1000年後の火星で、何が起きていたのか?
火星は人類の憧れであり、希望の星だった。
その初の火星移住者たちのあふれんばかりの夢が、
どのように変貌を遂げていくのか。
そして、人々と共に火星に移住した
「パイパー」なる生物?機械?人間?もまた、
人類の夢と共に変貌を遂げる。
そして1000年後の火星。
その世界を懸命に生きる姉妹たちがいた……。
2回目のNODA・MAP。
新作では初めて。
すっごく面白かったです♪
一番後ろの席でしたが、そんなに遠くなく
双眼鏡も持って行ったのでところどころの表情は押さえたしw
野田さんの作品て、台詞量がものすごくて
それを早口でわーっってわめき合うイメージなのですが
昔に比べてそれもゆるやかになってる気がしますね。
それにそのリズムがとても心地よいです。
今回、一番すごいと思ったのは
宮沢りえさんです。
前回観た「ドラクル」のときの役とは
もう全然違ったから。
性格もまぁ全然違う役なのですけど
声とかも全然違ってて
「あぁ、なんて幅の広い人なんだろう」
と思いました。
元々演技派って言われてるとは思うんですが
やっぱ凄い人だったんだな
て感じです。
松たか子さんも良かったです。
可愛かったし。
後半の、お母さんを演るとき
それまでの妹とはこれまた全然違ってて
やっぱり凄いなと思いました。
今回このお二人が初共演ってことで
そーなんだぁってちょっと驚きです。
橋爪功さんが出てるのは知らなくて
(前情報を全く入れて無くて)
ビックリしました(^_^;
いつも通り、飄々とした感じで
やっぱ上手いなと思いました。
大倉孝二さんは
いつもの面白なところもしっかりあって
カラダもよく動いて良かったです。
北村有起哉さんは
ストーリー上は重要な役なのだけど
長髪とヒゲで顔が隠れてたり
そんなに出番もなくて
ちょっと勿体なかったです。
田中哲司さんは
野田作品初ってのが意外でした。
松さんといちゃつく場面もあり
おぉ、SISTERSコンビ♪と思っちゃいました。
佐藤江梨子さん
みたいな台詞が「●●だっちゃ」可愛かったです。
もっと絡んでくると良かったのにと思います。
コンドルズの皆さんは
衣装(?) の所為もあり
誰が誰やらさっぱり判りませんでした(^_^;
野田秀樹さんは、、、
なんなんでしょね、あの元気は(笑)
ホント若いです。
演出家にあれだけ動かれたら
他のみんなも頑張らざるを得ないですよね(^_^;
パンフを読むと
稽古初日の本読みで「演出家読み」てのがあるらしく
野田さんが一度脚本全てを読むのを
みんなで聞くらしいです。
面白いなと思いました。
でも、作家が読むのが一番正しい
というか、イメージ通りではあるんでしょうから
掴みにはいい方法なのかなと思います。
新感線でも、いのうえさんが演ってみせるのが
上手すぎて役者さん困るってよく言ってますね(笑)
ストーリーは
SFであり、でも現実ともそう遠くないような。
最初、わりと笑えているのだけど
最後には衝撃の事実が明かされて
でも希望的終わり方で
ちょっと長塚さんぽいかも?と思いました。
色んなものが数字化されている世界。
たしかにちょっと変なのかも。
言いたいことはあるのだけど
うまく言葉にできません。
感覚で「好き」て言える作品です。
WOWOWだかでの放映も決まっているようです。
アップでガッツリ観たいので嬉しいです。
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