ミュージカル
『ジェーン・エア』

作/シャーロット・ブロンテ
演出/ジョン・ケアード
出演/松たか子 橋本さとし
   幸田浩子 寿ひずる
   旺なつき 伊東弘美
   山崎直子 小西遼生
   福井貴一 壤晴彦 ほか

2009922日(火・祝)12:00開演
東京/日生劇場

生まれてすぐに両親を失ったジェーン・エア(松)は
叔母たちにいじめられ、
とても厳格なローウッド学院の寄宿学校に預けられる。
劣悪な環境にあるローウッド学院でも
辛い毎日を送るジェーンだが
そこでヘレンという友人と出会う。
ヘレンと出会うことによって
人を恨まずまっすぐに生きることを知るジェーンだが
ヘレンはチフスで死んでしまう。

やがて成長したジェーンは、学院で教師となるが
自分の力で生きる決意をし、
学院を離れて、ソーンフィールド屋敷の家庭教師となる。

屋敷では、アデルという少女の家庭教師となり
平和な生活が始まる。

そんなある日、散歩をしていた森の中で
ジェーンは屋敷の主、ロチェスター(橋本)に出会う。

ロチェスターの謎めいた言動や過去に戸惑いながらも
次第に惹かれていくジェーン
ロチェスターもまた、これまで出会ったことの無いような
女性の姿をジェーンに見出して、心を動かす。

果たして二人は結ばれることになるのだろうか。




原作は全然知らなくて、
ただ、橋本さんと松さん観たさに行ったのですが(^_^;
予想以上に良かったです。
基本、私はミュージカルが苦手(と思っている)なのですが
これはなんかとても良くて
何度も目をウルウルさせながら観ていました。
当初、どんな感じかも分からないし
ケチって3階席にしてしまったのを悔やみました(^_^;
もし次回観る機会があれば、次は1階席で観たいです。

日生劇場も初めて行きました。
ロビーとか結構狭いし
何より物販のやる気の無さにビックリでした()
いや、これが普通なのかもしれませんが、、、
何度も言ってるかもですが
博多座の物販の賑わいは本当に凄いですw

今回、特に子役の演技に泣かされました。
ちょっとずるいと思います()
ジェーン役の子もアデル役の子もとても可愛かったし
上手かったです。
こおいう公演期間の長い舞台に子供が出てると
学校とかどうしてるのかなーとか心配になりますが(^_^;
あと、ヘレン役の方がめちゃ声が可愛くて
声優さんかと思いました。(たぶん違う)

松さんは、さすがに上手くて
凛として清潔感のあるジェーンにピッタリでした。
歌う声も普段ポップスを歌ってるときとは全然違うし
伸びもあって気持ちよかったです。
ミュージカルに出ている時の松さんが
一番輝いてる気がしました。
あとミュージカルじゃないけど
「奇跡の人」のサリバン先生役とかも
見てみたいかも、と思いました。

橋本さんも似合ってました。
似合ってるんですけど、
どーしてもさとしーさんの二枚目は
見てて笑ってしまいます()
どっかでおもしろやってくれないかなー
て期待しながら見ちゃうんですよね(^_^;
歌は、ちょっと、どうかな、、、て気もしたのですが、、
周りが皆さん上手いので、、ね、(^_^;
でもとても良かったです。はい。ホントにw

でもやっぱ、そろそろ大型ミュージカル俳優でない
さとしーさんが見たいですww
なので次のケラさんの作品がめちゃ楽しみなのです



長い長い話を、ぎゅぎゅっと縮めているため
どーしても、「なんじゃそりゃ」な展開もあるのですが(^_^;
ホント、歌も演出もとても良くて
感情移入できたのが良かったです。
ほとんどセットの無い美術でしたが
照明を使った演出もカッコ良かったし
ソーンフィールドの寂しい感じとかとても出てたと思います。

近いうちに再演&地方公演あるといいなと思います。