『車椅子の結婚式』

原案/京谷和幸
作・演出/武藤数顕
出演/町本絵里 多賀名将也
   加藤聡志 齋藤慶子 中山大輔
   上村響子 小池久美子 三宅一生
   高本愛子 山崎未来 藤澤愛
   大田翔子 ほか

2010101()19:00開演
福山/広島県民文化センターふくやま

Jリーグで活躍する京谷和幸(多賀名)は、
婚約者三木陽子(町本)との結婚式の衣装合わせ当日、
交通事故に遭う。
病院に駆けつけた陽子を待っていたのは、医師(中山)からの
「今後は車椅子生活になるかもしれません」という残酷な一言。
献身的に看病をする陽子に対し、
和幸の姉(高本)
「良かったわね結婚前で、とにかくこの結婚はなしよ」と言い捨てる。
悲しみに沈む陽子に追い討ちをかけるように、
「お前知ってたんだろ!俺がもうサッカー出来ないことを!」
自暴自棄になった和幸の叫びが病室を包み込む。
和幸を支えようとする陽子、
夢を失い陽子の愛に応えることの出来ない和幸。
二人の葛藤が続く中、和幸の前に
車椅子バスケットチームのコーチ近藤(加藤)が現れる。
近藤の誘いに、和幸はパラリンピックを目指すことを決意する。
二人でパラリンピック出場という夢へ向かい、日夜練習に励む。
そして、障害者車椅子バスケット全国大会決勝戦、
和幸は相手チームの選手に弾き飛ばされ宙を舞う。
固唾を呑む陽子、床に叩きつけられる和幸。
陽子の叫びが体育館に響き渡る・・・。




チケットをもらったので観に行ってきました。
地元出身の人が主演を演っていました。
モデルや女優や歌手?もされてる方らしくて
しゅっとしてて綺麗な人だったです。

キャパ500人程度のホールでしたが
やはり招待客?ぽい感じのおじさんおばさんが多かったです(^_^;
演劇部の学生とか来たらいいのにって思ったんですが・・・
土曜日の公演もあったのでそっちに行ったのかも。

実話が元になっているということで
お涙頂戴系の「感動モノ」だったら嫌だなぁと思いつつ(^_^;
それでも泣いちゃったらどうしよう()
とか思っていたのですが、、、w

最初、始まってすぐは、正直
「アイタタタタタ」て思っちゃったんですよ(^_^;
ちょっとレベルが・・・
で、一番前の席とか行っちゃってたんで
やばいなぁと思ったんですが(^_^;
見てるうちにわりと感情移入してました()

車椅子での日常生活の厳しさとか
世間の目とか
綺麗ごとじゃない実話だからこその描写があったり
ぐっとくる台詞もありました。
演技もまぁ、まぁ、、、ねて感じで(えらそう)

ただ、やっぱ演出は大事だな、と思いました。
今回、ほぼ素舞台で
ベッドとかバスケットゴールとかだけ本物を使っているのだけど
場面転換がいちいち暗転で
かなり頻繁に暗転するので、集中力が途切れるし
モノローグで繋いでたり
ちょっと流れが悪い感じがしました。
間が持たないというか。。

舞台上で本当に車椅子でバスケをやるのは凄いと思いました。
今回本当に選手の方も出演されていたようですが
主演の方とかは本当に足とか固定したりしてたみたいで
大変だなぁと思いました。
最後、ゴールが決まって大団円って感じのシーンで
なかなか決まらなくて何度もやり直したりしたのですが
それが決まらないと終わらないし
会場中に「がんばれっ」て空気が流れて
会場全体がひとつになれた、て気がしました()

最後、結婚式のシーンは
もうちょっと盛り上げても良かったと思います。
タイトルも「車椅子の結婚式」なんだし
そこもちょっと残念でした。

あとちょっと長かったですね(^_^;


はっきり言って前売り3000円、当日3500円は高いと思うけど(^_^;
普通なら絶対観ないようなお芝居が観られたのは良かったです。
普段観ているモノがどれだけクオリティ高いものなのか
あらためて分かったし()

今回の話は要潤さん&島谷ひとみさん主演で映画にもなってるらしく
そっちも観てみたいなと思いました。

モデルになった方は、本当に挫けず努力されてて
凄いなと思いました。