ミュージカル『ファントム』

原作/ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
上演台本・演出/鈴木勝秀
作詞/アーサー・コピット
作曲/モーリー・イェストン
出演/大沢たかお
   杏
   海宝直人
   中村まこと
   石橋祐
   永島克
   樹里咲穂
   篠井英介 ほか

2010124()14:00開演
大阪/梅田芸術劇場メインホール

19世紀後半のパリ、オペラ座通り、遅い午後。
無邪気で天使のように美しい娘クリスティーン・ダエー()が、
歌いながら新曲の楽譜を売っていた。
群集の中にいたシャンドン伯爵(フィリップ/海宝)は、
彼女の声に魅せられ引き寄せられる。
オペラ座のパトロンの一人であるフィリップは、
クリスティーンがオペラ座で歌のレッスンを受けられるよう取り計らう。

オペラ座では支配人のゲラール(篠井)が解任され、
新支配人のショレ(石橋)
妻でプリマドンナのカルロッタ(樹里)と共に迎えられた。
ゲラールはショレにこの劇場には幽霊がいることを告げる。
そしてオペラ座の一番地下にある小さな湖のほとりが彼の棲家で、
自らをオペラ座の怪人と呼んでいると。
しかしショレは、これは解任されたことの仕返しとして
ゲラールが自分に言っているに過ぎないと取り合わなかった。
オペラ座を訪ねてきたクリスティーンを見たカルロッタは、
その若さと可愛らしさに嫉妬し、彼女を自分の衣装係にしてしまう。
それでもクリスティーンは
憧れのオペラ座にいられるだけで幸せだった。

ある日、クリスティーンの歌を聞いたファントムは、
その清らかな歌声に、
ただ一人彼に深い愛情を寄せた亡き母を思い起こし、
彼女の歌の指導を始める。
ビストロで行われたコンテストで、
クリスティーンはまるで神が舞い降りたかの如く歌った。
クリスティーンの歌声を聞いたカルロッタは、
彼女に「フェアリー・クィーン」のタイターニア役をするよう進言する。
フィリップはクリスティーンに成功を祝福すると共に、恋心を告白する。
ファントムは幸せそうな二人の姿を絶望的な思いで見送るのだった。

「フェアリー・クィーン」初日の楽屋。
カルロッタはクリスティーンに酒盃を差し出した。
これはクリスティーンを潰すための罠だったのである。
毒酒と知らずに飲んだクリスティーンの歌声は、ひどいありさまだった。
客席からは野次が飛び、舞台は騒然となる。
怒ったファントムは、クリスティーンを自分の棲家に連れて行く。
それはクリスティーンへの愛情の表現にほかならなかった。
しかしそれが、やがて彼を悲劇の結末へと向かわせることとなる……




2007-2008年に上演されたのを観て
とても好きな作品だと思いました。
再演あればぜひまた観たいな、と思っていたので
今回も観に行けて良かったです。
大沢さんはこれでミュージカル最後らしいし(^_^;

前回版の記憶がおぼろげで、あやしいのですが、、、
演出、かなり変わっていた気がします。
あれ?こんな場面あったっけ?てトコがたくさんありました。

二幕の途中とかちょっと睡魔との闘いもありましたが(^_^;
最後はもうぽろぽろ泣いてしまいました。
やっぱ悲しいよこの話。。
でも好きw
大沢さんと篠井さんの親子シーンはホント泣けました。
いっそのこと、ミュージカルやめてストレートプレイで観たい
と思ってしまいます(^_^;
もちろんオペラシーンは歌わないとと思うんですけど。
もしそんな公演があれば観てみたいですw


大沢たかおさん。エリック(ファントム)
前回の仮面は顔上半分を隠すような形で
せっかくの大沢さんの顔が見えずに残念でしたが
今回は縦に反面(右半分を隠す)だったので
良かったと思います。
(
席が遠くてよく見えなかったけど(^_^;)
歌も、前回よりは声もよく出てて頑張ってたと思います。
ただ、歌い方がちょっと気持ちわ、、好みでなくて(^_^;
なんかちょっとねちっこい感じだったので
もうちょっとストレートに歌って欲しかったかな
とは思います。
演技は言うこと無いというか
とても人間的なファントムでした。
子供っぽい感じもあり、
「オペラ座の怪人」のファントム像とは全く違いました。
でも私はこっちの方が断然好きです。
クリスティーンに素顔を見せて逃げられたときの
絶望の叫びとか、胸がギュってなりました。

カーテンコールではとても晴れやかな表情をされてて
千秋楽でも無いのに挨拶してくれて
それが作った感じでなく、照れ照れって感じで
とても好感持てました。
他のキャストの皆さんとの仲も良さそうで
なんか楽しくなるカーテンコールで良かったです

杏さん。クリスティーン・ダエー
とても可愛らしかったです。
顔ちっちゃくて手足長くて綺麗でした。
なんか素朴な感じで、元気が良くて
こちらも今までのクリスティーンのイメージと違ってたけど
私は好感持てて「いいな」と思いました。
歌は、正直もうちょっと、、、、てな感じで
「歌がとても上手い」という役じゃなかったら・・・
とは思ってしまいましたが(^_^;
声が好きな感じで良かったです。

樹里咲穂さん。カルロッタ
歌も演技もとても良かったです。
上手いなーと思いました。
カルロッタって、とても嫌な女なのだけど、
ショレーとラブラブなとことか()チャーミングでした。

篠井英介さん。ゲラール・キャリエール
感情を抑えた演技が良かったです。
歌も少ないけど素敵でした。
とても姿勢が良いのが印象的でした。
エリックとのシーンはホント良かったです。。
あんまり出番が無かったのは残念です。

海宝直人さん。シャンドン伯爵
全然知らない方なのですが、ミュージカル多い方なのでしょうか
歌がとても上手かったというかミュージカル的でした。
フィリップは、この物語の中では影が薄い感じなのだけど(^_^;

中村まことさん。ルドゥ警部
前回は、まことさんが出るから観に行ったようなものでしたが()
今回、12月は猫のホテルの本公演があるし、
きっとまことさんは出ないんだろう、と思い込んでいて
キャストもメインの4人くらい以外はまったく見てなかったので
出てこられてめちゃめちゃビックリしましたっっ
遠くてよく見えてなかったので(声と動きで分かったけど)
間の5分休憩でソッコー検索して確かめました()
歌は殆ど無くて残念でしたが
まことさんらしい感じで笑いもとってて素敵でした。
カーテンコールでも大沢さんに挨拶するよう促したり
楽しそうで良かったです。

余談ですが・・・
11
30日に下のドラマシティで演っていた「タンゴ」を観に行ったとき
近くの席にまことさんそっくりの人がいて
けど、東京で猫ホテの稽古中だろうと思ってたから
きっとそっくりな別人だろう、て思ってたんですけど
もしかしたらご本人だったのかもしれません(^_^;
たぶんご本人ですよねw

石橋祐さん。アラン・ショレー
カルロッタのことを本当に愛していた
ていうことが分かってとても切なかったです。
ここも、「オペラ座の怪人」より好きなところです。

永島克さん。ジャン・クロード
この方、前回もご出演だったみたいですがあまり記憶に無いのですが、、、
今回、とても好きな感じでした。
とても自然な感じで台詞を言われるんですよね。
それがなんか好きでした


基本的にミュージカル苦手であんまり観ていないのだけど
この作品は好きです。

パンフレットが2500円もして買えなかったけど(^_^;
やっぱ演出変わってたと思うし
スズカツさん何か書いてたりしたのなら
読んでみたかったな、と思います。

そしてぜひ今度はストレートプレイでw()