福田転球×平田敦子÷土田英生
『戸惑い男、待ち女』

作・演出/土田英生(MONO)
出演/福田転球 平田敦子

2009510()14:00開演
大阪/in→dependent theatre 2nd

とある大型スーパー
(平田)が休憩スペースに座っている
下りてくるエレベーター
そこから出てくる男(福田)
男は女を見て驚き、大喜びする。
実は数日前
突然全ての人が眠るように倒れ死んでしまったのだ。
男は街をさまよい
やっと生きている人間を見つけて喜んだ。
しかし女のテンションは上がらない
彼女は出張に出たまま帰らない夫を待っているという
毎週土曜日にはこのスーパーに2人で来ていたから。
残念だけどもう戻らないだろうという男
かならず戻ってくるという女

人類最後の日の男と女の物語




毎回違った作・演出家を迎えての
福田転球さん&平田敦子さんの二人芝居。
今回は、劇団MONOの土田英生さんの作品でした。
土田さんの作品はあんまり観たことが無かったので
どんな感じなのかなーと思っていました。

結果、かなり切ないお話しでした。。
全体的に笑えるんですけど
世界が世界だけに・・・
でも前2作とはまた全然違う感じで
面白かったです。


転球さんは、めちゃめちゃ汗かいてました()
脚本には無いけどタオル持参で
始終フキフキしてました(^_^;
奥さんとのエピソード語るところがめちゃ切なかったです。

あっちさんは、とても可愛らしい役でした。
夫のことしか目に入ってない女性
けっこうイラっと来るんですけど(^_^;
必死に夫が死んだだろうという事実から目を逸らそうとしている
その姿はやはり切なかったです。

あと、前回の作演の千葉雅子さんが声だけ参加されてました。
開演前の注意事項も千葉さんで
なんか余所行きの気取った感じ()で喋ってて
なんでかなーと思ったら
作中はスーパーの店内放送の役で
そのテンションのままだったみたいで納得。
お店の名前が「マサーコ」で笑えましたw
前回は前々回の作演の山内僧正が声参加してたし
このまま毎回そうなるのかなーと思い楽しみです。

ただラストは、あそこまで描かなくても良かったんじゃないか
もっと先のことは想像で終わるような感じでも良かったのではないかなー
とは思います。
なんか悲しすぎるので。


カーテンコールには土田さんも登場。
後ろのセットのエレベーターが開くとスモークがもくもく
でも土田さんはそこからではなく客席後ろからの登場(^_^;
最初から、舞台上から登場する気は全然無いのに
スタッフが一生懸命打ち合わせしてて
なんか居辛かったそうです()

ブログを見ていると、なんかとてもお忙しそうで
公演ちゃんと観られてると思わなかったので意外でした。

終演後は転球さんは自身の劇団(?)転球劇場の次回公演のチケ売り
あっちさんはグッズ販売
土田さんもロビーにいらっしゃいました。
私がロビーに出た時、
ヨーロッパ企画の本多さんとかがいて転球さんと喋ってて
ちょいビックリしました。

今までは公演中にDVDの予約があったのに今回は無し
もしかしたらDVDならないかも?
でまさか次回がもう無いとか??
だったら悲しいです。
アンケートにも、次回作演やって欲しい人は?てのがあったし
毎年じゃなくても是非続けて欲しいです。

ちなみに私はやはり長塚さんに書いて欲しい!()
あと、本谷有希子さんも書いときました。
友人はヨーロッパ企画の上田さんを書いたと言っていて
それもアリだなと思いました。

どちらにしても次回もとても期待しています。