阿佐ヶ谷スパイダースPRESENTS
『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』

作・演出/長塚圭史
出演/池田鉄洋 内田亜希子
   加納幸和 小島聖
   伊達暁 中山祐一朗
   馬渕英俚可 光石研
   村岡希美 山内圭哉

2010224()14時開演
大阪/シアター・ドラマシティ

4回目。


当初、今回は広島も大阪も平日で
ひと月に2回も会社休むのは難しいかなと思い
大阪は行くつもりではありませんでした。
それが、追加公演が決まり
他ではやらない長塚さんのアフタートークショー付
とか言われたら・・・
そりゃ行くしかないでしょう!
てことで、チケット取ってしまいました()
でも、ASP会員先行で1列目中央ブロックの席
取れちゃうし(今回公演で一番前列)
ドラマシティは好きな劇場なので
とても楽しみでした♪

最前列でステージめちゃ近いんじゃ、、、
て思ってたのですけど、
ステージが低い分、全体的に少し後ろに設置されていて
本多劇場の方が近い感じでした。
ちょっと残念。。


前回、なんとなく解ってきたかも

と思っていたのだけど、
またよく解らなくなってしまいました(^_^;

最初と最後、梨池が机で何かを書こうとしているシーン
あそこ以外は、全て梨池の頭の中のできごとなのだろうか
でも、そうするとやはり梶原の存在が不思議だし
梶原と悦世が一緒になって
梨池の為に人形の世界を創ってるような気もするし
で、その中に、過去の梨池の作品の登場人物の
男女が紛れ込んでくる、というような・・・

あと皆さん同じ台詞でも
毎回少しずつ言い方とか間とか違っていて
それだけでも印象とか違ってきて面白いです。


帰りに「失われた時間を求めて」の台本を読んでたら
(サイン本は貰ったけどもう一冊買いました♪)
「(物語の)途中からは入れないでしょう」
ていう、今回も出てくる台詞があって
やはり前作と今作は繋がってるんだなと思いました。

アフタートークで長塚さんが
「こちらにはもちろんこうと決めたものがあるけれど
 観た人がこうだろうか、ああだろうかと考えたものも
 みんな正解」
みたいなことを言われてたし
出演者の皆さんも、毎回よく解らず演じている
て言われていて(^_^;
ちょっと安心しました()
(終演後長塚さんが「今回良かったよー」とか言っても
 役者サイドでは「えぇー?どこが違うの?
 みたいな感じらしい/笑)

【脳内で観客も参加する作品】
ホントにそうだと思います。
きちっとしたストーリーがあって、
スッキリ終わる作品ももちろん楽しいし好きだけど
こんな風に
観るたびに印象が変わって色々考えられて
何度観ても面白い作品もいいなと思いました。
私は阿佐スパの過去作品ももちろん大好きだけど
あれはあれで完成されていて
再演ってそんなに観たいと思わないのだけど
(それでもアンケートでは「十字架」をリクしてるけど)
「失われた~」と「アンチクロックワイズ~」は
またいつか観たいというか
いろんなキャストでも観てみたいな
と思える作品で好きだなぁと思います。
「失われた~」とか、スパイダースの中でシャッフルとか
して欲しいしw

今回また迷宮入りしてしまったので()
次回、名古屋千秋楽で、どう感じるのか
またまた楽しみになってきました♪



終演後は長塚さん、池鉄さん、山内僧正による
アフタートークショーがあったのですけど
今回、前日・当日の夜公演が完売での追加公演だったのに
席が結構空いていて
後の方とかガラガラで
そこを思いっきり僧正にツッこまれてました(^_^;
司会の人が「フィギュアの影響かも・・・」
と言われてましたけど、、、
でも、すごく貴重な場所にいられた感じで嬉しかったです♪

トークショーでは、
やっぱ僧正がおもしろくしてくれてました♪
打ち合わせでNGでた長塚さんの結婚話も持ち出すし(^_^;
(僧正が背中押した部分もあるみたい♪)
池鉄さんはとても柔らかな雰囲気で和むし
長塚さんも気心の知れた方たちと一緒だからか
とてもリラックス感じで楽しそうだったし
ホント楽しかったです♪
僧正いわく
伊達さんは長塚さん留学前と後では
かなり社会性が出てきたらしいです()
んで中山さんは、毎朝ホテルで
「やりたくないよー」て駄々こねてるらしいです(^_^;
そして僧正は
名前鬼が苦手でワークショップ不参加だったらしい()
最後のコメントで僧正が、
「最近の大阪のお客さんは真っ白な状態で
純粋に楽しもうという感じで観てくれるので嬉しい」
みたく言われていて、たしかにそうかも、と思いました。
以前は、なんとなく「笑いに来ている」という感じがして
阿佐スパとかそんな笑う芝居じゃないし
なんとなく客席が冷たいなーって思ってたので(^_^;
カーテンコールの拍手とかもすごく短かったり。
でも、最近はスタンディングオベーションが起こったりもするし
そういう冷たいって感じはしなくなってるんですよね。
私みたいな遠征組みもいるんだろうけど
大阪でも長塚作品好きな人が増えてるのかなと思うと
やっぱ嬉しいです。

作品についてのお話はあんまり無かったのだけど
あんまり見られない面子のトークショーだったし
30
分以上くらいお話してくれてたと思うので
しつこいようですけど(^_^;
行って良かったなぁと本気思いました。
福岡では
スパイダースメンバー3人でのトークショーがあったみたいで
それも聞いてみたかったなぁと思いました。
次私が行く名古屋は大千秋楽だし
長塚さんが留学前最後にスパイダース揃ったのって
名古屋での「少女とガソリン」上映会&トークショー
だったと思うし
またトークショーやってくれないかなぁ
と思ってしまいます。
すぐバラしてその日のうちに東京帰らないといけない
とかかもしれないですけど。。