『ミス・サイゴン』

劇作・脚本/アラン・ブーブリル &

クロード=ミッシェル・シェーンベルク
作曲/クロード=ミシェル・シェーンベルグ
出演/筧利夫 知念里奈
   原田優一  岡幸二郎
   鈴木ほのか 泉見洋平
   菅谷真理恵 他

2009211()
福岡/博多座

 

物語は陥落直前のサイゴン(現在のホー・チ・ミン市)。
フランス系ベトナム人通称エンジニアが経営するキャバレーでの
アメリカ兵クリスと17歳のベトナム人の少女・キムの出会いから始まる。
この戦争に大きな疑問を持つクリスと
戦禍ですべてを失い生きるすべを求めてこの店に働きに出たキム・・・
二人の出会いはすぐに恋に変わった。
お互いに永遠の愛を誓いながらも、サイゴン陥落の混乱の中、
米兵救出のヘリコプターの轟音は無情にも二人を引き裂いていく。
エンジニアと共にバンコクに逃れ、
クリスがいつの日か迎えに来てくれると信じながら懸命に生きるキム。
しかしそのキムには、誰にも明かさぬ秘密があった。
それは、クリスの帰国後に生まれた彼との子、タム。
キムにとっては、タムだけが唯一の希望、そして生きる力だった。
それをも知らず、
ベトナム戦争の後遺症に苦しみながら連夜悪夢にうなされるクリス。
やがて、彼は新しい人生を始めるためにエレンと結婚する。
ところがある日、彼は戦友のジョンから、
キムが生きていること、そしてキムと彼の子供の存在を聞かされる。
愕然とするクリス。
キムとクリスの運命の糸をあやつりながら、
したたかに「アメリカン・ドリーム」を追い求めるエンジニア。
キムに会うために、バンコクを訪れるクリスとエレン、そしてジョン。
キムの願いは、タムをアメリカに渡らせ希望に満ちた未来を作ってあげること。
その為に、キムは自らの命をかける思いだった。
そして不幸なすれ違いが始まる。





タイトルだけは前からよく知っていて
一度は観てみたいと思っていた作品。
本当は、橋本さとしさん、ソニンちゃん、井上芳雄くん、
の出る回を観たかったのですが財政的に苦しく行けず。。
別の用(ライブ)も重なったこの日に観に行くことにしました。

席はC席で3階でしたが、博多座は3階でも観やすいなと思いました。
トイレもたくさんあるし()この劇場は好きな劇場のひとつです。

劇場内にはたくさんのお店が出ていてとても活気があります。
ベトナムの雑貨や食べ物のお店とかもありました。

で、初めて観た感想、ですが。。
「え、これで終わり?」
て感じです(^_^;

ミュージカル観たあとって大抵言ってると思うのですが
長い話を縮めてるので、なんかあれよあれよという感じで
あっさりしていて感情移入できにくいんですよね。
今回も、3年後とか言われても全然そんな感じしなかったし

音楽もこの度はぐっと来るのが無かったんですよね。。
だいたい1曲はあるんですけど・・・
どの曲がメインなのか分かりませんでした。。

売りモノ(?)のヘリコプターも、思ったより迫力無く、、、
特にプロペラがめちゃ小さくて
「コレ?!」てちょっと吹いてしまいました(^_^;
仕方ないんでしょうけどあのバランスは、、、()
そのあと出てくるキャデラックの方がカッコ良かったです。

筧さんは、やはりサービス精神旺盛で良かったです。
役にも合ってたと思います。
でもやっぱ、さとしーさんのエンジニア、観たいなと思いました。

知念ちゃんも可愛くて頑張ってたと思うのですが、
声がコロコロ変わるのが違和感でした。
すごく可愛い声と、低音の声とのバランスがちぐはぐだったので。

もう一人、観たかったキャストの泉見洋平くんが見られたのは嬉しかったです。
ただ、もう随分見ていなかったのと役を把握していなかったので
しばらくクリス役の原田さんが泉見くんかと思っていて
「なんかすんごく変わっちゃったなー」とか思っていました(^_^;
で、あとから本人登場で「うわっっこっちだっっ」みたいなbb
スキとか言いながらいい加減です。。。
でも、悪役なこの役、すごく良かったですvv
怖いし、でも悲しくて、最後はちょっとうるっと来ました。
2
幕での登場はないのかとがっかりしてたら出てきて嬉しかったです()

あとは、岡幸二郎さんが「ええ声」でしたw
ちょっとイメージとは違ったけど、カッコ良かったです。

正直そんなにハマれなくて
C
席で充分だなと思ってしまったのですが
できれば上記のキャストでもう一回、観てみたいものです()


あーでもやっぱり向いてないんだなーミュージカル。
特に、台詞も全部節付けて言う系のは苦手だな。