生まれ、
12歳で両親と死に別れるまでを過ごした懐かしい土地だった。
何とはなしに入った浅草演芸ホールの寄席で、
彼は奇妙な出会いをする。
30代で事故死した父親にそっくりな男(甲本)が
客席にいるのである。
男はちらりと原田を見て、微笑んでうなずいた。
紛れもなく父だった。
原田は父に誘われ、自宅に向かうと、そこには母(池脇)がいた。
両親はまるで原田が少年のままであるかのように世話を焼く。
原田にとって父母と過ごす時間は
何ものにも変えがたい甘美な時間だった。
懐かしさと慕わしさに胸を締めつけられながら、
原田は度々、浅草を訪れ、10も年下の両親と会う。
一方、同じマンションの住人ケイとも、
原田は度々会うようになっていた。
恋人関係になりながらも、
ケイは胸にある火傷を原田に決して見せなかった。
そんな中、間宮は
原田がみるみる痩せてやつれていくことを心配していた。
原田と両親との事情を知るケイは、
原田が『異界』の両親と会うことで
消耗していくことに危機感を覚える。
「二度と会わないで」というケイとの約束を破って
両親に会いに行く原田だったが…。
映画版は観ていません。
片岡鶴太郎さんとか出てましたっけ?
でもタイトルと、なんとなくノスタルジックな雰囲気の
記憶はありました。
桔平さんとスズカツさんの舞台
「レインマン」がとても良かったので
今回も期待していました。
レインマンの時初めて間近に観た桔平さんは
本気キラッキラしていて(笑)めちゃ素敵だったので
今回も楽しみにしていたのですが
2回目で慣れたのか普通に観られました(^_^;
でも席が一番前で
客席に降りる演出があってすぐ横を通られる時は
ちょっとドキドキしましたw
ストーリーは想像していたものと少し違っていて
どっちかっていうとホラー?な感じでビックリしました(^_^;
ほのぼのしたものを想像してたので
いや、ほのぼのはしていたんですけどね。
オチは途中で想像できたけど
あーそーいうことか、というのはあって面白かったです。
面白かったのですけど
ちょっと淡々とし過ぎていて
少しだけ眠たくなってしまいましたbb
けど、両親とのお別れのシーンはやはり涙が出そうになりました。
両親役の甲本さんと池脇さん、めちゃ良かったです。
もう可愛らしくて切なくて・・・
暗転の多いトコロもあんまり好きではありませんでした。
ケイとのシーンと両親とのシーンが交互にくるので
仕方ないのかもしれないですけど
もう少し滑らかな転換だったら良かったなぁと思います。
暗転が多いと、集中力が切れてしまう感じで苦手なのです。。
あと、途中の休憩もいるのかな?と思ってしまいました(^_^;
そんなに長い芝居では無かったので、、、
お客さんの年齢層が高かったし
他にも何か理由があるのでしょうけれど
これまた集中力が途切れちゃうので
そのまま通しでやって欲しかったなと思います。
ビックリだったのは
舞台上ですき焼き作り始めちゃったこと!
両親とすき焼き屋さんに行く、という場面があり
ストーリー上とても大切なシーンなのですけど
まさか本当に作り始めちゃうとはっっ
お肉は入れなかったのですが、割り下までは入れるので
とてもいい匂いがしてきます。
お昼ご飯食べて無かったのでお腹がグーって感じでした(笑)
舞台上で実際に火とか水とか使われると
ちょっとビックリしますね(^_^;
椎名桔平さん
相変わらずカッコ良かったです。
髪の毛がちょい長めで降ろしていて
私好みでしたw
泣きの演技にはググッときましたです。
ホントに涙流されてました。
カーテンコールでは
「この人、自分メインで見に来てる人いるって分かってるな」
て感じでサービス(手を振ってくれるとか)してて
またそこが憎いねって感じでした(笑)
内田有紀さん
役やメイクの所為もあるのか
ちょっと疲れた印象(^_^;
今回の出演者の中では残念な感じでした。。。
もちょっと別のタイプの女優さんでも良かったかも
内田さんには凛々しい感じの役やって欲しいです。
甲本雅裕さん
めちゃ良かったです。
優しくて不器用で、とても微笑ましいお父さん出た。
お父さん見てるとき、ずっと顔がにやけてたと思います(笑)
大好きですvv
池脇千鶴さん
可愛かったです。
キュートなお母さんでした。
そんな中にも見せる不安な表情とかも良かったし
上手いな、と思いました。
羽場裕一さん
あまり出番が無かったのが残念ですが
短いシーンもとても良かったです。
2回目?のカーテンコールの時
最初に登場されたらあとから誰もついてこなくて
「え?え?」みたくなってたのが可愛かったです(笑)
嫌な感じな役も多いですけど
実際はいい人そうなんですよねーw
全体的にもうちょっとっっ
て感じだったのですが
観られて良かったと思います。
でも、スズカツさんは洋モノの方が向いてるのかなぁ
なんて思う今日このごろ・・・(^_^;
次の「ドリアン・グレイの肖像」楽しみにしています。
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