LIVE POTSUNEN 2010
SPOT

作・演出・出演/小林賢太郎

201037()14時開演
神戸/新神戸オリエンタル劇場

ラーメンズ・小林賢太郎氏による
ソロパフォーマンス公演の第4弾。


去年の本公演「TOWER」が終わってから
次はポツネンかなぁと楽しみにしていたので
決まったときは本当に嬉しかったです♪

ラーメンズといえば、
周りにあまり知ってる人もいないのに(^_^;
なぜかチケ取り争奪戦はかなり激しく
取れない人もたくさんいるということで、
かなりドキドキしながら申し込んだのですけど(チケはe+独占販売)
神戸と広島の2公演、取ることができました♪
今回は何故か広島が大千秋楽ということで
厳しいかと思ったのですけれど、取れてよかったです。
賢太郎さん、広島好きなのかな
TOWER
3日あって今回も3日あるし。
だったら嬉しいな♪


そしてまずは神戸公演。
まさかの1列目中央の席も当たって
もうかなり舞い上がっていました()
だって前回「Drop」は、やはり博多と神戸の2公演行って
どちらも最後列とかでしたから、、、
すごい進歩です♪

隣の席の女子もすごく興奮していて
携帯の電源を切るだけじゃなく電池まで抜いていて
かわいいなぁと思いました()

グッズ。
当初はあんまり買う気なかったのだけど
ペンライトを買ってくるよう頼まれたので
んじゃ自分のも・・・と思って購入。
4
つも買ったらちょい変な顔されました(^_^;
前回はDrop缶が個数制限あったけど
今回は今のトコ、どのグッズも制限付いてないようです。
でもこのペンライト、なかなか素敵です

あ、ペンライトといっても
ライブとかで振ったりするようなのではありません。
ペンの後が小さな懐中電灯のようになっていて
それを点すと明かりの中に・・・
というものwです。
あと、トランプも買いました。
まさかの2種類(赤と青)あって、、、
とりあえず青だけ買いました。
そいえばマジックの時って2種類ありますね。
今回、マジックとかでも有名なメーカー(?)
ちゃんと作ってもらったみたいです。


今回のステージにはあまりセットや小道具は無い感じ。
正面にスクリーン
あと上手に少し何か置いてあるっぽいくらいで
あとは真っ暗でした。

で、いよいよ開演。
暗闇に人影が!あぁドキドキ最高潮!()


SPOT

上手と下手に別れている内容で
ど、どっち見ればっっ
て感じでキョロキョロして疲れました(^_^;
ステージに近いゆえの贅沢な悩み()
最後、「スポット」と言って暗転。
タイトルバックに繋がる部分はやっぱカッコいいです

いつもは映像でしたが今回は無し。
スクリーンにフライヤーと同じように
LIVE POTSUNEN 2010」や
各公演場所・日程などが横文字で書かれているのですが
それに賢太郎さんがスポットライトを当てていって・・・
という感じ。
いつもの映像もカッコよくて好きだったので
それが無いのはちょっと残念。
でもこれも素敵♪


壺噺。
蛸壺の話から焼肉の話、
そして不思議な赤い壺の話へ。
落語的な要素もあり。
椅子に座られると本当に近い。。
ドキドキ←もういいって()
話がするすると変わっていくのも上手いなー
と思ってしまう。


アナグラムのあなぐら。
今まで「穴」だったのが何故「あなぐら」なのか
は後に判明することに・・・
今回は「猿も木から落ちる」とか
ことわざ的なものが多かったかな?
だんだん無理矢理度が上がってる気もするのですが、、、(^_^;
絵で笑わすといいますか。。
画面見つつも賢太郎さんの表情なども見たいし
ここもちょっと忙しかったです()
でも、自分で言って笑ってるのとか可愛かったりw
んでやっぱ手が綺麗だなーと思ってしまう。
手の甲のほくろとか見ちゃったり(^_^;


怪獣の医者。
SE
が凄い()
ちゃんと、動いてるのがわかるというか
こう、ちっちゃい生き物がたたたーって走っていくのが
音で追えるのが凄いな
と、あんまり関係無いところで感動したり(^_^;
物を置き忘れていたり、てきとーに呟いてみたり
ハプニングやアドリブかと思われる箇所もいくつか。
でもそうじゃなかったものもあるよう。
てか、前の公演で起ったハプニングなりを
次の公演から取り入れてネタにしてたりするみたいで
ソロ公演とはいえ柔軟さにまたまた感動。
ちょっとブラックな終わり方も良かったです。
笑ってた場内が「フッ」と途切れるという感じ。


シリーズ「ない」。
ありそでないもの色々を紙芝居風に。
ありそでない国とか
ありそでないひらがなとか
ありそでない慣用句とか
例をあげられないのが申し訳ない(^_^;
途中からまた落語風に。
このときの賢太郎さんの目が妙にキラキラしているのが
印象的でしたw


一坪の王国。
薄暗転のなか、
マスキングテープで一坪の正方形を作る賢太郎さん。
後の壁には同じ大きさの板が貼られている。
おなじみ、タングラムの壁。
王様は一坪の国を作った。
住民はひとり。
国鳥を決めたり国獣を決めたり。
王様はある東洋の小さな島国がお気に入り。
なので国旗もその国に似ているものにした。
お金も決めなきゃ
単位は「ポット」にした。
でも1ポットの価値は分からない。
そして王様は旅に出ることにした。


線上の手男。
大好きハンドマイム♪
ここでも賢太郎さんの手の美しさが際立ちます。
画面に現れる線で書かれた階段や道
海の中を進む指のしなやかな動き。
今回、手書きの絵をつなぎ合わせて
それを映像に映していっている感じで
紙のつなぎ目とか見えていてすごいなと思いました。
途中、黒い手がたくさん出てきたり
やっぱちょっとブラックな感じがして
ちょっと心配になったり、、、


閏人。
閏人はいつもひとりぼっち。
余り1の運命。。
ここで先の「アナグラムのあなぐら」が
「そおいうことだったのか」と思うのですけど
このお話が本当に切なくて切なくて・・・
最後は涙でかなりうるうるしてました。


一坪の王国、ふたたび。
閏人で「しゅん」となってるトコロに王様再登場♪
明るい王様に救われる。
各地を旅していろんなものを持って帰ってきた王様
持って帰ってきた物を
一坪の王国に並べ始める王様。
それを全て並べたとき
起る奇跡。


この最後のネタ
途中でオチには気づいていて
「こうなるんだろうな」と思ってみているのですけど
それでも最後、それがバシッと決まったときは
もう鳥肌ゾワゾワっとして
やっぱり泣きそうになってしまいました()
もう本当に巧い。
なんなんですかね、あの巧さ()
カッコ良すぎです。

小宮山さんに会えなかったのは残念でしたが
たっぷりしっかり感動させてもらいました♪


カーテンコールは3回、だったかな
笑顔がこれまた素敵でした


今回、4作目ということで、
今までと変わったものになってるかなー
と思ったのですが
むしろ最初の「Potsunen」に戻った感じですね。
とても切なくて淋しい感じ。
前回の「Drop」がわりと明るい感じだったので忘れてましたが
もともと「ぽつねん」てこうだったな
て思い出しました。
「○maru」とかも淋しかったもんなぁ。。
ブラックなネタもなんとなく意外な感じもしたけど
ラーメンズのネタもわりとブラックなの多いですもんね。

それにしても
本当に大変な公演だと思います。
段取りもものすごく多いし
台詞ももちろんいっぱいだし

ただただ尊敬。
です。

公演中もどんどん進化しているので
次、広島での大千秋楽が本当に楽しみです♪