PARCO presents
『狭き門より入れ』

作・演出/前川知大
出演/佐々木蔵之介 市川亀治郎
   中尾明慶 有川マコト
   手塚とおる 浅野和之

2009912日(日)18:00開演
大阪/シアター・ドラマシティ

天野(佐々木)は会社をリストラされ
入院している父親に代わり弟、雄二(有川)店長を勤める
コンビニに帰ってくる。
その途中、「世界はあと3日で終わる。準備はいいか」
というような怪しげなチラシを配る
昔死んだはずの同級生、葉刈(市川)にそっくりの男に出会う。
コンビニには、天野の元同僚で天野の告発により会社を追われ
今は失職中の時枝(浅野)が入り浸っている。
また、同じく常連客の魚住(中尾)も来ていたが
ふとしたきっかけで、魚住は強盗に変貌
天野の退職金の入った鞄をもって逃げ去る。
追う天野。しかし、外は真っ暗。全てが無くなっている。
慌てて店内に戻る天野。
そこに現れたのは葉刈と、岸という黒づくめの男(手塚)
二人は「世界はもう少しで更新される」と言い
このコンビには、新しい世界への入り口の一つだとも言う。
世の中には、ところどころで「ああしておけば良かった」
という瞬間があり
その、もう一つの世界に時々更新され
新しい世界には、今の人口の全てが行けるわけでは無いのだ。
果たして、彼らは新しい世界に行くことができるのか。




とても面白かったです。
今まで観たチーム申、前川作品の中で、
一番面白かったと思います。

前川さんの作品は、まだそんなに観ていないのですが
よくこんなこと思いつくな
と毎回思います。
日常のすぐ隣にある非日常、みたいな。
普段何気なく生活しているけれど
実はこんな世界もあるのかも・・・
と思わせてくれるような
ある日突然世界が変わっていても
それまでの記憶が無ければまったく気づかない。
あるかもしれないな、と思いました()

今回、実力派の俳優さんばかり少人数のお芝居ということで、
ガッツリ集中して見られたのも良かったです。


佐々木蔵之介さん
連ドラもあるのにこのテンション、
大丈夫かなと思うくらいテンション高かったです()
でもやっぱカッコいいですvv

市川亀治郎さん
初めて見たのが大河ドラマで
若いのがそうでないのか分からないなー()
思っていたのですが(^_^;
実際見たらとても若そうでしたw
カーテンコールで歌舞伎の見栄みたいにやってくれて
おぉーって思いました。

中尾明慶くん
初舞台?なのかな
動きが軽やかで良かったです。

有川マコトさん
前川作品常連さんだとか。
自然体な感じが良かったです。
この方が出てくるとほっこりしました。

手塚とおるさん
もうめちゃめちゃカッコ良かったですvvv
黒づくめで怪しげで
とっても「らしい」役なのですけど
いちいちカッコ良かったです()
カーテンコール後、黄色い「真子」さまTシャツを着て
「恐竜と隣人のポルカ」の時の役っぽく登場してくれて
それもまた素敵でしたvv
あれもパルコだったし、観てる人はニヤリでしたね

浅野和之さん
曲者ですよねー()
渋いし
次の「海をゆく者」も楽しみです



ラスト、ちょっといい話になり過ぎな気もしましたが
うるうるっと来ちゃいました()
とにかく皆さんカッコ良くて素敵だったです。
コンビにそのまんまのセットも良かったし
音楽も照明もめちゃカッコ良く
DVD出たら欲しいかな、と思っています。
コメンタリー付いたら絶対買うんだけどなw

あと、チーム申では、開演前の注意事項アナウンスを
前回の共演者がやることになってるようなのですが
今回も中村トオルさんがされてました。
けど、注意事項そっちのけで
「なぜ僕に声を掛けてくれなかったのか」
て話ばかりされていました(^_^;
中村さんともまた演って欲しいですね。

最初、過去2作品が2人芝居だったから
今回は人増えてちょい残念。。。
とか思ってましたけど
このくらいの人数が一番いいかな
とも思いました。

少人数の台詞芝居、やっぱ好きです


客席には蔵之介さんのコアなファン()
らしき方々が多かったです(^_^;
大阪のホテルであるディナーショー的イベントにも
行かれるようでした。
ディナーショーとか学園祭でトークショーとか
私の中の蔵之介さんのイメージとはちと違うのですけど、、、
なんか、そおいう存在になったんだなぁ
て感じです(^_^;

お芝居だけ、観られたら嬉しいんですけど。。
長塚作品とかにも出てくれないかな。