Piper NUMBER8
THE LEFT STUFF

作・演出/後藤ひろひと
出演/川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉
   竹下宏太郎 腹筋善之介 (Piper)
   相武紗季 岡田義徳 川田広樹

201051日(土)17:00開演
大阪/シアター・ドラマシティ

海底に埋没する莫大な次世代エネルギー
「メタンハイドレード」を調査すべく結成された
NEONext Energy Observation)」
その研究施設には「海の家」と呼ばれる設備があり、
その部屋は「海底調査員選考」のために使用される。
そこに送り込まれる候補生、男性6名、女性1名。
それぞれが優秀な地質学者やロボット工学者など。
そんな彼らを詰め込み「海の家」が施錠された。
期間は7日間。
観客は、海底調査員として最もふさわしい資質をもつ者
THE RIGHT STUFF」を見極めるべく
様々な指令を与えて彼らを観察することになる。



1回目。

前回で1つシリーズが終わって
今回はまた全然違う、しかも観客参加型の作品
てことで、どんな作品になるんだろうと
めちゃめちゃ楽しみにしていました。
会場に入ると、スタッフの方々も白衣を羽織っていて
そこからもうワクワクできます。
ロビーには後藤大王のほぼ等身大()のパネルが置いてあり
自由に撮影できます。(もちろん並んで撮ってもOK
劇場内に入ると、ステージ上から長い行列ができています。
どうやらそこに置かれたボードに署名しているみたいでした。
私は結構ギリギリに入ったのでしませんでしたけど。

今回の席はまたまた1列目。
しかも通路寄りだったので、
いつ当てられるかとドキドキしてました()
実際は近過ぎて逆に目に入らない感じでしたが(^_^;

参加型、といっても、
観客が舞台に上がることは無く(1部ありw)
ただ、物語の分岐点で、「どっちを選んだらおもしろそうか」
というのを拍手や挙手などで決めるとか
舞台上で議論するためのキーワードを出す
などでした。
ちなみにこの時は「運動会と言えば何?」て問いで
「騎馬戦」「障害物競走」「大玉ころがし」でした()
誰か1人だけに別のものを与えるとか
誰か1人だけ舞台に残すとか
私が「この人がいい」と思った人にはなかなかならなくて
ちょっと残念でしたけど、それはそれで面白かったです。
わたし的には、ゲストの人のリアクションを見たい
と思ったのですけど
全体的にはPiperメンバー、特に山内僧正を見たい
て人が多かったみたいです()
まぁ分かりますけどね。
ラストのオチも、
大王とお客さんの1人がじゃんけんをして
どっちが勝つかで内容が変わる、というものでした。
あとで聞いたのですが、この日DVD撮影が入っていて
それは本来予定していないもので、
東京で両パターン撮るつもりが撮れなくて
急遽決まったものだったようです。
なので、なんとしても今日の昼か夜で
別パターンを出さないといけない、
というプレッシャーの中
しっかり昼公演では同じ結果となってしまい
この夜公演でまた同じものになると、
DVD
には大王がバンジージャンプをする映像が入る
ということになっていたそうです(^_^;
で、そんな大王めちゃめちゃプレッシャーの中
ついにもう一つの結果を出しました

というわけで、バンジーは無しになったようです。
そっちも見てみたかったですけどw()

宏太郎さん入ってから恒例になっている
ダンスもカッコ良かったです♪
ずっとばかばかしく笑わせといて
最後ビシっと決める、てトコがニクイです()
みなさんホント器用で芸達者で素敵でした♪

岡田義徳くん。
=資源エネルギー工学者・山口教授
大好きな役者さんなので、
Piper
出てくれて嬉しかったです♪
コメディーもシリアスもどっちも上手い!
この方も器用な方だなと思います。

相武紗季ちゃん。
=海洋地質学者・三島ゆう博士
今回初舞台、ということで、
失礼ながら
「またギリギリで降板しちゃったりするんじゃないか」
なんて心配をしてしまっていたのですが(^_^;
もうめちゃめちゃ良かったです。
アドリブ的なところでも堂々としてたし
すごく可愛かったです。
ホンッと疑ってごめんなさいって感じです(^_^;
もっと色々舞台出たらいいと思います。

竹下宏太郎さん。
=日本海漁師・濱浦栄吉
動きが綺麗なのはいつもながら
ト●レに行きたい演技がものすごく良かったです()
真に迫ってましたw

川田広樹さん(ガレッジセール)。
=ロボット工学者・イーサン小西博士
お笑いでない舞台は初めてとのことでしたが
こちらも全然上手かったです。
ダンスもカッコよかったし♪

腹筋善之介さん。
=海上自衛官・元木海曹長
Piper
ファンにはおなじみの「もじゃきくん」です()
もう前シリーズは終わったものとして見てたので
リンクがあって嬉しかったです♪
パワーマイムがほぼ無かったのは残念でした()

山内圭哉さん。
=NPO団体所属民間エコロジスト・三島ゆう
僧正らしい役でした()
もう鉄壁ですw

川下大洋さん。
=海洋生物学者・時岡教授
大洋さんも、らしい役でした。

後藤ひろひとさん。
"NEO"
海洋研究施設責任者
唯一お客さんとの接点のある役。
ご自分でも「思った以上に大変だった」
みたく書かれてましたけど
素人の反応に即座に対応しなくちゃいけないし
ホント大変だなぁと思います。
でもやっぱり「らしい」役でした。

まぁPiperメンバーはみんな「らしい」役ですね
いつかPiperメンバーだけの、
なんかいつもとはちょっと違う作品も
観てみたいなぁと思っちゃいます。
てか、昔はもっと色んな作品あったよなぁ
て思うんですよね。
本公演は似たような感じかもですけど
わたし的には「天才脚本家」や「ニコラスマクファーソン」
みたいな作品がまた観たいです。

Piper
といえばこんな感じ、
というのも安心して見られるし
楽しくていいけど
違うパターンも観てみたいなぁと思っちゃいます。

とはいえ本当に楽しい作品でした。
ラストはちょっとどんでん返しっぽい終わり方で
こーいうの好きって思いました。
そしてやっぱり仕掛けが上手いですね。
伏線の張り方とか。
あーさっきのはこの振りだったのかぁ
てのがいっぱいあって
凄いなぁと思います。
んで気づいたときの気持ちよさったら無いですね


ただ、作中みんながそれぞれのことを
「Aさん」「Bさん」とアルファベットで呼ぶのですが
(それも仕掛けになってたりするのですが)
それが全然覚えられなくて(特にCさんDさんが)
最後、「誰が一番ふさわしいと思いますか」
と聞かれて答える場面があって
当てられませんようにっっと一番思いました()
幸い当てられなくてホッとしました()

カーテンコールではこれも恒例のみなさんの歌♪
ここもスタンディングしたいトコです()

全公演、ひとつとして全く同じになることは無いわけで
次は広島でも観るのだけど
できるだけ色んなパターンが観たいなぁと思いました。






余談ですが
ロビーで吉本新喜劇の内場さんとすれ違いましたw
たぶん娘さんたちと来られてました♪
普段あんまりロビーとかで有名人に遭遇すること無いので
ちょっとテンション上がりました()