『鉄人28号』 |
脚本・演出 / 押井守 |
2009年1月24日(土)12:00開演 |
あの日 空に飛び立ち再び還らなかった鋼鉄の巨人。 その跡を追ってついに戻らなかった少年。 正義も悪もともに消えて いまひとり落魄の身を裏切りの風に窶す。 太平洋戦争の末期、 大日本帝国陸軍の決戦兵器として開発された巨大ロボット「鉄人」。 その試製28号が戦後民主主義の守護神として蘇った。 そう、ビューンと空を飛び、正義も悪もリモコン次第の巨人「鉄人28号」だ。 2008年、東京湾岸の埋立地――聞こえるのは、吹き抜ける風か、野犬の遠吠えか。 一人の盲目の老人が遠い日の思い出を歌い上げる…。 時は移り、1964年。戦後の終焉を告げる国家イヴェント――東京オリンピック前夜。 首都には野犬狩りの嵐が吹き荒れていた。 警察署長の大塚(サンプラザ)は、戦後的なるものの一掃に狂奔。 それを支持する敷島博士(池田)と、 戦後的価値として純粋培養された美少年・金田正太郎(南)は、 テロリスト集団「人狼党」がたくらむ、東京オリンピック阻止計画に巻き込まれる。 正太郎、敷島博士、そして人狼党の首魁・犬走一直(ダイアモンド)との怪しい思想的三角関係。 果たして、テロリストの仕掛けた阻止計画とは…。 正義と悪の狭間で今、鉄人が飛び立つ。 感想。 「なんじゃそれーーーーー!!!!」 以上!。 (笑) もうね、何と言っていいやら(^_^; 決して面白くなかったことは無いのですが、、、 これは、ギャグなの?そうなの?笑っていいの? みたいな。。 なんか惜しい感じではあるんですけどね。。 チケット代が5000円とかだったら もう一回くらいは観に行きたいです(笑) とにかく、これで10000円超えは高すぎる! とは思いました。 だって上演時間1時間45分だし。 開演時間も早いから、絶対3時間ぐらいはあると思ったのに。 押井さん、お金の掛けどころ、間違いだと思うなぁ。 まぁあの鉄人は象徴としては良かったと思うけど・・・ まず、最初の始まり方はすごく良かったです。 音楽もカッコ良くて、なるしーさんの歌もカッコ良くて 鳥肌モノでワクワクしました♪ 曲は、やっぱ全体的にとても好きです。 それからストーリー。 これがねぇ、、、 元々、鉄人28号のストーリーを知らないのもあるのですけど どこが鉄人なのかが全然解らないんですよねー 何故「犬?」みたいな。 有明フェリーナとかいう野犬を捕まえるために 警察がやっきになっている理由も解らないし 捕まった野犬を何故テロリストが奪還しに行くのかも解らないし なぜそれが東京オリンピック開催阻止になるのか、とかとか。 なんか、失礼ですけどスケールが小っちゃくないですか? みたいな(^_^; それがシネシネ団的にギャグなんだったら解るんですけど なんか大まじめっぽいし。 敷島博士たちが、正義を語りながら野犬の命を奪う それでいいのか、みたいなところで正太郎が悩むのは まあ解らないでもないんですけど もっと、効果的なっていうか何かあるんじゃないの?みたいな。 それと、敷島博士、正太郎、犬走一直の関係が、、、 これって腐的なもの?みたいな(^_^; そしてショタ?みたいな、、、 パンフ読んでないんですけど、 もしかしたら正太郎は実は女の子でした ってな事も書いてあったとか無かったとか でもアニメのあの絵で女の子は想像できないし(笑) 南果歩さんも謎でしたねー これまた失礼ですが、なぜあの方でなければならなかったのか それも全然解りませんでした。 二役演るのも。 だって正直歌もお芝居も、そんなに上手いとは、、、 役者さん的には、 なるしーさん以外はちょっと、、、て感じでしたね。 田鍋さんとかも良かったですけど。 特に若者達はもう、、いただけませんでした。 押井さんらしさが感じられるシーンもあったんですけどね。 お客さんも少なくて 私は3階席だったのですが 1階席にも空席があって 申し訳ないというか、寂しい気持ちでした。 けど、この作品は前の方で観た方が絶対良いと思います。 結局はチケ代がねー(^_^; 天王洲銀河劇場。 初めて行きましたが、雰囲気のある良い劇場ですね。 こぢんまりしてるし。 でも3階席まで全部階段で上らないといけないのは ちょっとしんどかったです(^_^; なんか、ツッ込みどころ満載で めちゃ話したくなる作品ではありました(笑) こんだけ書けるって事は 嫌いじゃないんですよね、やっぱ。 失敗だとは思うんですけど。。 なるしーさん、ホントにこれで良かったのかな。。 勿体ないなー |