過疎化が進む小さな島。
港の近くに建つ「ハイツ結城」。
二十年程前、
今は亡くなっている結城という男性が建てたアパートだ。
小さな共同体の中で普通に暮らせてこそ、
自分達は受け入れられたことになる─。
元々ゲイだった結城はそんな信念を持っていた。
現在は娘の小百合(田中)が管理人となって
父の意志を受け継いでいる。
今の住人は・・・
結城の受け売りで哲学を説く笹川(今井)をはじめ、
ひそかに女装を楽しむ源田(犬飼)、真田(奥村)、
一番若い久野 (川原)の4人が住んでいる。
閉鎖的な地域社会で孤立するこのアパートを訪れるのは、
笹川と敬遠の仲である吉村(片桐)と、
飲料販売店の毛利(千葉)だけ。
村の青年、坂口剛(根本)が
住民の意見をまとめて小百合のところに持って来る。
他の住民からは彼らを立ち退かせるよう迫られていた。
それでもアパートの中は楽しく平穏な時間が過ぎていた・・・
そう、ある住人が衝撃的な告白するまでは。
一つの恋愛事件をきっかけに、
彼らの中で何かが変わり始めた・・・。
土田英生さんの過去作品を
掘り起こしていこうという企画?第一弾。
土田さんの作品を何作か見て
実はあんまり好きじゃないかも、、、
と思い始めていて・・・
でもそれ気づいたときはもうこの作品のチケットも取っていて
あーどんなかなー
と思っていました(^_^;
でも、結論から言って、今回の作品は
とても面白かったです♪
いっぱい笑って、でもたっぷり切なくて
きゅんっと来ちゃう作品でしたw
田中美里さん。
ゲイばかりのアパートの唯一女性な管理人。
天然であっけらかんとしているように見えるけど
色んなことを抱えたりもしている。
可愛らしくて最後切ない役でした。
今井朋彦さん。
今井さんを初めて見たのはたしか
三谷幸喜さんの「HR」だと思うのですが
その後舞台「エレファントマン」で観て
凄い方だなって思ってたら
いきなりちょんまげ殿になって踊っててびっくりしました(^_^;
今回久々に舞台での今井さんを拝見しましたが
背筋がピッとしててカッコよかったです♪
おねぇ言葉でも(笑)
犬飼若博さん。
小林賢太郎さんのKKPで知った方です。
声が素敵なのですが
今回、開演前の注意事項アナウンスもされていて
やっはええ声だなぁと思いました。
女装趣味のある役だったのですけど
女装してる姿、想像できませんでした(^_^;
奥村泰彦さん。
MONOの方ですよね。
今回、舞台美術もとても素敵だなと
会場入ってすぐ思ったのですが
この方が美術も担当されているとパンフで知って
ビックリしました。
劇団だから色々されるのかもですけど
才能のある方は凄いですね。
根本大介さん。
この方も演出助手との掛け持ちだったみたいで。
あんまり出てこない役だったけど
結構好きだなって思いました。
川原一馬さん。
イケメン担当(笑)
最初、この方だけ浮いてるかなってちょっと思ったのですが(^_^;
見てる間に慣れましたw
まさかの毛利さん好きにはビックリでした(笑)
千葉雅子さん。
もう何度も言ってますが(^_^;
千葉さん、大好きですっっ(笑)
今回もとてもとても可愛らしい役でした♪
役ではとってもにぎやかなのに
カーテンコールではとても控えめに
恥ずかしそうにされてるのがまたw
今年はホントたくさん出演作観られて嬉しいです。
あとは猫ホテが観られたらなぁ。。
片桐仁さん。
めちゃカッコよかったです!
黒のタンクトップとか着てたりするんですけど
結構カラダ締まってて
何々?て感じ(笑)
髪の毛もキュって小さくまとめてたし
とってもスリムに見えました。
役も、今井さんの役の対極って感じなのだけど
私は片桐さんの役の方が好きでした。
役者さんの片桐さんはカッコいいんだよなぁ~(^_^;
「初恋」というのが
最初は久野の初恋のことだと思って見てるんだけど
最後は小百合のことにも掛けてあって
それはどうしても叶わないもので・・・
小百合の両親の話とか
もう全体的に切なかったです。
でもけして悲しくないのが良かったなと思います。
カーテンコールでは千秋楽ということで
土田さんも舞台に上がられました。
今井さんが綺麗にまとめた後だったので(笑)
あんまり話したくないって感じでしたが
プロデュース公演には珍しいぐらい仲が良くて(笑)
というとおり、ほんわかした空気が流れていて
とても良かったです。
片桐さんが結構喋っていて
土田さんに突っ込んだりしていたのを
あとで戻るとき謝ってて
それを土田さんが大丈夫大丈夫って感じでされてるのが
これまた微笑ましかったですvv
苦手かもと思っていた土田作品
さて、今後も観に行くか迷います(笑)
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